1943年にイスチグアラスト層で発見されたキノドン類。ほ乳類の祖先で、全長は約2.4m。

石炭紀後期(約3億1810万年前~2億9900万年前の間)に出現したいわゆるほ乳類型は虫類(単弓類)の一種。

単弓類は盤竜類と獣弓類の2種類に分類される。現生のほ乳類により近いのはこのうち獣弓類で、その一群がキノドン類である。三畳紀後期にこのキノドン類の中からほ乳類が誕生した。

三畳紀後期、エクサエレトドンの仲間たちは、南半球を中心に広がった南米やアフリカを含む超大陸のゴンドワナ全域に広がり、繁栄を遂げていた。

化石などの解析から、恒温性動物で全身に毛を生やし、子どもは親の世話を必要としていた。ほ乳類に分岐する以前の段階で、すでに私たちほ乳類と共通した特徴を獲得していたのである。
エグサエレトドン

©Kayomi Tukimoto



恐竜パンテオン特集 地球最古の恐竜展 DAWN OF THE DINOSAURS  ~天空の恐竜ミュージアム~
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世界遺産 イスチグアラスト自然公園

【エグサエレトドン】 Exaretodon frenguelli