(科学的想像)
恐竜の事を知ると、まだわからないことが非常に多い。わからないことだらけ
で、それがまた楽しい。僕が恐竜の何が好きかと言ったら、一番最初、格好い
いということですよね。好きな人間から言ったら、かっこいいに行くっきゃないで
すよね。
このSUEなんか、この頭の形がかっこいい。あまり言うと馬鹿みたいなのでやめ
ますけど、理屈抜きのかっこよさがあります。それと同時に大きな理由は、想像
力を掻き立ててくれることですね。このSUEなどにしても骨しか解っていないわけ
ですよね。
骨以外の肉がどう付いていたのか、皮膚がどんな感じであったか、鱗の形はヘビ
みたいだったのかトカゲみたいだったのか、全然違う形だったか、もしかしたら羽
毛が生えていたのかもしれないという、といったこと。そして色はどうだったのか。
色はもちろん「トリビアの泉」でやっていましたが、恐竜の色は本当に想像でしか
出ていないのですが、僕には想像は本当に楽しくて恐竜にはまっちゃったという
のが正直なところなんです。想像するといっても一つのルールがあると楽しいで
すね。
それはどういうことかというと、科学的かどうかということです。例えばT-REXに
角があると妄想するのは勝手ですが、安易に角を想像することはできます。た
だ、科学的な可能性は低くなる。なぜ低くなるかというと、恐竜はワニと鳥の間
にある動物と言えるが、ワニに長い角を持ったものはいないし、鳥にもいない。
そうするとそんなに長い角はなかっただろう。もちろん、トリケラトプスのように
角のあとが残っている恐竜もいるが。T-REXに角がある確率は低かっただろう
という中で想像を膨らませていくのがいいですね。
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