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大恐竜展開催記念  ファミリー講演会「やさしい恐竜教室」開催

講演中の冨田先生
 3月15日、国立科学博物館日本館講堂で開催されました。  申込倍率7倍の人気です。親子連れが目立ちました。  第一部は、冨田幸光先生「南半球の恐竜たち」  第二部は、伊藤恵夫先生「骨から見る恐竜の姿と動き」  それぞれ約40分の講演です。  冨田先生の講演は、パンゲア超大陸が、北のローラシア、南のゴンドワナ両大陸に分裂し、さらにゴンドワナ大陸が南米、アフリカ、オーストラリアなどに分裂していった過程を、ペルム紀から白亜紀末まで、年代順に動画で説明しました。


さらに、大恐竜展で展示している主な恐竜について、年代順に丁寧に説明していきました。すでに展示を見た方にも、これから見る方にも  十分参考になる内容でした。


伊藤恵夫先生の講演。まず、紙で 切り抜いた骨の一部の形を示し、会場の人たちに、どの部分の骨か考えさせました。子どもたちの答えが飛び交います。正解はマプサウルスの背骨の一部でした。
さらに、いろいろなトピックを交えて 興味をひきつけていきます。
写真は、マプサウルスの眼や耳がどこにあるかという質問(冨田先生の内容とかぶりましたが…)


さらに、胴体や尾、首、頭などの バランスから、ダチョウ型恐竜をベースに、ティランノサウルスではどう各部の大きさや長さが変化したか、また、鳥類ではこれがどう変化したか、小学生にもわかりやすい説明をしました。
本来、大学生向けの内容を小学生にも解るようにしたものだそうです。子どもの心をグッとつかむ講演でした。