北米大陸への人類移住は1万4300年前、大便化石調査で判明 4.07.08
AFPBB
オレゴンの砂漠地帯にある古代の洞穴から発見された人間の大便の化石から
採取したDNAを放射性炭素による年代測定法で調べたところ、約1万4340年前と
判明。北米大陸への移住がこれまで考えられていたより1000年以上前に行われ
ていたことが明らかになりました。
オレゴン大ニュース コペンハーゲン大ニュース
M. Thomas et al.
DNA from Pre-Clovis Human Coprolites in Oregon, North America
Science Express Published online April 3 2008; 10.1126/science.1154116
アブストラクト
ヨーロッパ最古の人類 3.27.08
読売 BBC ナショナルジオグラフィック
スペイン、アタプエルカのシマ・デル・エレファンテ遺跡のTE9層(約120~110万年前)で
石器、加工の跡のある動物化石と共に人類の下顎化石が発見されました。
これまでヨーロッパ最古に人類の年代について、はっきりしなかったのですが、従来考え
られていたより早くヨーロッパに到達したようです。
Eudald Carbonellほか
The first hominin of Europe
ネイチャー3月27日号Nature 452, 465-469 (27 March 2008) | doi:10.1038/nature06815
太平洋パラオ諸島でまた「ホビット」を発見 3.12.08
AFPBB ナショナルジオグラフィック Witwatersrand大ニュース ネイチャーニュース
ナショナルジオグラフィック日本版
インドネシアのフロレス諸島で発見されたホモ・フロレシエンシスについては、今だ議論が絶
えません。今回パラオ諸島で発見された、身長1mあまりの人類化石は、これに特徴が似てい
るそうです。900から2900年前というと、ごく最近ですね。
Berger LR, Churchill SE, De Klerk B, Quinn RL (2008)
Small-Bodied Humans from Palau, Micronesia.ダウンロードできます。
PLoS ONE 3(3): e1780. doi:10.1371/journal.pone.0001780
ネアンデルタール人がその生涯で移動を行った直接証拠 2.17.08
マックスプランク協会
ギリシャ南部Lakonisにある海岸石灰岩洞穴で発見された第3臼歯が、初の証拠となりまし
た。親知らずともいうこの歯、7から9歳の間に形成されるそうですが、ストロンチウム同位体
による分析により、形成された間に火山性基盤の地域にいたことがわかりました。
ネアンデルタール人が移動をしたか、狭い地域で生活したか議論があるそうです。この発見
により、少なくとも20km以上移動したことが明らかになったそうです。
中国で10万年前のヒトの頭骨を発見 1.24.08
AFPRB 中国国家文物局ニュース 河南文物網ニュース
中国国家文物局と河南文物局が22日北京で発表したところによると、河南省許昌灵井遺
跡から約8万から10万年前のヒトの頭骨が発見されたそうです。許昌人と名づけられました。
260㎡の遺跡から、旧石器や骨器、動物化石など約3万点も発見されています。
古人類化石が発見 中国人祖先は三峡地区に誕生 11.15.07
北京週報
人類化石の発見目指す/南城市の洞穴 11.09.07
沖縄タイムス
新たな人類化石の発見を目指す研究者らの発掘調査が南城市の「ハナンダー洞窟」で行わ
れているそうです。
「ホビットはヒトの新種」説を裏付ける新たな証拠、手首構造の分析で 9.25.07
AFPBB News
「ホビット」の手首の構造が極めて原始的で、現代のサルか原始人類に似ていることが判明
グルジア原人:チンパンジーと現代人の特徴 177万年前 9.20.07
毎日新聞 ネイチャーニュース チューリッヒ大ニュース(独語)
ドマニシで発見された原人の体幹、体肢化石から、原始的な特徴と派生形質が混在していることが
わかりました。原始形質としては、小さい体サイズ、低い大脳化指数、上腕骨のねじれがないことなど
がみられ、派生形質としては、現生人類に近い身体比率、長距離移動能力を示す下肢形態などがみ
られるそうです。
ネイチャー9月20日号
David Lordkipanidze et al. 2007
Postcranial evidence from early Homo from Dmanisi, Georgia
Nature 449, 305-310 (20 September 2007) | doi:10.1038/nature06134
参考:Dinosaurs & Fossils
人とゴリラ、分岐は1200万年前 人類進化史書き換え 8.23.07
朝日新聞 読売新聞 毎日新聞
ゲノムによる解析ではヒトとゴリラの祖先の分岐は800万から600万年前といいますが、
アファール地溝帯南端のチョローラ層の堆積物(1050から1000万年前)から産出した
Chororapithecus abyssinicus という大型類人猿の歯の形や特徴が現生のゴリラと同様
であることが判ったそうです。これがゴリラの祖先なら、これまでの説より分岐は少なくと
も200万年遡ることになるそうです。
ネイチャー8月23日号
Gen Suwa(諏訪元), Reiko T. Kono, Shigehiro Katoh, Berhane Asfaw & Yonas Beyene
A new species of great ape from the late Miocene epoch in Ethiopia
Nature 448, 921-924 (23
August 2007) | doi:10.1038/nature06113
参考:初期人類における種分化と同所性について11.03.00
「世界最古の人類の足跡」を発見 エジプト8.22.07
CNN.co.jp
エジプト西部のシーワ・オアシスで約200万年以上前の足跡だそうです。
ヒト進化の道変わる? ハビリス、人類祖先の兄弟分か 8.09.07
朝日新聞 ネイチャーニュース
ホモ・ハビリスとホモ・エレクトスは50万年間共存していたことが化石記録からわかったそう
です。両者は祖先・子孫の関係でなく、兄弟分の関係だったのかも。
F. Spoor, M. G. Leakey, P. N. Gathogo, F. H. Brown, S. C. Antón, I. McDougall,
C. Kiarie, F. K. Manthi & L. N. Leakey
Implications of new early Homo fossils from Ileret, east of Lake Turkana, Kenya
ネイチャー8月9日号 p688 doi:10.1038/nature05986
祖先集団のボトルネック効果が現生人類の表現型変異に及ぼした影響 7.19.07
ネイチャー7月19日号 doi:10.1038/nature05951
Andrea Manica, William Amos, François Balloux & Tsunehiko Hanihara
The effect of ancient population bottlenecks on human phenotypic variation
膨大な遺伝子データにより進展可能となった解剖学的新人の古代人口の統計解析を
参考にして、頭蓋骨計測値の大規模データベースが新たに分析され、アフリカ単一起
源が疑う余地なく裏付けられたそうです。
省エネだから2足歩行? 米研究者ら酸素消費量調べ推論 7.18.07
朝日新聞 CNN.co.jp アリゾナ大ニュース
ヒトの2足歩行の酸素摂取量はチンパンジーの1/4程度という結果がでたそうです。
Michael D. Sockol, David A. Raichlen, and Herman Pontzer
Chimpanzee locomotor energetics and the origin of human bipedalism
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.0703267104
エチオピア、アファール地方でアウストラロピテクスのギャップを埋める顎化石
7.18.07 MSNBC ナショナルジオグラフィック
カーネギー自然史博物館ニュースリリース 同写真
アファール地方のWoranso-Milleというところで発掘をしていたカーネギー自然史博
物館のチームは、アウストラロピテクスの2つの年代の離れた種、Australopithecus
anamensis (4.2 - 3.9百万年前) と Australopithecus afarensis (3 - 3.6 百万年前)
のギャップを埋める顎化石(3.5-3.8百万年前)を発見したそうです。
スペインで120万年前の人類の歯発見 6.30.07
ヤフーニュース(AFP)
西ヨーロッパ最古だそうです。
中国人の祖先、アフリカからのみではない 科学院
人民日報日文版
フジサンケイビジネス
成長パターンが同じ最古の化石=16万年前の人類、現代の子と-国際チーム
3.13.07
時事ドットコム
インドネシア・フロレス島の"ホビット"の洞穴、再発掘へ 1.26.07
BBC
フロレス島で発掘された"フロレス原人"が本当に新種なのか、まだ論争は続いています。インド
ネシア当局は、2005年以来、洞穴の発掘を許可してきませんでした。しかし、当初の発掘メンバー
の一人、Richard Roberts によると、発掘の政治的ハードルは取り除かれたようです。
Little Foot の年代は100万年若かった 12.09.06
日本人の起源探る/南城の洞穴 国・県調査 「港川人」超す発見期待 11.21.06
沖縄タイムス
通称「ハナンダー洞穴」の調査でリュウキュウジカなどの化石が数百点出ているそうです。
「旧人」ゲノム解析へ、化石人骨でDNA解析に成功 11.16.06
読売新聞 毎日新聞 朝日新聞
ネイチャーNeanderthal DNA
旧人と新人ハーフ?の化石 米などのチーム ルーマニアで発見35000年前の人骨 10.31.06
西日本新聞 BBC ライブサイエンス ナショナルジオグラフィック
'ホビット'は新種人類ではなかった 10.11.06
ユーレカラート
フロレス島から発見された化石を比較すると新種人類ではなかったようです。
有力情報は「皇居の地下室」? 北京原人化石の行方やいかに 9.28.06
産経新聞
人民日報 「『皇居の地下室』は産経新聞の報道を根拠に」としています。
アファール猿人、最古の子どもの化石、エチオピアで発見 9.21.06
Australopithecus afarensis の3歳の女児です。エチオピア約330万年前の地層から。直立歩行
できる特徴ともつと同時に木登りも得意だったようです。
毎日新聞 読売新聞 朝日新聞
ネイチャー Hominid evolution and development ネイチャーニュース
Geological and palaeontological context of a Pliocene juvenile hominin
at Dikika, Ethiopia
Jonathan G. Wynn, Zeresenay Alemseged, René Bobe, Denis Geraads, Denné Reed and Diana C. Roman
doi:10.1038/nature05048
ニューサイエンティスト ナショナルジオグラフィック
ネアンデルタール人、、“現代人”と長く共存…遺跡発見 9.14.06
読売新聞
約3万年前までに地上から姿を消したと考えられていたネアンデルタール人が2万8000~2万
4000年前まで生存していたことを示す生活跡が、イベリア半島で発見されたそうです。
ネイチャーニュース
インドネシアの身長1mの化石 「ヒトの新種」に異論 8.24.06
朝日新聞 ネイチャーニュース ペンシルバニア州立大ニュース
インドネシア、フローレス島で発見された ホモ・フロレシエンシスは、新種ではなく 病気で大きくなれな
かった現代人(ホモ・サピエンス) とする論文がPNASに出ます。議論に決着がつくのは、まだ先かもしれ
ません。
PNAS Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
10.1073/pnas.0605563103 オープンアクセスです。
Pygmoid Australomelanesian Homo sapiens skeletal remains from Liang Bua,
Flores: Population affinities
and pathological abnormalities
T. Jacob, E. Indriati, R. P. Soejono, K. Hsü, D. W. Frayer, R. B. Eckhardt, A. J. Kuperavage, A. Thorne, and M. Henneberg
ネアンデルタール人のゲノム解読へ 7.22.06
CNN.co.jp 毎日新聞
米の454ライフサイエンス社と独のマックス・プランク研究所が共同で。人類の脳の進化などをめぐる
なぞを解く上で、大きな成果が期待されるとのことです。
CNN ネイチャーニュース
ヒトの祖先とチンパンジー、交雑の可能性 5.18.06
ネイチャーAdvance online publication
Genetic evidence for complex speciation of humans and chimpanzees
Nick Patterson, Daniel J. Richter, Sante Gnerre, Eric S. Lande and David
Reich
ヒトとチンパンジーのゲノム比較により、いったん分岐したあとも長期にわたり交雑し、最終
的に分岐したのは定説より100万年以上おそいことがわかったそうです。
MSNBC ネイチャーニュース ニューサイエンティスト
Broad Institute of Harvard and Massachusetts Institute of Technology
読売新聞
人類の進化、440万年前のラミダス猿人から道筋 4.13.06
朝日新聞
アウストラロピテクス属の中で最も古いアナメンシス猿人の化石を、エチオピア北部
ラミダス猿人と同地域で発見。
ネイチャー4月13日号掲載
Asa Issie, Aramis and the origin of Australopithecus
Tim D. White他 Nature 440, 883-889 (13
April 2006) | doi:10.1038/nature04629
カリフォルニア大バークレー校ニュース
カリフォルニア大バークレー校人類進化研究センタープレスリリース
エチオピアでホモ・エレクトスとホモ・サピエンスの間隙を埋める頭蓋発見 3.24.06
アジスアベバから約500km南東、Gawisという都市近郊で。20から50万年前のもの。
エチオピア研究者Sileshi Semaw(インディアナ大)
ヤフーニュース(ロイター) MSNBC ライブサイエンス ナショナルジオグラフィック
参考:Stone Age Institute
250万年前の猿人、死因はワシの襲撃?論争に決着か 1.16.06
13日付読売新聞
ディスカバリーチャンネル ライブサイエンス MSNBC CNN
American Journal of Physical Anthropology
ヨーロッパで最後のネアンデルタール人、年代遡る 1.08.06
ワシントン大セントルイス校ニュース
1998年から99年にクロアチアのVindija洞穴から発掘されたネアンデル
タール人骨は、当時の年代測定で28,000から29,000年前とされていまし
た。が、再測定で年代が32,000から33,000年前に遡りました。
このあたりの年代は、ネアンデルタール人とクロマニヨン人が同居してい
たかどうかを考える際に重要です。
PNAS1月5日付
消えた北京原人、やはり米軍施設に? 43年憲兵隊報告 1.02.06
朝日新聞
米に避難させるため、米軍施設に
2万年前の人類の足跡発掘、豪で化石457個 12.24.05
22日付日本経済新聞
三峡古人類化石、歴史を改変する可能性が 11.24.05
長江の三峡地区で初めて古人類の頭蓋骨の化石を発見したそうです。6万
~2、3万年前の頭蓋骨と実証されれば、東アジア人の進化史は改変される可
能性があるそうです。
人民日報日本語版 チャイナネット
人民日報
1000万年前の類人猿化石発見 ケニアで下あご部分 11.03.05
朝日新聞
北京原人の頭骨は皇居地下室に? 10.30.05
人民日報ほか
2001年に米で発行された「黄金武士」という本の紹介の体裁をとっています。中身は
日本が中国の財宝や貴重な図書や北京原人も含め持ち帰り、皇居の地下に収められ、
一部は米に渡って冷戦の資金になったという説。
それらしき本をアマゾンで探してみましたが、2003年にハードカバーで発行された、
Gold Worriorsという本が近い内容ですが、発行年が違います。
こういうニュースは他の社会情勢と考え合わせてみるほうがいいでしょう。
類人猿の共通祖先?ケニアで1千万年前の化石発見 10.29.05
1000万年前の大型類人猿化石だそうです。11月4日から横浜市開港記念館で開催
される、第59回日本人類学会大会で中務真人(なかつかさ・まさと)京大助教授(自然
人類学)が発表するそうです。
読売新聞
京都大学理学研究科 中務研究室
京都大学自然人類学研究室
Homo floresiensis の新標本 10.1105
豪、サウスウェールズ、ニューイングランド大のMichael Morwoodらは、フロレス原
人の新標本を発表したそうです。昨年記載された頭蓋(LB1)のの顎や肢骨などです。
この発見により、フロレス原人が現代人の矮小化したものではないことが明らかに
なったとしています。また、発掘サイトから切削痕のあるステゴドンの骨も発見され
これはフロレス原人がステゴドンを解体したことを示唆するとしています。
また、焦げた石は動物の骨もあり、彼らが火を点すことを知っていたことを示唆する
としています。
ニューサイエンティスト BBC ネイチャー
ネアンデルタール人と現生人類は欧州で共存と 英科学者ら 9.12.05
CNNco.jp
北京原人捜索プロジェクト7月開始 6.10.05
読売新聞
人民日報日本語版 新華社
「小型人類」今も生存 フロレス島の化石で研究者 4.29.05
ホモ・フロレシエンシス発掘地近くの村には体形が極めて小さい人ばかりが住
む村があり、化石は現代人ホモ・サピエンスだという見解が発表されています。
川北新報
最古のヒトはこんな顔? 700万年前の化石で復元 4.07.05
ネイチャー4月7日号Virtual cranial reconstruction of Sahelanthropus tchadensis
700万年前の猿人Sahelanthropus tchadensis 愛称トゥーマイ"Toumai"の 復元像
が発表されました。愛地球博グローバルハウスで7日から展示されるそうです。
ヒトの祖先である確信がいっそう強くなったとのこと。
朝日新聞 BBC
歯なしの原人化石発見、177万年前に介護の芽生え? 4.07.05
ネイチャー4月7日号The earliest toothless hominin skull
歯を失ったあとも数年生きていたそうです。
読売新聞
ネアンデルタール人の完全に関節した骨格復元 3.13.05
Neanderthal reconstructed G.J. Sawyer, Blaine Maley
The Anatomical Record Part B: The New Anatomist Vol. 283B, Issue 1 , pp. 23 - 31
ネアンデルタール人の骨格を今まで厳密に科学的に復元してはいなかったようです。
今回、G.J. Sawyerらの手により復元された骨格は、フランスで1909年に発見された、
Ferrassie 1という標本に基づき、欠けた部分は他の標本で補っています。
これで現代人と形態的な相違が明らかになります。
明らかになったことの一つに、胴体の形があります。これまで胴は樽型と示唆されてい
ましたが、肋骨の形から、ベル型であることがわかりました。また身長もこれまで考えら
れていたより少し低く、163.8cmということです。
ユーレカラート ナショナルジオグラフィック
最古の二足歩行猿人? 400万年前の化石 3.07.05
CNN日本 BBC MSNBC
小さい脳でも能力は高い? インドネシアで発見のヒト 3.04.05
サイエンスエクスプレス Dean Falk
朝日新聞 読売新聞 ライブドア ナショナルジオグラフィック
BBC ニューサイエンティスト ネイチャーニュース
Homo floresiensis
チンプとゴリラは300-400万年前にウィルス感染。だがヒトは?
チンパンジーとゴリラの祖先は300-400万年前にウイルス感染があり、
現在DNA上にレトロウイルスのとして存在しているそうです。しかしヒトと
オランウータンには無いそうです。これは何を意味しているのでしょう。
Lineage-Specific Expansions of Retroviral Insertions within the Genomes of African
Great Apes but Not Humans and Orangutans PLoS Biol 3(4): e110
論文ダウンロードできます。
現生人類化石、最古は19万5000年前? 2.17.05
ネイチャー2月17日号 Nature 433, 733
- 736 (17 February 2005); doi:10.1038/nature03258
Stratigraphic placement and age of modern humans from Kibish, Ethiopia
IAN MCDOUGALL, FRANCIS H. BROWN & JOHN G. FLEAGLE
1967年にエチオピアのオモ川付近で発見されたOmo I と Omo IIと
呼ばれる頭蓋が産出したキビシュ層の年代を40Ar/39Ar 法より、検討
した結果、現生人類の登場は19万5千年前まで遡るとしています。
ネイチャーニュース 読売新聞
インドネシアで身長1mの新種Homo属骨格 10.28.04
北京原人の化石 再び出土の可能性 10.20.04
北京原人遺跡 未発掘層を求めてボーリング調査 10.12.04
<猿人>600万年前に二足歩行 骨のCT分析で判明 9.03.04
Ardipithecus(ラミダス猿人)の亜種、独立した種に 3.05.04
2001年、エチオピアの中部アワシュ、から発見された520から580
万年前の化石は、発見されラミダス猿人の亜種
Ardipithecus ramidus
kadabba とされていました。今回、2002年にアワシュのAsa
Koma地域
3から発見された、約560万年から580万年前の小臼歯などの研究によ
り、、ラミダス属の新種Ardipithecuskadabba となりました。
サイエンス
朝日 読売 毎日
260万年前最古の石器と使用跡、エチオピアで発見 10.27.03
読売新聞 ヤフーニュース(読売)
Journal of Human Evolution
欧州最古の現代人化石、ルーマニアで発見 9.25.03
ヤフーニュース(読売)23日付
ネアンデルタール人とのつながりも
CNN MSNBC ワシントン大ニュース PNASアブストラクト
一夫一婦制は猿人から 7.15.03
Australopithecus afarensis(アファール猿人)の腕や脚などの化
石を詳細に分析したところ、従来思われていたよりはるかに性差
が小さいことが判明したそうです。
これにより、一夫一婦制に近い段階は猿人までさかのぼることに
なるそうです。
オハイオ州ケント州立大学のC. Owen Lovejoyらの研究。
Proceedings of the National Academy of Sciences に論文が
載るそうですが、まだ15日段階では出ていないようです。
ヤフーニュース
ケント州立大学ニュース1 ニュース2
北京、周口店近くの遺跡で2万5千年前の古人類化石発見
7.09.03
ヤフーニュース(共同) 人民日報日文版 人民日報
中国科学院 人民日報日文版7.16.03
ジャワ原人は絶滅種 2.28.03
朝日新聞
2化石は実は同一種、「最古のヒト」論争に幕 2.21.03
ヤフーニュース
MSNBC BBC
Sahelanthropus or 'Sahelpithecus'? 10.10.02
ネイチャー10月10日号掲載 Nature 419, 581
- 582 (2002);
MILFORD H. WOLPOFF,
BRIGITTE SENUT, MARTIN PICKFORD & JOHN HAWKS
Brunet et al. reply
7月11日付で紹介した、チャドで発見された600-700万年
前のヒト科新属新種について、疑問を投げかけるディベート
がブリーフコミュニケーションに掲載されています。
表題でわかるように、ヒトの系統なのかどうか、疑問もつ研
究者は、ゴリラやチンパンジーの系統でないかとしています。
ABC BBC NSNBC ネイチャーサイエンスアップデート
ネイチャーバイオニュース(日本語)
参考:Tomai The face of The Deep
ジャワ原人はかなり“石頭”だった!? 9.24.02
高精度のX線マイクロCTにより本物同様の精密なデジタル画像
に。解析した結果、ジャワ原人の頭骨は密度が高く、厚さが1cm。
ヤフーニュース
参考:国際人類民族学会議
ネアンデルタールから最初のネアンデルタール人化石 9.11.02
独デュッセルドルフ近くのネアンデルタール(タールはドイツ語で谷)
から、最初に発見されたネアンデルタール人化石の残片が発見され
たそうです。
1856年にネアンデル渓谷の洞穴で、最初のネアンデルタール人化石
が発見された時、大きい骨は保存されましたが、石切り場の労働者は、
小さい骨や断片を20mほど谷底に投げ捨てたそうです。
シカゴのロヨラ大の古生物学者、フレッド・スミスらは、歴史的な記録
から、どこに投げ捨てられたか計算し、発掘しました。そこを4mほど発
掘すると、最初のネアンデルタール人の大腿骨にあう断片や、未知の
2人ネアンデルタール人骨断片など75の断片を発見したそうです。女
性と12歳くらいの子供の骨なので、先のネアンデルタール人の家族
かもしれません。
石器、動物の骨も発見されたそうです。
DNA分析からはドイツのネアンデルタール人より、東ヨーロッパのネ
アンデルタール人に近いという結果がでたそうです。
ネイチャーサイエンスアップデート CNN
中国広西壮族自治区で80万年前の人類遺跡 9.11.02
広西、百色盆地田東件祥周鎮百渡村では700平方メートルの試掘
現場から、大量の石器が発見されています。1000点以上とのこと。
新華社(写真2枚) 人民日報日文版
失われたネアンデルタール幼児骨格、90年ぶり再発見 9.05.02
ネイチャー9月5日号掲載 Nature419, 33 - 34 (2002)
A lost Neanderthal neonate found BRUNO MAUREILLE
'Le Moustier 2'として知られる、生後1カ月のネアンデルタール幼児
骨格再発見が、ショートコミュニケーションで報告されています。
1914年、フランス南部のMoustierで発見。が、1921年の記載後行方
不明に。1996年にDordogneのLes Eyzies にある国立先史博物館の
コレクションから発見。これをMAUREILLE は'Le Moustier 2'であると報
告しています。
骨格は骨盤など一部が欠けているだけで、これまででもっとも完全な
ネアンデルタール幼児化石です。約4万年前のものだそうです。ネア
ンデルタール人の進化や骨学研究のために重要な標本とのこと。
ネイチャーサイエンスアップデート BBC ニューサイエンティスト
ABC サイエンティフィックアメリカン
ネイチャーバイオニュース(日本語)
猿人化石「ゴリラ」説に「明らかに人類祖先」と反論 仏教授7.13.02
ヤフーニュース(毎日)
アフリカ中部のチャドの中新世後期層で出土した新しいヒト科化石 7.11.02
A new hominid from the Upper Miocene of Chad, Central Africa
MICHEL BRUNETほか
ネイチャー7月11日号掲載 Nature 418, 145- 151(2002)
アフリカ東部の大地溝帯から2,500km離れたアフリカ中部のチャドで発見された、
6個のヒト科化石標本についての報告です。
その中にはほぼ完全な男性の頭骨のほか、下あごの破片2個と遊離した歯3本が
あるそうです。
これに伴う動物化石から、年代は600-700万年前とされています。これらの化石は、
原始的な特徴と派生的な新しい特徴とが他に見られない併存の仕方をしており、ヒ
ト科の新属新種となるそうです。
Sahelanthropus tchadensis gen. et sp. nov. と命名されています。属名はサハラ
以南を示すサヘルを意味し、種名は全ての標本がチャドで発見されたことを表してい
ます。
原始的な特徴と派生的な新しい特徴とが他に見られない併存の仕方をしており、ヒト
科の新属新種となります。
大地溝帯からの距離と、化石の年代の非常な古さからすると、ヒト科クレードの最古の
仲間はこれまで考えられていたよりも広く分布していたと考えられ、ヒト系統とチンパン
ジー系統の分岐は大方の分子解析研究で示された年代よりも古いことが示唆される
ということです。
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ネイチャーサイエンスアップデート
朝日新聞 ヤフーニュース(読売) 毎日新聞 毎日フォトジャーナル
BBC MSNBC
La Cooperation francaise au Tchad (仏語)
ヒト科化石が出土したチャドのToros-Menalla遺跡の中新世後期層の地質と古生物
Geology and palaeontology of the Upper Miocene Toros-Menalla hominid locality,
Chad
PATRICK VIGNAUDほか
ネイチャー7月11日号掲載 Nature 418, 152- 155(2002)
Sahelanthropus tchadensis が出土した地層の解析について。
魚類やワニ類、水陸両生哺乳類といった水生動物がかなり含まれ、加えて、拠水林や
サバンナで見られる霊長類やげっ歯類、ゾウ、ウマやウシといった動物類も含まれる。
こうした動物相は、生物年代学的に考えると、700万年から600万年前の間に相当する。
堆積学的証拠と合わせると、この動物相から、サヘラントロプス・チャデンシスは湖沼に
近いが砂漠からもそう遠くない環境で暮らしていたと示唆される。これはおそらく、アフリ
カ中部の北側が新第三紀に砂漠であったことを示す最古の記録である。
英でネアンデルタール人の食肉解体遺跡発見 6.26.02
BBCニュース ニューサイエンティスト
アフリカ多雨林でのチンパンジーの石器サイト発掘 5.27.02
サイエンス5月24日号掲載 Science 2002 296:pp.1452-1455.
Excavation of a Chimpanzee Stone Tool Site in the African Rainforest
Julio Mercader, Melissa Panger, and Christophe Boesch
チンパンジーにも地域により多様な文化があるそうです。シロアリ釣りをす
る地域もあれば、石で硬い実を割って食べる地域もあります。この研究では
コートジボアールのタイ森林で石を使ってナッツを割るチンパンジーのサイトを
考古学的に発掘しています。
特にPanda 100と呼ばれるサイトでは実を割るのに使った、石の破片4kg以上、
それに木の実の殻40kg以上がでてきたそうです。ここでは100年以上ナッツ
割りが継続されてきているのだそうです。
実際に発掘された石の破片は、250万年以前の人類の祖先が使ったとされる
オルドワン石器と大きさや形が似ているそうです。このことから、逆に、ヒトの
祖先の石器使用跡とされたものが、実は類人猿のナッツ割りの跡だったかも
しれないという、再検討の必要も示すそうです。
ヤフーニュース(読売) CNNニュース ナショナルジオグラフィックニュース
マックス・プランク協会リサーチニュース
ネアンデルタール人は道具を作るためににかわを使った 1.21.02
BBCニュースです。
南アフリカで77,000年前の幾何模様石器発見 1.14.02
これまで最古のものより2倍古いそうです。1999年と2000年にケープタ
ウン東方約300kmのブロンボス洞くつで見つかったものだそうです。
CNN ABC BBC サイエンスエクスプレス The Blombos Cave Project
ヤフーニュース(読売) 毎日フォトジャーナル
ネイチャーサイエンスアップデート
ホモ・エレクトゥス以前のヒト亜科と現生人類は歯の成長過程によって
区別される 12.06.01
ネイチャー12月6日号
Growth processes in teeth distinguish modern humans from Homo
erectus and earlier hominins
CHRISTOPHER DEAN, MEAVE G. LEAKEY, DONALD REID, FRIEDEMANN SCHRENK,
GARY T. SCHWARTZ, CHRISTOPHER STRINGER & ALAN WALKER
歯の成長過程を調べると、私たちの初期の祖先には青春時代は無かった
のかもしれません。
研究者たちは、歯のエナメル質の日ごとに成長するパターンを調査しました。
化石ヒト亜科標本としてAustralopithecus anamensis (420-390万年前)、
Homo habilis(230-180万年前)、H. erectus/H. ergaster (190-80万年前)、
ネアンデルタール人(30万-2万8千年前)、サルのProconsul(プロコンスル、
1千8百万年前) などからです。
Homo habilis の成長パターンはまだAustralopithecus に類似して早いもの
でした。またHomo habilis (ツルカナ・ボーイの歯も調査されました)の場合は、
その骨格構造はより現代のヒトに近いとされていましたが、歯のパターンは
Australopithecus に類似したものだそうです。
現代のヒトと同様な、遅いパターンになるのは、ネアンデルタール人からだそ
うです。
遅い歯の成長パターンは、引き伸ばされた成長期間を意味し、ヒトは複雑な
社会生活や文化を学習するために生長期間を延ばしてきたのだそうです。
ネイチャーサイエンスアップデート ネイチャーバイオニュース(日本語解説)
BBCニュース MSNBCニュース
ペンシルバニア州立大ニュース(エナメル質のパターン大きい写真あり)
多古人骨、古墳時代のものと判明 11.05.01
その発見については今年8月にお知らせしました。国内最古の旧石器時代
の人骨の可能性があるとされていたのですが、放射性炭素による年代測定
では約1,600年前の古墳時代のものと判明したそうです。
ヤフーニュース(毎日)
タイで初めての原人化石発見 10.31.01
タイのマヒドン大などの研究グループは30日、2年前にタイ北部ランパ
ン県で発掘した頭がい骨化石が約50万-100万年前の原人ものと発表
しました。
発掘した化石の部位は右眼窩上の骨(縦6cm、横8cm)。ジャワ原人や
北京原人の特徴と類似しているそうです。
同グループのワッタナ研究員によると「原人がアフリカからアジアに広が
るルート上で、タイはインドから中国、インドネシアへの分岐点だった」と
のこと。
ヤフーニュース(読売) 東京新聞
20万年前の顎の骨から 10.14.01
9月にお知らせしたニュースと同じですが、一応紹介。
仏で発見された20万年前のネアンデルタール人の顎には歯がなく、そ
れでいて数年は生きていたことが判明。社会的な集団の助け合いがな
ければ生きられなかったに違いないとしています。
ヤフーニュース ABCニュース(共にAP)
東北アジアから最古の人類遺物 9.27.01
Earliest presence of humans
in northeast Asia
R. X. ZHU, K. A. HOFFMAN†, R. POTTS, C. L. DENG, Y. X. PAN, B. GUO, C. D. SHI,
Z. T. GUO, B. Y. YUAN, Y. M. HOU &
W. W. HUANG
ネイチャー9月27日号掲載
中国東北部Nihewan 盆地Xiaochangliang の湖成層から20年前に発見さ
れた石器の年代の報告です。その層の古磁気調査から、年代は約136万
年前を判明しました。
この場所は北緯40度というかなり北の地域になります。Homo erectus が
この年代にすでに北の気候に適応して生活していたというのは、驚異的な
ことです。
BBCニュース ナショナルジオグラフィックニュース ヤフーニュース(読売)
最古の猿人化石は590万年前と特定 9.21.01
ケニアで発見され、約600万年前の最古の人類化石として世界に発表さ
れた猿人「オロリン」について、代測定を進めてきた日、仏、ケニアの国際
チームは21日までに、化石の年代は590万―580万年前で「世界最古」で
あることが裏付けられた、とする結果をまとめたそうです。
今日から金沢市で開催されている地質学会で発表されます。
ヤフーニュース
南アSterkfontein洞穴から350万年前のホミニド化石9.19.01
これは13日付け、更新さぼっていた時のニュースです。この洞穴からは
これまでにも数多くのホミニド化石が発見されています。今回の発見は、
これまでと同様Witwatersrand大。Dr. Ron Clarke のチームです。この洞
穴から発見された最古の化石になります。Australopithecus 属の肢骨と
頭蓋骨の部分だそうです。
ヤフーニュース MSNBCニュース
20万年前の顎の骨から社会的助け合い明らかに 9.11.01
フランス南東部で発見された17.5から20万年前のプレネアンデルタール
人に下顎骨には歯がありません。当時の食べ物を考えれば、すぐ飢え死に
して当然なのに、少なくとも数ヶ月以上生きていたことが判明しました。
これは、この当時すでにグループ内で助け合う社会的意識が形成されてい
たことを示すものだそうです。
MSNBCニュース ネイチャーサイエンスアップデート ABCニュース
サイエンティフィックアメリカン BBCニュース
Lebel, S. et al.
Comparative morphology and paleobiology of Middle-Pleistocene human
remains from
the Bau de l'Aubesier, Vaucluse, France.
Proceedings of the National Academy of
Sciences,
三ケ日人は縄文人 9.07.01
静岡県三ケ日町で1959-61年にかけて発見された三ケ日人は、旧石器
時代人とされてきました。が、お茶の水女子大の松浦秀治助教授らが放射
性炭素による年代測定をしたところ、縄文時代の骨であることが判明したそ
うです。
ヤフーニュース
4万年前の北極圏から人類遺跡発見 9.06.01
ネイチャー9月6日号掲載
Human presence in the European Arctic nearly 40,000 years ago
PAVEL PAVLOV, JOHN INGE SVENDSEN & SVEIN INDRELID
ネアンデルタール人のものか、現生人のものか不明ですが、ロシア連邦
欧州区域の北極圏に位置する旧石器時代の遺跡マモントワヤ・クリャで、
およそ3.5から4万年前の人類の居住跡が発見されたということです。石器
や動物の骨、ヒトがつけた印のあるマンモスの牙が発掘されたそうです。
ネアンデルタール人だとすれば、今まで考えられていたよりかなり北方まで
居住していた、現生人とすれば、最初にヨーロッパに現れてから数千年とい
う短期間で北極圏に至ったことになります。
MSNBCニュース ネイチャーサイエンスアップデート
ネイチャー門ホットトピックス(論文を読めます)
千葉県多古町の旧石器時代と見られる地層から人骨発見8.09.01
歯のついた人の下あごや足の骨など約40点に上る人骨の化石が出土した
そうです。本当に旧石器時代のものであれば、日本最古となります。
ヤフーニュース 毎日フォトニュース
ネアンデルタール人の頭蓋の個体発生と後期人類の多様性における
その意味 8.02.01
Neanderthal cranial
ontogeny and its implications for late hominid diversity
MARCIA S. PONCE DE LEON AND CHRISTOPH P. E. ZOLLIKOFER
ネイチャー8月2日号掲載
コンピューターによる化石復元と幾何学的な形態測定法を使って、ネアンデル
タール人と現生人類の頭蓋および下顎の形状に見られる特徴の違いが、発生
のごく初期、おそらく出生前に生じ、出生後の成長を通じてそれが維持されたこ
とが示されました。
このことは、Homo sapien sとHomo neanderthalensisが形態的に離れた別々の
種であるとする説を裏づけるものだそうです。
BBCニュース
Comparing Neanderthals and modern humans
現生人類との比較や化石からの復元など興味深い画像があります。
チャドで600万年前の猿人化石発見8.01.01
フランス隊が推定600万年前の猿人頭骨化石を発見したそうですが、詳細不
明です。
ヤフーニュース
180万年前のホミニド化石からDNA抽出8.01.01
南アフリカのSterkfontein洞穴で発見された180万年前の化石からというの
ですが、懐疑的な声もでています。
BBCニュース
最初のアメリカ人は日本から?8.01.01
MSNBCニュース
ナショナルジオグラフィックニュース デイリーインサイト
エチオピアのミドル・アワシュで見つかった中新世後期のヒト科化石 7.12.01
Late Miocene hominids from the Middle Awash, Ethiopia
YOHANNES HAILE-SELASSIE ネイチャー7月12日号掲載
エチオピアのミドル・アワシュ地区で520-580万年前の新しいヒト科化石
が発見されました。歯のついた顎の骨、手足の骨、腕、鎖骨など断片的な
ものです。少なくとも5個体からなるそうです。
アルディピテクスArdipithecus 属のArdipithecus ramidus の新亜種
Ardipithecus ramidus kadabba として記載しています。
記載者は確実にヒト科である証拠としては最古であるとしています。
歯の派生形質は、これより新しいヒト科とのみ共通しているため、ヒトとチン
パンジーの祖先が分岐したあとに派生したヒト科分類群であることを示すそ
うです。しかし、歯や頭部より後方には原始的な形質が残っていることから
系統上ヒトとチンパンジーの共通祖先に近縁になるそうです。
このことは、DNAの研究からヒトとチンパンジーは約500万年前に分岐したと
いわれていますが、それ以前に共通祖先がいたことを示唆します。
さらに、最近ケニアで見つかった約600万年前のものとされる
Orrorin tugenensis がヒト科であるという主張に疑問を投げかけています。
なお、生息環境についても別論文で比較的湿潤な森林環境に生息していた
とし、ヒト科の起源において地球の気候変動やサバンナという生息域が重要
な役割を果たしたとするモデルを根本から再評価することを求めています。
イーストサイドストーリーはどうなるのでしょう?
ABCニュース BBCニュース MSNBCニュース ワシントンポスト
ネイチャーサイエンスアップデート ナショナルジオグラフィックニュース
ナショナルサイエンスファウンデーション
生息環境についてイリノイ大ニュース
葛生原人は室町時代の人骨と判明7.10.01
「明石原人」の発見者でもある人類学者の故・直良信夫氏が発見、「葛
生原人」と名付けたものです。しかし、お茶の水大学の松浦秀治助教授
らが放射性炭素年代測定法などで鑑定したところ、15世紀頃のヒトの骨
と判明。トラやクマなどの骨もまじっていたそうです。
葛生町ではこの結果にかかわらず、毎年8月の「葛生原人祭り」などは
開催する予定。
ヤフーニュース
サルも道具を使うがヒトは道具を持ってくる5.30.01
サンパウロ大のEuphly Jalles-Filhoによれば、オマキザルもナッツを割
るのに岩を使うが、ナッツを岩まで持っていくのであり、石を探して持って
きてナッツを割ることはしないそうです。
道具を離れたところから持ってくるのは初期人類の指標であるとしていま
す。
また、彼らはオマキザルが道具を持ってこない説明として1、ナッツを置い
て石を探しに行くと、その間に他のオマキザルにナッツを取られてしまう
から。2、将来探した石をナッツ割りに使うという予測ができない。という
2通りの説明をしています。
ネイチャーアップデート
現生人類はイブの33人の娘から5.30.01
Bryan Sykes教授によると、約20万年前のミトコンドリア・イブ以降、現
生人類の祖先は約33の遺伝的集団に分かれるのだそうです。
CNNニュース
骨の同位体組成から、ネアンデルタール人との食性の差を割り出す
5.22.01
Proceedings of the National Academy of Sciences.
Michael Richardsほかの研究者たちはチェコ、ロシア、英国から出土し
た約2から3万年前、5体ののネアンデルタール人及び9体の現生人類の
遺骨のC13同位体とN15同位体の比率を比較しました。
その結果、ネアンデルタール人の食性はほとんど中から大型の獣肉にか
たよるのに対し、現生人類の祖先の場合は10から50%の割合で淡水魚や
水鳥を捕獲して食べていたことが明らかになったそうです。
ネアンデルタール人がもっぱら狩猟に頼り、その場で捕らえた獲物に食物
を頼っていたのに対し、現生人類の祖先は魚を干物や塩漬けなどで蓄え
る知恵をもち、また食物の多様性から、ある食物が少なくなっても対応でき
た。さらに、トロント大のStephen Cunnaneは、魚に含まれるDHAが脳の能
力をアップさせるのに役立ったと示唆しています。
食べ物の違いも、片や絶滅、片や繁栄の一因になったのでしょう。
MSNBCニュース BBCニュース
ヨーロッパ人の祖先は数百人単位でアフリカから4.22.01
ケンブリッジ大ホワイトヘッド研究所・MITゲノム研究センターのEric Lander
らがHuman Genomu Meeting で発表したものです。彼らはスウェーデン、中部
ヨーロッパおよびナイジェリアからの300のヒト21番染色体を比較しました。
染色体のパターン比較の結果、ヨーロッパ人の祖先はアフリカ人より少ないこと
がわかりました。ヨーロッパ人の祖先は数百人といえるそうです。
CNNニュース
タンザニアで発見された150万年前の手斧4.21.01
Journal of Human EvolutionVol. 40, No. 4, April 2001
タンザニアのPeninjで150万年前ホモ・エレクトスが作った手斧が発見され
た報告です。人類の祖先はこんな古い段階から木工具を使っていたのですね。
サイエンティフィックアメリカンニュース
巨大隕石衝突が人類の進化に影響?4.12.01
現在、ホモ・サピエンスのみが繁栄してほかのヒト科の生物が絶滅した理由は
隕石衝突の影響で絶滅し、ヒトのみたまたま幸運に生き残ったという説が出され
ています。
BBCニュース
新種の原人の頭蓋骨 4.05.01
ネイチャーバイオニュースです。先週発表されたケニアントロプス(Keyanthropus
platyops)について。
東アフリカで見つかったヒト科の新しい属追加情報3.24.01
ユタ大ニュースに解説があります。
Kenyanthropus platyopsのプレス用イメージをダウンロードできます。1MB以上
毎日中学生新聞にわかりやすい解説があります。
東アフリカで見つかったヒト科の新しい属3.22.01
ネイチャー3月22日号掲載
New hominin genus from eastern Africa shows diverse middle Pliocene
lineages
MEAVE G. LEAKEY, FRED SPOOR, FRANK H. BROWN, PATRICK N.
GATHOGO,CHRISTOPHER KIARIE, LOUISE N. LEAKEY & IAN MCDOUGALL
Kenyanthropus platyops (平たい顔のケニアのヒト)という新しいヒト科の属につ
いてアーティクルです。これまでヒト科の系統発生について、鮮新世初期から中
期にかけてルーシーなどで有名なアウストラロピテクス・アファレンシスの単一の
系統があったと解釈されてきました。
しかし、ケニアのトゥルカナ湖西岸で発見された、この頭骨化石は、350万年前、
同時代の前者とは明らかに違っていて、派生的な顔面と原始的な神経頭蓋とい
う特徴の特異な 組合せが見られ、この時代のヒト科の系統が多様であったことを
示すそうです。
BBCニュース ニューヨークタイムズ(無料の登録必要) ワシントンポスト
ケニア国立博物館リリース(文章のみ)
ナショナルジオグラフィックニュース
(ミーヴ・リーキーの発見についてのディスカッションや写真ギャラリーあり)
参考:リーキー財団
われわれの祖先はナックルウォークしたか?3.15.01
ネイチャー3月15日号ブリーフコミュニケーション
霊長類における三色視の生態的な重要性 3.15.01
ネイチャー3月15日号掲載
Ecological importance of
trichromatic vision to primates
NATHANIEL J. DOMINY AND
PETER W. LUCAS
霊長類の祖先に赤、緑、黄/青を見る三色視という能力が備わるうえで推進力に
なったのは、好みの果実の色を認識することだったというのが、1世紀以上も前から
の通説だったが、今回の研究では、果実を認識するには旧世界ザル3種と新世界
ザル1種(別個に三色視を進化させた)を観察し、黄/青色視のみ(三色視より原
始的な二色視)を使って果実を選べることを見つけたそうです。
赤-緑の認識は緑色の背景の中で若い柔らかい葉を見つけるのに不可欠というこ
と。若い葉の方が赤みを帯びているから。霊長類の祖先は葉も好んで食べたよう
です。
CNNニュース BBCニュース ネイチャーサイエンスアップデート
ネイチャーバイオニュース
南京人の年代データが人類の起源論争に加わる2.21.01
最近、人類の起源について単一アフリカ起源説に対する反証というべき研究が
いくつか発表されています。
中国、上海近くのTangshan洞穴で1993年に発見された南京人。この年代を
クイーンズランド大のZhao Jian-xin らのチームが新しい方法で測定したところ、
58万年から62万年前と測定されました。化石そのものでなく、その出土した上
下の地層に含まれるウランの崩壊度からわかったものです。
これまで見積もられた年代より20万年ほど遡りました。このことは、アジアの人
類がアジアに分布していたホモ・エレクトスから直接に進化したという説を補強
するものとしています。
MSNBCニュース
ケニアで発掘された"最古の人類化石"2.7.01
昨12月に報道されたニュース。BBCでなぜか今ごろ取り上げています。
"Millennium Ancestor"と名づけられたこの化石。もっと詳しく研究後、本当に最
古なのか確定するでしょう。
BBCニュース 参考:all Africa com.
現代人の祖先はネアンデルタール人より器用な手をしていた2.6.01
Niewoehner, W. A. Behavioural inferences from the Skhul/Qafzeh
early modern human hand remains
Proceedings of the National Academy of Sciences
イスラエルのSkhul と Qafzeh 洞穴で出土した現代人の祖先の手の骨格を3D復
元したところ、ネアンデルタール人より器用で、関節炎にもなりにくいことがわかっ
たそうです。
BBCニュース ネイチャーサイエンスアップデート
アウストラロピテクス・ロブストスはシロアリを食べた1.16.01
PNAS1月16日号掲載
南アフリカ、ワイトウォーターズランド大のDr Lucinda Backwellらの研究。
アウストラロプテクス・ロブストスは現生人類の直接の祖先ではありませんが、
ごく近い猿人です。これまでかれらは菜食と考えられてきました。しかし、かれらが
使ったとされる長さ13から19cmの骨についた細かい傷を調べると、同様の傷は地
中の根塊を掘るときではなく、シロアリ塚を崩すときにつくことがわかりました。
また、このことから、ロブストスの骨にたんぱく質由来のC4同位体が高レベルかも
説明できるそうです。
BBCニュース ワイトウォーターズ大ニュース ABCニュース
ディスカバリーオンライン サイエンティフィックアメリカン
人類の起源はアフリカだけではない1.12.01
サイエンス1月12日号掲載
Milford H. Wolpoff (ミシガン大)
世界各地の人類の頭骨の調査から。チェコと南オーストラリアからの頭骨からは
異なった形質が認められるそうです。
ユーレカアラート ナショナルジオグラフィック
オーストラリア6万年前の人骨から世界最古のDNA抽出1.10.01
オーストラリア国立大のアラン・ソーンAlan Thorne らの研究。
彼らは1974年にニューサウスウェールズ州Mungo湖地方で発見されたマンゴー
人"Mungo Man"を含む10体の人骨からミトコンドリアDNAを抽出し、現代人と比較
しました。マンゴー人は約6万年前とされています。
結果はマンゴー人のDNAのみ現代人と関連しないということです。このことから、
現生人類の単一アフリカ起源説に疑問を投げかけるものとなっています。
一方、単一アフリカ起源を支持する研究者からは、抽出結果が正しいものかどう
か疑問が出されたりしています。
論文はProceedings of the National Academy of Sciencesに掲載されるそうです。
CNN ABC BBC MSNBC デイリーインサイト サイエンティフィックアメリカン
600万年前の人類の祖先となる化石発見12.5.00
フランスとケニアの合同チームが発表したもの。ケニアのBaringo地区にある
Tugenの丘で10月25日に発見したもので、これまで最古とされる化石より150
万年遡るそうです。"Millennium Man"と呼ばれています。
ヤフーニュース ヤフーニュース ABCニュース 朝日新聞
CNNニュース MSNBCニュース
上高森遺跡の旧石器、藤村調査団長が捏造11.5.00
70万年以上前に日本に旧石器文化があったと大きく報じられていた上高森
遺跡の石器が、藤村団長により予め埋められていたことが明らかに。
毎日新聞がビデオ撮影したそうです。5日には宮城県庁で謝罪の会見をして
います。
毎日フォトジャーナル1 毎日フォトジャーナル2 毎日フォトジャーナル3
BBCニュース
Genetic 'Adam never met Eve' 10.31.00
人類の祖先はアフリカのミトコンドリアイブからと、一般に思われていますが、
世界22地域、1,062人Y染色体を研究した結果によると、この系統は約59,000
年前にアフリカにいたことになるそうです。すると、約143,000年前と言われる
ミトコンドリアイブと時代がかなり隔たってしまいます。
この理由はヒトの遺伝子はモザイク状になっていて異なるときに現れ広まった
のだろうとしています。
BBCニュース
宮城県築館町の上高森遺跡で最古の原人居住遺跡発見10.24.00
約60万年前の地層から、原人が掘ったとみられる円形の生活遺構が発見さ
れました。柱の穴とみられるものが5つ。これは埼玉県の小鹿坂遺跡から出土
したものよりさらに古いものです。
ヤフーニュース
毎日フォトジャーナル
参考:東北福祉大梶原研究室
ネアンデルタール人はやはり現代人の祖先ではない10.12.00
ネイチャージェネティクスvolume 26 no. 2 pp 144 - 146
A view of Neandertal genetic diversity
M Krings, C Capelli, F Tschentscher,
H Geisert, S Meyer, A von Haeseler,
K Grossschmidt, G Possnert, M Paunovic
& S Paabo
BBCニュースです。
Svante Paabo , Chris Stringer
ネアンデルタール人のDNAの研究として3番目の結果が報道されました。それ
によると、ネアンデルタール人のDNAのばらつきは他の類人猿に比べるとかなり
小さく、現代人に似ている。このことは、ネアンデルタール人も小集団から進化
したかボトルネック状態になったことを示唆する。一方、現代人と交雑した証拠は
認められないとしています。
このDNA研究は、昨年10月発表されたクロアチアの洞窟で発見された骨から採
取された資料によっています。また、これ以前の研究は1977年にセル誌に発表
された、1856年にドイツのフェルトホーフェル洞窟で発見された骨によるもの、2
番目はネイチャー2000年3月30日号掲載のカフカス山脈で発見された幼児の骨
によるものです(参考バイオニュース)。
ディスカバリーオンライン
埼玉、長尾根遺跡 原人が掘ったとみられる穴を発見7.28.00
秩父市の尾田蒔(おだまき)丘陵にある長尾根遺跡から、約35万年前の前期
旧石器時代に原人が掘ったとみられる大きな穴を二つ発見したと埼玉県教委は
発表しました。原人の墓の可能性も。
毎日フォトジャーナル
ネアンデルタール人は狩猟による肉食を専らにした6.13.00
Proceedings of the National Academy of
Sciences6月20日号掲載。
Erik Trinkaus,Fred H. Smith,ほか
クロアチアの首都ザクレブから34マイルほど北方の
Vindija 洞穴から発見さ
れたネアンデルタール人2個体からの下顎骨や頭蓋骨の化学分析により、
骨に含まれる炭素及び窒素の同位体から、彼らは肉食を専らにしていたこと
が明らかになりました。
これはネアンデルタール人が優秀な狩猟者だったのか、単なる腐肉食者だっ
たのかという積年の論争に終止符を打つ決定的な証拠であると、研究者達は
述べています。また、これほど肉を常食にできたことから、その社会も高度に
組織的に狩猟をするに足るほど組織的であったことを示唆するとしています。
このネアンデルタール人はおよそ28,000年前に生存していたもので、これは、
最もおそくまで生存していた例となります。また、最近のイベリア半島での化石
の発見や、ポルトガルで発見された、現代人の祖先との混血を示す骨の発見
などとも合わせ、ネアンデルタール人は十分現代人の祖先と共存しうる可能性
があったと、ワシントン大のトリンカウスは述べています。
CNNニュース
ABCニュース
BBCニュース
ディスカバリーオンライン
ユーレカアラート
北イリノイ大プレスリリース
同大プレス用写真
ワシントン大プレスリリース
PNAS
参考:最古の衣服は27,000年前に遡る(BBCニュース)
グルジアから170万年前の原人頭骨化石5.12.00
アフリカから世界に拡散した最初の例で、従来の学説よりかなり古いもの
です。サイエンス5月12日号に掲載。
サイアス6月号にはこの頭骨について詳しい記事(サイエンス論文以前の
速報による)が掲載されています。
CNNニュース
ABCニュース
BBCニュース
ディスカバリーオンライン
ディスカバリーオンラインカナダ
ユーレカアラート
フロリダ大学プレスリリース
ノーステキサス大プレスリリース
紅海沿岸から125,000年前の石器5.8.00
ネイチャー5月4日号掲載。人類の祖先は海岸伝いにアフリカから各地に広
がったのでしょうか。
CNNニュース
ABCニュース
ディスカバリーオンラインカナダ
ナショナルジオグラフィックニュース
最も完全なアウストラロピテクス類の頭骨発表4.27.00
4.28.00追加
南アフリカ、ワイトイウォーターズランド大で、予告されたように発表がされま
した。 Paranthropus robustusパラントロプス・ロブストスのメスの頭骨で、すぐ
そばにはオスの下あごもあったそうです。発表ではこれを150-200万年前の
オルフェウスとエウリディケになぞらえています。
発見されたのは1994年、だそうですが、これまでで最重要な頭骨だそうです。
また、この発表はナショナルジオグラフィックの5月号にも掲載されるそうです。
同大プレスリリース
South African
Journal of Science発表論文2編がPDFファイルで全文可
ABCニュース
BBCニュース
ディスカバリーオンライン
ディスカバリーオンラインカナダ
ナショナルジオグラフィックニュース
参考:the
Cradle of Humankind
OUTPOST(ボツワナ、南アフリカでの探索)
これまでで最も保存のよいアウストラロピテクス類の頭骨、南アで発見
4.24.00
Witwatersrand(金子隆一氏によればワイトウォーターズランド)大のAndr
Keyser博士により、Sterkfontein渓谷の洞穴から、非常に保存のよいアウスト
ラロピテクス類の頭骨が発見されました。同大では、26日現地時間午後2時に
発表を行います。また、その概要はSouth
African Journal of Scienceの4月
号に掲載されるそうです。
Witwatersrand大プレスリリース
ナショナルジオグラフィックニュース
参考:これまでのSterkfontein洞穴での発見
人類の祖先は爪楊枝を使っていた4.18.00
米アーカンサス大のPeter Ungarが、the American Association of Physical
Anthropologyの年会で発表したものです。10年前にタンザニア・オルドヴァイ渓
谷でメアリー・リーキーによって発見されたホモ・エレクトスのものとされる歯か
ら、平行に走る微細な溝が発見されました。電子顕微鏡で調べたところ、爪楊
枝を使うときに出来る傷にそっくりということです。
約180万年前のこの溝からは、この頃の人類の祖先が肉食をして挟まった筋を
取り除くのに使ったことがわかります。また、この年代は、他の動物の骨から、
肉を剥ぎ取った傷跡もみられるそうです。
ディスカバリーオンライン
ネアンデルタール人は私たちの祖先ではない4.6.00
ネイチャーバイオニュースです。先週のネイチャーアップデートの記事の日本
語訳です。ネアンデルタール人のDNA分析について。
ネアンデルタール人のDNAはヒトとはかけ離れている3.2900
ネイチャー3月30日号掲載。William
Goodwin(グラスゴー大)ほか
ネアンデルタール人のDNA分析が最初に発表されたのは1997年、"Cell"誌に
おいてでした。ドイツのフェルドホーファー(Feldhofer)洞穴で1856年に発見され
たもの(古さははっきりしない約4万年前?)からです。その結論は、ネアンデル
タール人と現代人の間のDNAはかけ離れ、遺伝的な交流も無かったとしていま
した。
一方、その後ポルトガルから両者の特徴を併せ持つ子どもの骨が発見されま
した。また、前記研究についても資料の汚染等を疑う研究者もいました。
今回の研究は、ロシアのコーカサス山中Mezmaiskayaで発見された凡そ28,000
から30,000年前の男性のミトコンドリアDNAを分析したものです。結果は、フェ
ルドホーファーとコーカサスの資料のDNAは3.48%の違いがあったのに対し(この
こと自体、かなり驚きですが、)現代人とは約7%の違いがあったそうです。
このことから、現代人が単一起源で急速に世界に移住拡散していったという説に
有利にはたらくのでしょう。
ABCニュース
BBCニュース
ディスカバリーオンラインカナダ
ネイチャーアップデート
サイエンスデイリー
人類はナックルウォークをする祖先から進化3.23.00
ネイチャー3月23日号掲載。BRIAN
G. RICHMOND AND DAVID S. STRAIT
チンパンジーやゴリラはヒトと非常に近縁ですが、その歩行はヒトとは異なって
います。「ナックルウォーク」といって、前肢の指の背面を地面につける仕方で
地上を歩きます。
人類の祖先が、樹上からいきなり二足歩行で地上に降りたのか、ナックル
ウォークをしていたのか、二足歩行の起源が問題とされていました。
今回、ジョージ・ワシントン大の研究者達は、アウストラロピテクス・アナメン
シス(アナム猿人、KNM-ER20419)とアウストラロピテクス・アファレンシス(ア
ファール猿人、AL288-1)と見られる化石に、ナックルウォークに伴う特殊化し
た手根形態があることを明らかにしました。遠位橈(とう)骨の形態は、もっと
後期のヒト科やナックル歩行をしない霊長目真猿類とは異なっており、ナック
ルウォークがアフリカの大型類人猿と人類を含む分岐群に派生的な特徴であ
ることを示しているそうです。
アウストラロピテクス自体がナックルウォークをした訳ではありませんが、二足
歩行するヒト科は、すでに部分的に地上生活をしていたナックル歩行をする祖
先動物から進化したことが示唆されるとしています。
CNNニュース
ABCニュース
BBCニュース
ディスカバリーオンラインカナダ
ジョージ・ワシントン大プレスリリース
ネイチャー
ネイチャーアップデート
参考:IN
SEARCH OF HUMAN ORIGINS
ape-man
4,200万年前のごく小さい真猿類のくるぶし3.17.00
ネイチャー3月16日号掲載。DANIEL L. GEBO, MARIAN DAGOSTO,
K. CHRISTOPHER BEARD, TAO QI & JINGWEN WANG
中国で発見されたくるぶしの化石は、知られるうちで最古の真猿類であるエ
オシミアス属のものだそうです。同属の化石は、これまで頭の一部や歯しか
発見されていませんでした。足の骨が発見されれば、この動物の姿や生活
様式を推定するのに役立つそうで、今回見つかった骨から、この小型の霊長
類は一般にいう真猿類に似ており、キツネザルなどの原猿類に比べて足の
つき方が水平で、水平面を歩く傾向があったことが示唆されるそうです
ただ、このくるぶし骨は単独に見つかったため、本当に同属のものなのか、今
後問題となる可能性はあります。
ネイチャー
ネイチャー門(日本語サマリーあり)
CNNニュース
ABCニュース
BBCニュース
ヤフーニュースライン
北イリノイ大プレスリリース(イラスト、研究者の写真あり)
中国南部で約80万年前の石斧発見3.4.00
米国立スミソニアン自然史博物館と中国科学院の考古学チームが、ア
ジアで最も古い約80万年前の石斧を、中国南部の広西壮族自治区の百
色盆地、更新世の堆積層から発見しました。3月3日付のサイエンスに掲
載されます。
これまで50~100万年前の石斧はアフリカ・ヨーロッパから見つかっていま
すが、アジアからはこれが初めてと言われます。デザインもこれらの地域と
似ており、アジアの石器が孤立して成立したものでないと言われます。
ヤフーニュース
ABCニュース
BBCニュース
いにしえの音が聞こえる3.2.00
ネイチャージャパンのバイオニュースです。
ネアンデルタール人は、クマの大腿骨で作った笛を奏でたそうです。これは
1オクターブの音域だそうです。1995年にスロベニアの洞窟で4万5千年前
のものが発見されているそうです。
埼玉県で50万年前の生活遺構を発見2.21.00
埼玉県秩父市郊外の尾田蒔丘陵にある小鹿坂(おがさか)遺跡
から、約50万年前の石器埋納遺構1か所、5個の穴が円形に並
んだ状態の生活遺構2か所が発見されました。
石器も30点発見されています。
生活遺構は世界的にも最古級だそうです。50万年前といえば、北
京原人と同時代になります。狩猟のための小屋だったのでしょうか。
ヤフーニュース(毎日新聞)
ヤフーニュース(河北新報)
毎日フォトジャーナル
読売新聞
埼玉県県政ニュース