富山県大山町で発見された
アンキロサウルス類の足跡化石について


富山県恐竜化石調査団提供の資料
「平成12年度恐竜化石試掘調査に係る中間報告」
によって、掲載します。写真も全て同調査団提供です。

1.発掘期間 平成12年7月13日から8月31日

発掘地全景

2.発掘地 富山県大山町内の恐竜足跡化石露頭面左隣約200平方メートル
北側発掘区、南側発掘区(各約100平方メートル)に分割


3.実施内容 発掘地200平方メートル全ての表土除去
南側発掘区の約100平方メートルの砂岩頁岩層の発掘

4成果 試掘調査によって露出した白亜紀前期(約1億2千万年前から1億3千
万年前)の手取層群頁岩層上面より、国内初のアンキロサウルス類(
よろい竜の仲間の草食恐竜)の足跡を始めとする新たな恐竜化石を
検出した
(1)アンキロサウルス類の足跡化石22点
(2)その他の足跡化石19点(獣脚類2点、竜脚類2点、鳥脚類?1点、
  未確認14点)
足跡図面
5.その他 新たな足跡化石が発見された地層はきわめてもろく、風化の進行が
早いため、緊急措置としてレプリカ作成及び航空測量を実施した。

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