ディノティランヌス

ディノティランヌス

 この属名は、今のところ公式に用いられているものではなく、1995年、アメリカの恐竜
研究家ジョージ・オルシェフスキーにより、ロサンジェルス郡立自然史博物館に収蔵され
ていたティラノサウルス科の頭蓋の標本、LACM23845に対して便宜的に与えられた名
前である。ラルフ・モルナー、グレゴリー・ポールらによっても、この標本はティラノサウル
スとははっきり別属とされており、公式に記載されれば、この属名がそのまま採用される
可能性は高い。オルシェフスキーによれば、マーストリヒト期の北米には、別属に分類さ
れる4種類のティラノサウルス科のメンバーが生息していたらしい。            
(「恐竜学最前線」学研より)

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