翼竜 Tapejara wellnhoferi ロボット探査機になるか 10.09.08
GSAプレスリリース チャタジーの発表要旨 ライブサイエンス ヤフー
10月7日、GSA総会で、テキサス工科大のシャンカール・チャタジーが発表。
これまで鳥、コウモリ、昆虫をモデルにして無人探査機が開発されてきたが、前期白
亜紀ブラジル産の翼竜Tapejara wellnhoferi こそはるかに高レベルでなモデルになる
としています。
翼膜と頭部のトサカは広大な感覚組織として働く。特にトサカは気温、気圧、風向の
感覚器官として神経末端や血管が集中している等、その優秀性をあげてます。そし
て、 陸上(4足、離陸時には2足走行)、海上(翼を帆のように使い、水面上をかすめ
飛んで採食する)などの特性から、空中、陸上、海上を飛行・走行できる無人機のプ
ロトタイプとなるとしています。
Pterodroneと名づけられた無人機、目立たず偵察できるでしょうか。
翼竜の翼骨格の3次元幾何学及び、空中と地上における移動に対する係わり合い
9.15.08
<サイエンスリポート>『翼竜』の脳は語る 8.26.08
中日新聞
X線CTを使った翼竜頭骨の解析など、大橋智之博士研究員の研究と思いを紹介
しています。
スイスから三畳紀の翼竜記載 4.09.08
Raeticodactylus filisurensis という基盤的非プテロダクティルス類翼竜が記載され
ています。翼開長135cm、関節した頭骨と部分的なその他の骨があるそうです。
Rico Stecher(2008)
A new Triassic pterosaur from Switzerland (Central Austroalpine, Grisons),
Raeticodactylus filisurensis gen. et sp. nov.
Swiss Journal of Geosciences. doi: 10.1007/s00015-008-1252-6.
アブストラクト
参考:雑誌表紙にある標本の写真(独語 PDF)
中国遼寧省から新しい翼竜 3.17.08
BRIAN ANDRES, JI QIANG (2008)
A NEW PTEROSAUR FROM THE LIAONING PROVINCE OF CHINA, THE PHYLOGENY
OF THE PTERODACTYLOIDEA, AND CONVERGENCE IN THEIR CERVICAL VERTEBRAE
Palaeontology 51 (2) , 453–469 doi:10.1111/j.1475-4983.2008.00761.x
アブストラクト
Elanodactylus prolatus を記載。
濾過食翼竜 Pterodaustro guiñazui の発達成長パターン 3.03.08
A. Chinsamy, L. Codorniú, L. Chiappe
Developmental growth patterns of the filter-feeder pterosaur, Pterodaustro guiñazui
biology letters アブストラクト DOI:10.1098/rsbl.2008.0004
約1億4千万年前のアルゼンチンに生息していた翼竜Pterodaustro guiñazui は、1000本
以上の針状の歯を持ち、濾過食をしていたとされています。また、その標本は数百、翼開長
0.3~2.5m、孵化前の卵に入ったものから成体まで含まれています。
そこで、その成長パターンを調べてみたところ、孵化後、成体の53%の大きさに達するまでに
約2年、比較的早く成長します。また性的にも成熟します。しかし、成体の大きさに達するには
そこからより遅い成長レートで3~4年かかるのだそうです。これはPterodaustro が有限成長
戦略をとっていた決定的な証拠であるとしています。
ケープタウン大ニュース Independent Online
中国遼寧省から産出した、最小の翼竜 2.12.08
ナショナルジオグラフィック ニューサイエンティスト ITN(動画ニュース) AFPBB 読売新聞
中国遼寧省葫芦島市建昌県要路溝郷Luzhougouの九仏堂層(約1億2千万年前)から産出した、
これまで知られる中で最小の一つとされる翼竜が記載されました。殆ど完全な関節した骨格です。
成体ではないが、孵化直後や幼体ではないそうです。(翼開長~250mm)。
プテロダクティルス類、ズンガリプテルス上科の新属新種 Nemicolopterus crypticus
属名:ギリシャ語でNemos;森+ikolos;居住者+pteros;翼 種小名:ギリシャ語kryptos;隠された
隠された空飛ぶ森の居住者という意味でしょうか。
森の樹幹で主に昆虫を食べていたと推測されています。足の爪も枝に止まるのに適応しているそ
うです。翼竜の進化にまた新しい一面を開いたものといえます。
Xiaolin Wang, Alexander W. A. Kellner, Zhonghe Zhou, and Diogenes de Almeida
Campos
Discovery of a rare arboreal forest-dwelling flying reptile (Pterosauria,
Pterodactyloidea) from China
www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.0707728105
翼竜Huaxiqpterusの新種 11.21.07
LU Junchang(呂君昌), GAO Yubo, XING Lida(邢立達), LI Zhixin and JI QIANG(季強)
A New Species of Huaxiapterus (Pterosauria: Tapejaridae) from the Early Cretaceous of
Western Lianoning, China
ACTA GEOLOGICA SINICA(地質学報英文版) vol.81 No.5 pp.683-687
中国遼寧省朝陽市の九仏堂層から産出した、タペジャラ科翼竜Huaxiapterus 属の新種、
Huaxiapterus benxiensis を記載しています。
種小名は、完模式標本(BXGM V0011) を収蔵する本渓地質博物館(Benxi Geological Museum)
にちなむ。
H. benxiensis の特徴は、よく発達した前上顎稜と頭頂棘が平行に後背側に伸び、下顎結合の
前位背側面に、浅く広いあることだそうです。中国のタペジャラ科の、この異なった形態から、そ
れらが、これまで考えられていたより派生していることを示すとしています。
邢立達のページに復元図及びアブストラクトが載っています。
翼竜はスキムフィーディングをしたか? 7.25.07
Humphries S, Bonser RHC, Witton MP, Martill DM (2007)
Did pterosaurs feed by skimming? Physical modelling and anatomical evaluation
of an unusual feeding method.
PLoS Biol 5(8): e204. doi:10.1371/journal.pbio.0050204
ハサミアジサシのように波間すれすれに飛び、下嘴を水中に入れて魚を採っていたのか、
疑問を呈する論文です。体重1kg以上の翼竜にはこの採食方法は不可能だったとしていま
す。
岐阜で翼竜の子どもの化石発見、国内での繁殖可能性大 1.12.07
読売新聞
中国下部白亜系義県層産出のクテノカスマ科翼竜 1.11.07
Xiaolin Wang, Alexander W.A. Kellner, Zhonghe Zhou and Diogenes de Almeida Campos
A new pterosaur (Ctenochasmatidae, Archaeopterodactyloidea) from the
Lower Cretaceous Yixian Formation of China
Cretaceous Research article in press doi:10.1016/j.cretres.2006.08.004
Gegepterus changi gen. et sp. nov. というクテノカスマ科翼竜を記載しています。
属名Gegeは清朝皇女の称号「格格」+ギリシャ語の翼、種小名は張弥曼に献名。
Flying reptile mystery 'solved' 8.02.06
BBC ポーツマス大ニュース
アズダルコ類の翼竜Tupuxuara 幼体の頭蓋から、その稜は成長に伴い、吻部から上、
後ろ側に、もう一つの稜は後頭部で大きくなり、成体になると癒合することがわかりました。
そのため、これは性的ディスプレイに関係するものだろうとしています。
CRANIAL CREST DEVELOPMENT IN THE AZHDARCHOID PTEROSAUR TUPUXUARA, WITH
A REVIEW OF
THE GENUS AND TAPEJARID MONOPHYLY
DAVID M. MARTILL and DARREN NAISH
Palaeontology Volume 49 Page 925 - July 2006
doi:10.1111/j.1475-4983.2006.00575.x
中国遼寧省西部下部白亜系産出のHuaxiapterus の新種 7.12.06
中国遼寧省産の新しいイスティオダクティルス科翼竜 7.09.06
A new iodactylid pterosaur from western Liaoning,China
王麗; 李莉; 段冶; 程紹利;
地質通報 2006年 06期
中国恐竜網によると、遼寧省朝陽九仏堂層産出のLongchengpterus zhaoi gen. et sp. nov.という翼竜
が記載されたそうです。同層から産出した唯一のイスティオダクティルス科翼竜になるそうです。
ただし、JVP26(1)pp.70-78でIstiodactylus sinensis という九仏堂層産の同科翼竜が記載されているので
唯一というわけではありません。いずれにしても、論文を入手しないと詳細は不明です。
アルゼンチン、北西パタゴニア産のジュラ紀後期の翼竜 5.10.06
A Late Jurassic pterosaur (Reptilia, Pterodactyloidea) from northwestern
Patagonia, Argentina.
Laura Codorniú, Zulma Gasparini, and Ariana Paulina-Carabajal
Journal of South American Earth Sciences Volume
20, Issue 4 , March 2006, Pages 383-389
論文ダウンロードできます。
ジュラ紀後期の海成層産のプテロダクティルス上科翼竜化石を記載しています。パタゴ
ニア、ネウケン州中部、Los Catutos。Vaca Muerta 層(middle-late Tithonian)。
同地域から初めての翼竜であるとともに、これまで南米で発見された最も完全なジュラ
紀翼竜化石ということです。小型-中型(翼開長約1.10m)の亜成体です。
中国遼寧省下部白亜系産のISTIODACTYLUS 新種 5.07.06
翼竜Beipipaopterus chenianus の翼膜の走査電子顕微鏡による観察 1.24.06
SEM Observation of the Wing Membrance of Beipiaopterus chenianus (Pterosauria)
ACTA GEOLOGICA SINICA Vol.79 No.6 pp.766-769
LU Junchang(呂君昌), 小林欣次, YUAN Chongxi(袁崇喜), JI Shu'an(姫書安) and JI Qiang(季強)
アブストラクトほにゃ訳
クテノカスマ科翼竜Beipiaopterus chenianus の翼膜の断面及び表面が、走査電子顕
微鏡(SEM)を用いて観察された。その結果、翼膜には高密度の血管が通っていることが
示され、コウモリの翼膜と同様、強力な体温調節機能をほのめかしている。これは、翼竜
翼膜の微細構造を現生コウモリの翼膜と初めて比較したものである。少なくとも比較的小
型翼竜にコウモリ様の生理機能が存在することが推量されることにより、これらの翼竜た
ちは温血で活動的な飛行をしていたことが示唆される。
新しい翼竜3点 12.20.05
ブラジル古生物学会2005年例会が12月16,17両日開催されたようです。その講
演要旨がPDFファイルでアップされています。
http://www.phoenix.org.br/Paleo2005_Boletim.pdf
中に翼竜の報告が3本掲載されています。
いずれもHebert Bruno Campos他の報告です。
A new pterosaur specimen from the Santana Formation, Araripe Basin, Northeastern
Brazil
北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)収蔵の標本を報告して
います。その特筆すべき特徴は、稜のない頭骨。また歯列を構成する個々の歯
は、その直径が等しい。稜のない頭骨は、Brasileodactylus と Cearadactylusに
のみ知られるが、歯列はCriorhynchusに緊密に比肩する。
A new tapejarid pterosaur from Santana Formation, Northeastern Brazil
サンタナ層産のタペジャラ科の報告。
A new pterosaur (Tapejaridae) from the Early Cretaceous of China
韓国のGyeryongsan 自然史博物館収蔵の殆ど完全な関節した標本を報告してい
ます。遼寧省の九仏堂層から産出したタペジャラ科です。
中国の白亜紀陸上生態系に見られる翼竜類の多様性と動物相の交代10.06.05
ネイチャー10月6日号
遼寧省義県層産出の翼竜Feilongus youngi
遼寧省九仏堂層産出の翼竜Nurhachius ignaciobritoi
を記載しているようです。
ナショナルジオグラフィック MSNBC ライブサイエンス
中国遼寧省産の新しいタペジャラ科翼竜 9.27.05
中国遼寧省西部義県層産出の新しいプテロダクティルス類翼竜 9.21.05
翼開長18mの翼竜(?) 9.13.05
ヤフーニュース(ロイター)9日付によると、英ポーツマス大のDavid Martill らは、メキ
シコで翼竜の足跡化石を発見したが、それから翼開長18mと推定されるそうです。た
だ、それに関してDinosaurMLで流れたメールを見ると、まだ情報はそれほどはっきり
していないようです。もう少し様子を見たほうが・・・
BBC ポーツマス大古生物
遼寧省西部白亜紀前期産の新しいアズダルコ科翼竜 8.04.05
遼寧省前期白亜紀産の新クテノカスマ科翼竜 5.23.05
中国遼寧省前期白亜紀産の新しいオルニトケイルス科翼竜 5.23.05
中国遼寧省で新種翼竜発見 12.26.04
翼竜の頚椎化石、兵庫県で発見 7.14.04
神戸新聞
兵庫県立人と自然の博物館ニュース
白亜紀前期の翼竜胎児 6.10.04
飛行爬虫類の神経解剖学及び飛行、姿勢、習性に対するその意味
10.30.03
Neuroanatomy of flying reptiles and implications for flight, posture and
behaviour
LAWRENCE M. WITMER, SANKAR CHATTERJEE, JONATHAN FRANZOSA
& TIMOTHY ROWE
ネイチャー10月30日 Nature 425, pp.950 - 953
WITMERらは、比較的原始的なジュラ紀のRhamphorhynchus と、比較
的発達した白亜紀のAnhanguera という2種類の翼竜頭蓋をCTスキャンに
かけ、脳幹をデジタルに再現しました。
それを、鳥類や他の爬虫類と比較しました。翼竜は鳥類と比較すると体の
割りに小さい脳を持っていますが、全体の構成は鳥類と同様で、発達した
視葉と縮小した嗅葉があります。全体の大きさの違いは、鳥類がすでに地
上で脳を発達させた非鳥獣脚類から進化したためだろうとしています。
そのほか、三半規管からその頭の角度なども論じています。
翼竜は視覚や平衡感覚に優れ、飛行能力が優れた爬虫類だったそうです。
ヤフーニュース(毎日)
オハイオ大ニュース
論文
中国遼西産出の新翼竜 BEIPIAOPTERUS CHENIANUS 10.15.03
A NEW PTEROSAUR: BEIPIAOPTERUS CHENIANUS, GEN. ET SP. NOV.
(REPTILIA: PTEROSAURIA) FROM WESTERN LIAONING PROVINCE OF CHINA
呂君昌
福井県立恐竜博物館紀要第2号 pp.153-160
遼寧省北票市四合屯義県層(バレミアン)産出。クテノカスマ科の新属
新種として、Beipiaopterus chenianus gen. et sp. nov. 記載されてい
ます。
翼竜の飛行、歩行などに関して 10.10.03
筋肉の付着などから、羽ばたいて飛んだこと、歩行の様子など
最近の全般的な研究成果をレビューとして述べているようです。
ディスカバリーチャンネル
Biologist 50(5)プレスリリース
論文(PDF)
参考:Crested Nyctosaurus Specimens
ブラジルの翼竜について論文2本 9.16.03
DinosaurMLでの紹介。
オランダのWEB上のジャーナルwww.palarch.nlから
Preliminary description of a skull and wing of a Brazilian Cretaceous
(Santana Formation; Aptian-Albian) pterosaur (Pterodactyloidea) in the
collection of the AMNH Andre J. Veldmeijer PDFファイル
http://www.naturalis.nl/sites/naturalis.nl/contents/i000288/sg125%20veldmeijer.pdf
同じくAndre J. Veldmeijer による。ブラジル アルビアン期のプテロダクティルス上科
Coloborhynchus spielbergi 記載
中国遼寧省産の2つの新しい翼竜 2.19.03
遼西早白亜世九仏堂組両種新的翼手竜化石
汪筱林、周忠和
TWO NEW PTERODACTYLOID PTEROSAURS FROM THE EARLY CRETACEOUS
JIUFOTANG FORMATION OF WESTERN LIAONING, CHINA
古脊椎動物学報第41巻第1期pp.34-41
九仏堂層から産出した2つの翼竜化石を報告しています。1つは、
ニクトサウルス科の Chaoyangopterus zhangi gen. et. sp. nov.
張氏朝陽翼竜(新属新種)。もう1つは、アンハングエラ科の
Liaoningopterus gui gen. et. sp. nov. (顧氏遼寧翼竜) です。
前者は比較的良好に保存された骨格で、後者は頭骨と頭骨より後ろ
の一部が保存されています。
Chaoyangopterus zhangi は、ニクトサウルス科としてアジアで初めて
の記録であるとともに、同科でもっとも早期でありもっとも完全な化石
であるそうです。そのため、4つの翼指骨があること、第1から第3指
もよく発達していることがわかったそうです。同科ではこれまで、翼指
骨は3つしか確認されていなかったそうです。
翼開長は約1.85mと見積もられています。
産地は朝陽市太平房の公皋、九仏堂層(Aptian)
種小名は、朝陽日報の記者、張万連を記念してで、彼は70年代末
から遼寧の化石について100編以上の報道をしてきたのだそうです。
(人民日報)
後者は中国でこれまで発見された最大の翼竜だそうです。またその
歯も既知の翼竜中最大だそうです。歯の生えかわり現象が明確に
認められるそうです。頭蓋長は610mm、翼開長は約5mとされていま
す。
議論では、九仏層はブラジルのサンタナ層よりわずかに古いという
ことも言われています。
中国恐竜網(化石写真があります)
Natura Nascosta No.24 10.27.02
イタリアにあるMuseo Paleontologico Cittadinoという博物館の紀要らし
いのですが、イタリア語がわからないので、今ひとつサイト構成がわかり
ません。
Scarica Natura Nascosta Nー24というところをクリックすると、PDFファイル
をZIP形式で圧縮したものをダウンロードすることができます。
そのほかの号はhttp://www.fante.speleo.it/nat.nasc.phpを。
つい最近記載された内蒙古産の翼竜、Jeholopterus ningchengensis に
ついての論文(英語)があります。
遼寧省白亜紀前期九仏堂層産のタペジャラ科翼竜 10.29.02 10.30追加
遼西早白亜世九仏堂組一翼手竜化石及其地層意義
汪筱林 周忠和
科学通報2002年10月 第47卷 第20期 pp.1521-1527
表紙写真 中国恐竜網
Sinopterus dongi gen. et sp.
nov.董氏中国翼竜(新属新種)が報告され
ています。
白亜紀前期の終わりにブラジルのサンタナ層にみられる、タペジャラ(タペヤ
ラ)科に属するとされています。中国で報告されたタペジャラ科翼竜で最古
であり、 保存も最良とのことです。両翼を展開すると1.2m、歯はなく、嘴の
先端は特に尖り、角質の嘴をもっていた。嘴部から後頭部にかけて骨質
のとさかがある。目の部分は小さいが、前鼻孔は大きい。華奢な体に比べ
頭は大きい。この化石から遼寧省西部は歯のない翼竜の起源の中心だっ
たと説明できる。
完模式標本:腹側面を見せる一個の完全に保存された骨格。
IVPP V13363
地点と層準 遼寧省朝陽市朝陽県東大道郷喇嘛溝、
九仏堂層、白亜紀前期(Aptian)
語源 属名:Sinae(ラテン語で中国)+pterus(ギリシャ語で翼)
種小名:Dong 董枝明にちなむ
特徴
中小型の翼竜。頭骨長約170mm、両翼展開長約1.2m、吻部先端はとがっ
て長い、歯は無い。嘴部は角質が具わっている。前上顎骨と歯骨は背側に
低い弧を描いている。前上顎骨の背側突起最後部先端と頭骨は分離し、
頭頂骨の背側突起と平行に上向きに湾曲している。前鼻孔は大きく長い
(長さは高さの約2.5倍)で、頭骨長の1/3を超える。
上腕骨、橈骨、翼掌骨と第1翼指はだんだん長くなり、後三者と上腕骨の
長さ比は1.5、1.6、および2倍である。手根骨は粗大で癒合していない。肩
甲骨は強く湾曲し、烏口骨の肩甲骨関節側は異常に膨大し、扇形をしてい
る。
脛骨と大腿骨の長さの比は1.4.第1中足骨が最長、第2から第4中足骨に
至るに従い短くなり、第3中足骨は翼掌骨の22.1%、第5中足骨は第1中足
骨の1/5。
タペジャラは歯のない翼竜で、魚食または雑食と考えられるそうです。義県
層は湖に堆積した地層なので、湖の魚を食べていたとも考えられますが、
この論文では嘴の先がとがり、鳥類と同様な角質をもち、下顎と頚椎が頑
丈で、前肢の爪も強力なことから、種子食の仮説をたて、被子植物の進化
と同時に進化したという仮説をたてています。
熱河群には、異なる翼竜の組み合わせがある。義県層の翼竜の組み合わ
せは、ドイツのジュラ紀後期(Tithonian)ゾルンホーフェンに似ており、九仏
堂層の翼竜の組み合わせは白亜紀前期の終わり(Aptian/Albian)ブラジル
サンタナ層の翼竜の組み合わせと似ている。・・・
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てきます。
ブラジル白亜紀前期からの特異な翼竜のとさかとあごの機能 7.19.02
サイエンス7月19日号Volume 297, No. 5580, Issue of 19 Jul 2002, pp. 389-392.
Alexander W. A. Kellner, Diogenes de Almeida Campos
Thalassodromeus sethiと命名された翼竜について。 属名はsea runner
種名はエジプトの神セト(オシリスの殺害者、鳥のようなくちばしをしている)
頭蓋骨は長さが約140cmありますが、側面から見る面積の75%がとさかで占め
られています。 このとさかには血管がよく分布し、温度を下げるラジエーターの
働きをしていたそうです。 あごの形は、2枚の薄い板からなり、水面近くを滑空、
下あごを使って魚をすくように食べることで知られるハサミアジサシという鳥の
ものによく似ていたそうです。
参考:セト神
ヤフーニュース(毎日) ヤフーニュース(時事)
ヤフーニュース(ロイター) 同写真
ABCニュース(飛びながら捕食するアニメーションあり)
NSMBC 毎日新聞 ニューサイエンティスト ナショナルジオグラフィック
朝日新聞
参考:復元画作者の別のイラスト(スタウリコサウルス)
ゾルンホーフェン産の翼竜 Germanodactylus rhamphastinus の頭部の稜に
残された軟組織 3.06.02
SOFT TISSUE PRESERVATION OF THE CRANIAL CREST OF THE
PTEROSAUR GERMANODACTYLUS FROM SOLNHOFEN
Journal of Vertebrate Paleontology: Vol. 22, No. 1, pp. 43-48.
S. CHRISTOPHER BENNETT
ドイツ南部ゾルンホーフェン産の石灰岩層から産出したゲルマノダクティルス
Germanodactylus rhamphastinus の標本から、頭部の稜についた軟組織の
報告です。
前上顎稜から上方に、稜の高さの2倍の軟組織が、骨質の稜を覆っているそう
です。これはおそらく角質化した表皮を構成していたものだろうとしています。
この標本を他のプテロダクティルス上科と比較すると、全てに、生存中は稜の
高さと同じ軟組織があったことが示唆されるとしています。
白亜紀最後期ルーマニア産のがっしりした頭蓋骨のある巨大翼竜 3.05.02
A new giant pterosaur with a robust skull from the latest Cretaceous of
Romania
E. Buffetaut, D. Grigorescu, Z. Csiki:
Naturwissenschaften, DOI 10.1007/s00114-002-0307-1
Hatzegopteryx thambema, nov.gen., nov.sp., という翼竜についてのショート
コミュニケーションです。Densu-Ciula層(マーストリヒト期)から産出したもので
す。
推定翼開長12mという大きさ、これはケツアルコアルトスQuetzalcoaltus に匹
敵します。また、頭蓋骨は頑丈で、ほぼ3mに達したということです。
この頭蓋骨は、他の翼竜が細長い薄い頭蓋骨をしているのと対照的です。
この大きい頭蓋骨の重量を軽くする、一風変わった工夫が骨内部にあります。
非常に薄いまるで発泡スチロールを思い起こさせるような構造が密に構成され
ているのだそうです。
参考:Hateg Dinosaurs ルーマニア Hateg 盆地産の恐竜化石 PDFファイル
内蒙古自治区から発見された"毛"を生やした翼竜 1.15.02
熱河生物群発現帯“毛” 的翼竜化石
科学通報第47巻第1期pp.54-58 表紙写真
A nearly completely articulated rhamphorhynchoid pterosaur with
exceptionally well-preserved wing membranes and "hairs" from Inner
Mongolia, northeast China
Chinese Science Bulletin Vol.47 No.3 Feb.2002 pp.226-230 photo
汪筱林 周忠和 張福成 徐 星
中国内蒙古自治区寧城山頭郷道虎溝の義県層底部で発見された、ほと
んど完全に関節した翼竜化石です。
Jeholopterus ningchengensis gen. et sp. nov. と命名されました。
属名は熱河から、種名は発見地の寧城からです。寧城熱河翼竜。
翼膜と、全身に"毛"が、非常によく保存されています。
短い頸部、短い中手骨と特に長い第5趾骨は、ランフォリンクス上科に特有
ですが、その奇妙な短い尾からアヌログナトゥス科に帰せられる。本標本は
同科の他のメンバー、ドイツ・ゾルンフォーヘン産のAnurognathus 、カザフ
スタンKaratau産のBatrachognathus および中国遼寧省北票産の
Dendrorhynchoides よりはるかに完全なものである。
この新しい翼竜は翼膜が足首の踵まで達しているのを表している。足指に
水かきがある。さらに、その体に、羽毛恐竜Sinosauropteryx の毛のような
外皮構造物に類似したものが生えている。もちろんその類似に対し議論す
る、あるいは反論する証拠はないが。
表紙写真説明では、”毛”は体温調節、飛行あるいは飛行する音を小さくす
るためかもしれないとしています。この翼竜は強い飛行能力をもち、おそらく
水辺に住んでいたとしています。その短く幅広い頭蓋骨と歯の形質から、お
そらく昆虫食だったろう(魚のような他の食物も食べたろうが)ということです。
韓国慶尚南道で翼竜化石骨発見 10.29.01
この化石は、8月12日に慶尚南道固城郡の海岸で恐竜化石愛好者に
より発見されたもの。長さ30cm、幅3cmほど。地層年代については報道
されていません。
ソウル大地球環境科学系の任鐘徳博士と米の研究者の共同分析によ
れば、その骨頭外縁に薄膜があり、それは翼竜化石の典型的な特性で
あること、またこれは肩の骨頭であるそうです。
韓国ではこれまでに翼竜の足跡化石は発見されていますが、化石骨が
発見されたのは初めて。
新華社
ルーマニアとスペインで発見された大型翼竜について9.18.01
先ごろ仏トゥールーズで開催された翼竜シンポで討議されたそうです。
ダラスモーニングニュース
細い毛の生えた翼竜8.31.01
これもJVP3号に掲載されているそうです。
SOFT TISSUE IN AN EARLY CRETACEOUS PTEROSAUR FROM LIAONING
PROVINCE, CHINA
Lu Junchang(呂君昌) & Wang Xioalin
遼寧省西部産白亜紀前期の翼竜化石を走査電子顕微鏡でスキャンしたとこ
ろ、頸部の周りに細く短い毛の印象があったそうです。
中国遼寧省四合屯産出の翼竜6.21.01
遼寧西部義県組翼手竜化石的発現
Discovery of a pterodactylid pterosaur
from the Yixian
Formation of western Liaoning, China
汪筱林、呂君昌(中国科学院古脊椎動物與古人類研究所)
白亜紀前期義県層(およそ1億2千640万年前)から産出した非常に保存
状態のよい翼竜化石です。
ほとんど完全な頭骨があります。プテロダクティルス科の新属新種として
Haopterus gracilis gen. et sp. nov. と命名されています。
中国語文、英文両アブストラクトからごちゃまぜで紹介すると、
低く長く稜のない頭骨で、上下の顎前部に細くとがった歯がある。長い
頸部、よく発達した竜骨突起のある胸骨。肩帯と前肢は発達している。
長い中手骨と指骨、中足骨は縮小し、ほとんど同じ長さの第一から第
三中足骨と短い第五趾がある。最長の骨でも中手骨の1/5に満たない。
熱河生物群の中で初めて完全な頭骨をもった翼竜化石であるとともに、
アジアにおけるプテロダクティルス科の議論の余地の無い化石である。
ジュラ紀後期ドイツゾルンフォーヘン産のプテロダクティルスより派生して
いる。この発見はプテロダクティルス科のヨーロッパ、アフリカ及びアジア
における分布範囲を広げるとともにジュラ紀後期から白亜紀前期にかけ
て最後の産出となっている。熱河生物群の起源と輻射の研究に新たな
証拠をもたらすととともに、ジュラ紀後期の翼竜の進化と分布に新たな
光を与えるものである。
科学通報2001年2月第3号(アブストラクト中国語)化石写真
Chinese Science Bulletin vol.46 No.13 2001年7月英語 化石写真
なぜか化石写真の色調が中・英でぜんぜんちがう!
A REEXAMINATION OF FOUR PROLACERTIFORMS
WITH IMPLICATIONS FOR PTEROSAUR PHYLOGENESIS 11.29.00
DAVID PETERS
RIVISTA ITALIANA DI PALEONTOLOGIA E STRATIGRAFIA
Abstracts vol.106 (2000) n,3 で、翼竜類の系統的位置付けについて、再検討して
います。Cosesaurus aviceps, Longisquama insignis と Sharovipteryx mirabilis
記載標本の再調査により、多くの形質が異なって解釈されうることが示唆され、
新たに記載されたLangobardisaurus とともに翼竜類のシスターグループを成す
ことが示唆されるとのこと。(よくわからないで書いているので、アブストラクトを
お読みください。)
イタリアで発見された基盤翼竜類11.28.00
DinosaurMLによると、Paleontologica Italiana.39 (2): 229-234で報告された
もの。フリウリ地方のノリアン(三畳紀後期)の地層から第4指の長さが137mm
に達するものだそうです。
同じMLでは、韓国で8千6百万から9千2百万年前の翼竜足跡が発見さ、その
長さは35cmにもなり、これは最大の翼竜ケツアルコアルトスに匹敵するという
ことです。マーチン・ロックレイがSVP総会で語ったという記事。
ニューサイエンティスト11月24日号に掲載されているそうです。
穂別町立博物館で展示中の翼竜化石について7.16.00
同博物館櫻井学芸員から、下記資料をお送りいただきました。
7月10日付けのヤフーニュースでは簡単にしか触れていないことですが、実際には、
これだけ研究されているのですね(展示標本どれにも言えることでしょうが)。ぜひ同
博物館に見にいらしてください。
1.「世界に2例」
ご指摘の通り,「立体的に保存された頸椎」として世界で2番目です.
翼竜化石は南極大陸を除く各大陸から発見されていますが,非常に軟らかいチョーク
層に保存されている場合が多く,圧密によって扁平なレリーフ状となっている場合がほ
とんどのようです.逆に言えば,翼竜の全身骨格は,多くはそうした扁平な化石から復
原されているようです.その中で,初めて立体的に保存された標本がアメリカ合衆国デ
ラウエア州で発見され(デラウエア標本,1981年に記載論文公表),今回展示した「遠
別産翼竜化石」が2例目となるわけです.
日本で発見される場合は,保存状況の違い(包有されている地層の違い)から,扁平
になることは少ないようですが(少なくとも北海道ではノジュール中に保存されること
が多いようで,化石は基本的に立体的です),その一方で断片的であるというのが悩
みです(ご存じのように,脊椎動物化石丸ごと一体はそう簡単にはありません....).
なお,道内産翼竜化石が見られるのは,当館の他は,三笠市立博物館のみです.こ
ちらには,上腕骨1点(夕張産),大腿骨1点(三笠産),歯2点(三笠産)が展示され
ており,これらはもちろん,立体的に保存された標本です.
2.「遠別産翼竜化石についてのデータ」
本標本についての記載は,地徳(1996)にてなされています.それによりますと,
「オルニソケイルス科に属するが,プテラノドン(プテラノドン科)に類する特徴を持つ」
とされています.どっちなんだと思いますが,この問題は,遠別標本もしくはデラウエ
ア標本(おそらく遠別標本と種レベルで一致する)の少なくとも頭骨が見つかるか,
立体的に保存されたプテラノドン化石が発見されるまで,解決できないようです.
なお,翼開長5.8mは,デラウエア標本の推定値を採用しています.遠別標本は,「中
部系列頸椎<第3~第7頸椎>のうちのどれか」とされています.デラウエア標本は
遠別標本よりも一回り大きいのですが,中部系列頸椎(第3~第7)の範囲内に納ま
るようです.この値は,プテラノドンとすれば同じか若干小さめですが,オルニソケイル
ス科とすれば遥かに大きいようです.その他は,後掲の参考資料をご覧下さい.
なお,翼竜の頸椎は,Howse(1986)によれば,一般的に9個あり,前部・中部・後部
の三系列に分けられるそうです.前部系列(環椎<第1頸椎>と軸椎<第2頸椎>),
中部系列(第3~第7頸椎),後部系列(第8~9頸椎)は各々特徴が異なるようです.
つまり今回の遠別産翼竜の頸椎は,9つあるうち,まん中のどれかということになりま
す.
3.「展示期間」
2000年6月1日より常設展示室にて公開中で,当面の間,公開します.展示室を大幅
に更新しない限り,展示しているつもりです.
[参考資料]
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遠別産 翼竜化石
産出地 :北海道遠別町
発見者 :岩田 正敏(札幌市在住)
産出層・時代:函渕層群・中生代白亜紀後期,後期シャンパーニュ世(約8000万年前)
標 本 :頸椎(首の骨,中部系列頸椎<第3~第7頸椎>のうちのどれか)
寄 贈 :1993年7月2日
標本番号 :HMG-1052(穂別町立博物館登録資料)
分 類 :翼竜目
翼手竜亜目(プテロダクティルス亜目)
オルニソケイレス科(Ornithocheiridae
Seeley, 1870)
もしくは
プテラノドン(Pteranodon Marsh,
1876; プテラノドン科 )
特 徴 :立体的に保存された,世界で2つ目の翼竜の頸椎.翼竜は空を飛ぶために
体を軽くし,骨内部の大部分はスポンジ状組織が占めている.そのためとて
ももろく,ほとんどは平面状につぶれて発見されている.立体的に保存され
ている翼竜の頸椎の1つ目は,アメリカ合衆国デラウエア州から発見された
化石(デラウエア標本)である(そのレプリカは当館が所蔵している).
大きさ :産出した頸椎の長さは56mm.遠別標本の翼を広げた大きさ(翼開長)
は約5.8mと推定される.これは,デラウエア標本(67mm)の大きさを推
定したBaird & Galton (1981)
の値に基づく.
研 究 :地徳 力(穂別町立博物館・元学芸員)によって研究(地徳,1996).
公 表 :新聞報道(北海道新聞,1994年4月2日,夕刊)
展示の意義 :1993年に寄贈,1996年に研究された後,収蔵庫に保管されていた翼竜
化石を展示した.穂別町からの産出ではないが,穂別地域でアンモナイトや
クビナガリュウが泳いでいた時代,遠別町では翼竜が空を舞っていたのであ
る.また,穂別地域から豊富に産出・展示されている海の生物(クビナガ
リュウ,モササウルス,ウミガメ,アンモナイトその他),最近話題の陸の
生物(新属新種のリクガメ.クリーニング未完状態のレプリカは以前から展
示されている)に加えて,空の生物が仲間入りすることとなる.
なお,翼竜化石を展示している公立の博物館は,道内では当館のほかは,
三笠市立博物館だけである(上腕骨1点:夕張産,大腿骨1点:三笠産,歯
2点:三笠産).
翼竜の解説 :中生代(穂別では海竜の時代)に空を飛んでいたハ虫類.海岸の切り立っ
たがけで生活し,長くのびた第四指(くすり指)と体の間にある皮膜で空中
を滑空,海上で魚などをとらえていたらしい.南極を除く各大陸に分布.恐
竜とともに白亜紀末に絶滅した.後期三畳紀~後期ジュラ紀に繁栄した,カ
ラス大~人間大の嘴竜亜目(ランフォリンクス亜目)と,後期ジュラ紀~後
期白亜紀に繁栄した,人間大~十数mの翼手竜亜目(プテロダクティルス亜
目)の2つのグループに分けられる.なお,クビナガリュウ,モササウルス
などと同様に,「恐竜」ではない.
文 献 :地徳 力,1996.北海道遠別産,翼竜の頸椎.
穂別町立博物館研究報告.第12号.p.17-22.
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参考:穂別町立博物館の紹介サイト
穂別町立博物館公認サイト
The Pterosaur Home Page
穂別町立博物館で展示中の翼竜化石について7.16.00
同博物館の櫻井学芸員から詳しい資料をお送りいただきました。
最新ニュースに掲載します。
国立科学博物館モノグラフ17号出版3.22.00
「アンハングエラ科(翼竜)の新種の記載とブラジル北部サンタナ層の翼竜相」
というタイトル(英文"DESCRIPTION OF A NEW SPIECIES OF ANHANGUERIDAE
(PTERODACTYLOIDEA) WITH COMMENTS ON THE PTEROSAUR FAUNA
FROM THE SANTANA FORMATION (APTIAN-ALBIAN),NORTHEASTERN
BRAZIL" 135ページ)。
本館1階に展示してあるアンハングエラ属の化石を詳しく調べた結果、新種で
あるとともに、これまで知られていなかった多くの解剖学的特徴が明らかになっ
たそうです。さらにブラジル産のその他の多様な翼竜化石についても注釈を加
えています。
著者はブラジル国立博物館地質古生物部門長アレックス・ケルナー博士と科博
の冨田幸光室長。
1冊1,300円。本館地下ミュージアムショップで販売しています。
北海道三笠市で発見された翼竜の歯化石8.24.99
三笠市立博物館(高橋英昭館長)は24日、同市内の蝦夷層群三笠層(白亜紀後期
セノマニアン階(約9,700~9,000万年前)の地層)発見された二個の化石が、オルニト
ケイルス科の翼竜(よくりゅう)の歯と確認されたと発表した。
白亜紀後期の同科の翼竜が発見されたのはアジアで初めてという。
同博物館によると、翼竜の歯はこれまでに、岐阜県で白亜紀前期の化石が見つかって
いるが、白亜紀後期の同科翼竜は英国とモロッコで発見されているだけという。
同博物館の早川浩司主任研究員によると、化石は岩見沢市内の無職解良正利さん(73)
が'88年5月、同市の会社員小山内年昭さん(53)が'97年6月に、それぞれ三笠市の桂沢
と奔別沢で発見し、同七月に三笠市立博物館に鑑定依頼があった。同博物館は翼竜の
権威、ドイツ・フンボルト大自然博物館(ドイツ)のデビッド・アンウィン博士に研究を依頼し
ていた。
解良さんが見つけた歯は長さ24ミリ、幅最大9.8ミリ。小山内さんのは長さ12.5ミリ、幅
最大5ミリ。解良さんのものは断面がフットボール型で、片側がやや平らなのに対し、反
対側は丸みを帯び、エナメル質に覆われている。小山内さんの歯も類似しており、同博
士はイギリスなどで発見された化石と比較から、「大きさ、形、装飾の形状から、オルニ
トケイルス科の翼竜と考えられる」と鑑定結果を回答してきた。
翼竜に詳しい国立科学博物館の真鍋真研究官は「オルニトケイルスは9千万年前までに、
アジアでは絶滅していたと考えられてきた。今回の発見は少なくとも同時期に、アジアでも
生息していたことを示すものだ」と評価している。
オルニトケイルス 頭骨は細長く、すべての種に歯がある。翼を広げた長さは約2.5mにもなり、
白亜紀前期(約1億4,500~9,700万前)には世界的に生息していたとされる。
オルニトケイルス科の翼竜は36種数えられるそうですが、三笠の翼竜は今後の資料で新種
になるでしょうか。
ヤフーニュースライン時事
ヤフーニュースライン毎日新聞
ヤフーニュースライン北海道新聞詳しい
読売新聞やや詳しい
参考:三笠市立博物館を紹介しているページ
The
Pterosaur Home Page
翼竜化石は羽毛恐竜の年代を決めるか?4.16.99
ネイチャー4月15日号のScientific Correspondence欄へのカリ
フォルニア大学バークレー校のK Padian たちの報告によると、遼
寧省北票で見つかった翼竜化石から、この動物群はジュラ紀後
期のものとしているようです。羽毛恐竜の年代を決定する決め手
となるでしょうか。
ネイチャー
ネイチャー門(日本語サマリーあり)
北海道夕張市で昨年発見された化石が翼竜の上腕骨と判明3.17.99
昨年9月に夕張市のシューバロ湖で採取された化石が約8,800万年前
白亜紀チューロニアンに生息していた翼竜の上腕骨であることが、判明
しました。発見者は岩見沢市内の会社員小山内年昭さん。化石採集中に
発見し、三笠市立博物館に鑑定を依頼したそうです。
化石は長さは17cm、周囲は細い部分で9cmで、両端の一部が欠けるとの
こと。翼を広げた時の大きさは5、6mと推定されるそうです。
北海道の空を巨大な翼竜が舞っていたと想像すると、ちょっとすごいですね。
ヤフーニュースライン
読売新聞ストリーム(写真と声の解説。要リアルプレイヤー)
読売新聞ストリーム(記事)