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1億4000万年前の韓半島恐竜を復元 12.28.05
  中央日報 朝鮮日報 釜慶大学ニュース(5月30日付)朝鮮日報(1月5日付)
  Pukyongsaurus Millenniumi は、国立釜慶大学の白仁成(ペク・インソン)
 教授(環境地質科学科)グループが2000年2月、慶尚南道の河東郡・錦城
 面に位置するガルサ里沖の岩島、バウィ島で発見した恐竜化石です。頚
 椎7個、胴椎1個、鎖骨1個、胸肋骨1個、非胸肋骨1個、血道弓1個があります。

 白亜紀前期、約1億4千万年前(河東層Hasandong Formation)に生息していた、
 体長約20mのエウヘロプス科とされる竜脚類です。
 属名は国立釜慶大学、種小名は、この恐竜が新しい千年紀に発見され
 たことを記念するものだそうです。韓国語では「チョンニョンブギョン
 リョン(千年釜慶竜)」といいます。

 2001年10月に報告され、今年5月6日クリーブランド自然史博物館により
 931番目の新種恐竜として認められたそうです。記載は第八届中国古脊椎
 動物学学術論文集pp.41-53(2001年10月発行)に下記題名で掲載。

 記韓国白亜紀一新的蜥脚類恐竜 董枝明、白仁成、金賢珠
 A PRELIMINARY REPORT ON A SAuROPOD FROM THE HASANDONG FORMATION(LOWER
 CRETACEOUS), KOREA
 

 来年初め3ヶ月かけてクリーニング後、董枝明とソウル大学BK事業団のイ
 ム・ジョンドク博士の諮問を受けて実施されます。作業は中国の骨格製作
 専門機関に依頼してコンピュータの3D作業を通じ鋳型を作り、形を復元す
 るそうです。

 復元後は釜慶大学の環境海洋大学または、学術情報院のロビーに展示して、
 長期的には、釜山市が招致を進めているトンナム科学館に永久展示する方
 針を立てているとのこと。

 費用約2億ウォン(約2千万円)は、釜山市と釜慶大学が1億6千万ウォンと3千
 3百万ウォンをそれぞれ負担するそうです。