最新ニュース
NSF(大写真あり) アメリカ自然史博物館 時事 時事 白亜紀末、マーストリヒチアンのヨーロッパはいくつもの島に分かれた多島海でし た。その中で捕食者の位置にある獣脚類はどのようだったか、長く不明のままで した。ドロマエオサウルス科恐竜の歯などは発見されていましたが、記載されるほ どの材料は出ていなかったそうです。 今回、ルーマニア中部Haţeg盆地のSebes層から産出したドロマエオサウルス科 Balaur bondoc が記載されました。 属名Balaurは古代ルーマニア神話でドラゴン、種小名はルーマニアの俗語で、ぽっ ちゃり太った人や動物を指し、元々トルコ語起源の言葉。この動物の体型とともに アジアとの生物地理の繋がりをも示すとのことです。要は太ったドラゴン。 特徴:体長は1.8~2m程度。あちらの報道では大きくなりすぎたシチメンチョウと表現 されています。手と後肢遠位部の骨に癒合している部位が多いことが特徴にありま すが、素人目に目立つのは、足の爪。2枚爪といいましょうか、第一・二指に大きな鉤 爪があります。2枚爪で小型化した植物食恐竜を襲っていたのでしょうか。 系統的にはvelociraptor の姉妹群とされています。 Zoltan Csikia, Matyas Vremir, Stephen L. Brusatte, and Mark A. Norell(2010) An aberrant island-dwelling theropod dinosaur from the Late Cretaceous of Romania PNAS print August 30, 2010, doi: 10.1073/pnas.1006970107 アブストラクト |
5月28日にお知らせしたニュースですが、中国の一般メディアが報道しているので 再掲します。 Sinoceratops zhuchengensis (諸城中国竜) 中国科学院(新華社) CNTV(動画) XU Xing, WANG KeBai, ZHAO XiJin & LI DunJing First ceratopsid dinosaur from China and its biogeographical implications Chinese Science Bulletin 2010, 55(16) 1631-1635 DOI: 10.1007/s11434-009-3614-5 アブストラクト 論文ダウンロードできます。 |
中国中央電視台(CCTV)が8月29日に放送した恐竜番組です。 動画を見ることができます。3編からなるようですが、そのうち1と3がアップされて います。 第1編(1時間33秒) 第3編(55分16秒) ダウンロード速度が遅い時があります。 |
日経サイエンス 10月号 最近の化石の発見や現生鳥類のゲノム解析から、新鳥類は6550万年前以前 から登場していたらしいことが明らかになっています。新鳥類はなぜ絶滅を免れ て生き延びたのでしょうか。 |
AFPBB |
24日の様子をアップしました。私の参加日程は24日までですが、調査自体は まだまだ続きます。 |
時事 2001年に八王子市で発掘された古代ゾウの化石が、新種として記載 されました。ステゴドン属の新種 Stegodon protoaurorae です。 HIROAKI AIBA, KATSUYOSHI BABA, MASAKI MATSUKAWA(2010) A new species of Stegodon (Mammalia, Proboscidea) from the Kazusa Group (lower Pleistocene), Hachioji City, Tokyo, Japan and its evolutionary morphodynamics Palaeontology Vo. 53, Issue 3, pp. 471-490 DOI: 10.1111/j.1475-4983.2010.00953.x アブストラクト |
白峰集中調査に取材に来た、テレビ金沢のニュースです。 NNNニュース(同内容) |
今日から白峰集中調査に参加しています。時々ディノアゴラにアップする 予定です。 8月22日の様子までアップしました。8月23日の様子もアップしました。 |
読売新聞 常陸太田市長谷町の西堂平層が日本最古となる約5億1100万年前のカン ブリア紀のものであることが、日立市郷土博物館特別専門員で茨城大名誉 教授の 9月18日から富山大で開かれる日本地質学会で発表されるとのこと。 |
オハイオ大ニュース NSF ナショナルジオグラフィック(日) 恐竜絶滅後の哺乳類は、ワニと恐鳥類に脅かされる日々を送ったと、NHK スペシャル「恐竜絶滅 ほ乳類の戦い」でも強調していました。番組ではその 足に注目していたようですが、今回の研究は、その頭骨とくちばしの解析から 獲物を捕らえる習性を解き明かしたものです。 この研究では、約600万年前、アルゼンチン北西部に生息していた中型の種、 Andalgalornis の頭骨を解析しています。頭骨をCTスキャンし、コンピュータ内 で再構成した上で、有限要素法により、くちばしも含めた頭骨各部の強度を可 視化しています。 研究結果によれば、くちばしを突出し、また頸を後ろに引く方向には十分な強度 があります。しかし、頭を振る動きに対しては強度が低いことがわかりました。 そのため、獲物を捕らえるためには、比較的小さい獲物に対し、くちばしをボク サーのジャブのように素早く何度も打ち下ろすやり方をした、としています。 Federico J. Degrange, Claudia P. Tambussi, Karen Moreno, Lawrence M. Witmer, Stephen Wroe Mechanical Analysis of Feeding Behavior in the Extinct “Terror Bird” Andalgalornis steulleti (Gruiformes: Phorusrhacidae) PLoS ONE 5(8): e11856. doi:10.1371/journal.pone.0011856 論文 解析画像、動画、解説など WitmerLab |
47ニュース 時事 毎日新聞 プリンストン大ニュース NSF オーストラリア南部の約6億3500万年前の地層から、カイメンの仲間である 可能性がある化石が発見されました。化石を約50マイクロメーター毎の厚さに 削り、断面の2次元情報をコンピュータで合成し、立体画像を作っています。 これまで最古と考えられる動物化石より約9000万年古いものだそうです。 Adam C. Maloof, Catherine V. Rose, Robert Beach, Bradley M. Samuels, Claire C. Calmet, Douglas H. Erwin, Gerald R. Poirier, Nan Yao & Frederik J. Simons Possible animal-body fossils in pre-Marinoan limestones from South Australia Nature Geoscience Published online: 17 August 2010 | doi:10.1038/ngeo934 アブストラクト |
9月13日~12月19日 上野民俗歴史資料館で開催されます。 奥山茂美化石コレクション滋賀県立琵琶湖博物館寄贈記念です。 記念講演も9月19日に開催されます。詳細はPDFファイルを。 |
楽天womanニュース FOX放送局で「Terra Nova」というシリーズで2011年放送予定とあります。日本では いつ、どこからになるでしょうか。 |
読売新聞 朝日新聞 大野市下山の白亜紀前期(約1億3000万年前)の地層から昨年5月に発見された 化石がカルノサウルス類と見られる肉食恐竜の歯とわかったそうです。 長さ31mm、幅14mmの歯で、体長は3~5mと推定されるそうです。 |
ネイチャーニュース 朝日 毎日 読売 Greg Laden's Blog ユーレカアラート アリゾナ州立大 マックス・プランク協会(独)(英) 参考:Dikika Research Project 人類が石器を使った最古の直接証拠は約250万年前のエチオピアのゴナ遺跡から 出ています。今回、石器を使って肉切り離したたと見られる傷がついた骨が、ゴナ近 傍のボウリ遺跡(339万年前)から複数発見されました。走査電顕で見ると、切り離す すために石器でつけられた明瞭な切り痕、および骨髄を取り出すために叩いた痕が 認められたそうです。これが、人類の祖先が石器を使用した明確な証拠とされれば、 石器使用は80万年以上遡ることになります。 Shannon P. McPherron,Zeresenay Alemseged,Curtis W. Marean,Jonathan G. Wynn, Denne Reed,Denis Geraads,Rene Bobe& Hamdallah A. Bearat Evidence for stone-tool-assisted consumption of animal tissues before 3.39 million years ago at Dikika, Ethiopia Nature Volume: 466, Pages: 857-860 DOI: doi:10.1038/nature09248 |
ネイチャーニュース 朝日 毎日 読売 Greg Laden's Blog ユーレカアラート アリゾナ州立大 マックス・プランク協会(独)(英) 参考:Dikika Research Project 人類が石器を使った最古の直接証拠は約250万年前のエチオピアのゴナ遺跡から 出ています。今回、石器を使って肉切り離したたと見られる傷がついた骨が、ゴナ近 傍のボウリ遺跡(339万年前)から複数発見されました。走査電顕で見ると、切り離す すために石器でつけられた明瞭な切り痕、および骨髄を取り出すために叩いた痕が 認められたそうです。これが、人類の祖先が石器を使用した明確な証拠とされれば、 石器使用は80万年以上遡ることになります。 Shannon P. McPherron,Zeresenay Alemseged,Curtis W. Marean,Jonathan G. Wynn, Denne Reed,Denis Geraads,Rene Bobe& Hamdallah A. Bearat Evidence for stone-tool-assisted consumption of animal tissues before 3.39 million years ago at Dikika, Ethiopia Nature Volume: 466, Pages: 857-860 DOI: doi:10.1038/nature09248 |
ひとはくブログ 読売新聞 毎日新聞 長さ約3cm、ほとんど完全な全身骨格です。前期白亜紀のカエル全身骨格は、国 内初、世界で13例目とのこと。SVP総会で発表されます。 |
ネイチャー オハイオ大ニュース NSF(動画あり) 朝日新聞 NHK タンザニア南西部の「中期」白亜紀約1億年前のワニ、異歯性が強く、哺乳類の ような歯をしています。既知のワニ類とは異なって顎の内転時に歯冠どうしがある 程度接触し、咬合の複雑性のレベルが哺乳類およびその絶滅した近縁種に匹敵 していたと考えられるそうです。 小型の陸上性ワニで、小動物や昆虫なども食べていたと考えられています。 Pakasuchus kapilimai 新属新種 属名はPaka スワヒリ語でネコ。短く低い頭蓋から。+souchos ギリシャ語でワニ 種小名はRukwa Rift Basin Project.の中心を担った故Saidi Kapilima(ダルエスサラー ム大教授)に献名。 |
アルゼンチン北西部サンフアン州イシグアラスト層から産出した基盤的竜脚形類 Chromogisaurus novasi を記載しています。 属名はギリシャ語"chroma"(色)+ "gi" (地面や大地の意味)。産出したイシグア ラスト層の色から。種小名は著者と同じ博物館の古生物学者Fernando Novasに 献名したものでしょう。 Guaibasaurus, Agnosphitys, Panphagia, Saturnalia および Chromogisaurus と、 グアイバサウルス科を構成するとしています。なかでもSaturnalia と近縁で、これ と亜科を構成するとしています。一方、世界最古の恐竜展でも展示されている、 Panphagiaは、もはや最も基盤的な竜脚形類とはいえなくなったようです。 またEoraptor は新獣脚類の姉妹群、ヘレラサウルス科は真竜盤類でない竜盤 類としています。 Martin D. Ezcurra A new early dinosaur (Saurischia: Sauropodomorpha) from the Late Triassic of Argentina: a reassessment of dinosaur origin and phylogeny Journal of Systematic Palaeontology 8: 371-425. DOI: 10.1080/14772019.2010.484650 アブストラクト 論文内容についてはchinleana 図版について、化石網が載せています。 |
福井新聞 毎日新聞 福井県立恐竜博物館は19日から今年度の発掘調査を開始しました。 フクイラプトルやフクイサウルスの追加標本、さらに羽毛化石まで期待しているそうです。 発掘の様子は2010夏 千秋学芸員の恐竜発掘日誌で見ることが出来ます。 |
3巻セット 6,174円 2008年 11月24日 から 11月26日 までに韓国で放送された ドキュメンタリーを元に作ら れているようです。元の放送は2009年放送大賞を受賞しているそうです。一方マニアの間 からはグラフィックのエラーが指摘される箇所もあるそうです。 3巻セットの本にはCD、DVD付となっているので、放送番組自体も多少見ることができるの かもしれません。 参考:YouTubeの番組映像 ウィキペディア(韓国語) |
時事 ネイチャーニュース ミシガン大ニュース NSF サウジアラビア、約2900~2800万年前の地層から発見された頭骨部分化石が、ホミ ノイドと旧世界ザルの共通祖先とわかりました。これまで両者の共通祖先はアラビアか らアフリカに生息し、分岐は3000~3500万年前と見られていましたが、その年代の化 石はあまり見つかっていませんでした。それより分岐は新しいことがわかり、分岐年代 2900~2400万年前になると見られています。 Saadanius hijazensis と命名されています。 Iyad S. Zalmout, William J. Sanders, Laura M. MacLatchy, Gregg F. Gunnell, Yahya A. Al-Mufarreh, Mohammad A. Ali, Abdul-Azziz H. Nasser, Abdu M. Al-Masari, Salih A. Al-Sobhi, Ayman O. Nadhra, Adel H. Matari, Jeffrey A. Wilson & Philip D. Gingerich New Oligocene primate from Saudi Arabia and the divergence of apes and Old World monkeys Nature Volume: 466, Pages: 360--364 DOI: doi:10.1038/nature09094 参考:霊長類の進化とその系統樹 |
毎日新聞 産経 福井県立恐竜博物館は14日、絶滅した国内最古の馬「アンキテリウム・ハイポヒッポイ デスAnchitherium “hypohippoides”」(和名ヒラマキウマ)のものとされてきた骨化石が、 1700万~1800万年前のもので同種としては東アジアで最古級だったと発表しました。 あごの骨に付いていた歯の表面の模様などから、中国の内モンゴル自治区で見つかった アンキテリウム・ゴビエンセに似ていることが判明したが、ゴビエンセの歯にはない突起が あり、新種と判定とのことです。 Kazunori Miyata and Yukimitsu Tomida Anchitherium (Mammalia, Perissodactyla, Equidae) from the Early Miocene Hiramaki Formation, Gifu Prefecture, Japan, and its Implication for the Early Diversification of Asian Anchitherium Journal of Paleontology 84(4):763-773. 2010 doi: 10.1666/09-128.1 アブストラクト |
福井県立恐竜博物館 7月17日(土)14:00~15:30 董枝明 中国の恐竜研究の最新情報についてお話します。 申込不要 |
モンタナ大ニュース 両者は同一種の成長段階の違いであることがわかりました。 John B. Scannella; John R. Horner Torosaurus Marsh, 1891, is Triceratops Marsh, 1889 (Ceratopsidae: Chasmosaurinae): synonymy through ontogeny Journal of Vertebrate Paleontology, Volume 30, Issue 4 July 2010 , pages 1157 - 1168 DOI: 10.1080/02724634.2010.483632 アブストラクト |
朝日新聞 毎日新聞 林原自然科学博物館は2日、1983年にモロッコのアトラス山脈中央部で発見された 恐竜の足跡について、ドロマエオサウルス類の可能性が高いと発表しました。これは 年代が1億9千万年前ということで、これは1億5千万年前とされる始祖鳥の生息年代 より遡ります。これにより、始祖鳥以前にドロマエオサウルス類が生息していた可能性 が高くなり、恐竜から鳥類への進化がより裏づけられるそうです。 10日から岡山市デジタルミュージアムで始まる「ようこそ恐竜ラボへ!」で紹介。 |
読売新聞 中日新聞 長崎新聞(動画) 福井県立恐竜博物館は、4日、2004年に同博物館の宮田研究員が長崎市野母崎 (のもざき)の白亜紀後期(約8,400万年前)の地層から発見された化石がハドロサウ ルス類の左大腿骨関節部だったと発表しました。同博物館で9日から展示されます。 長崎市役所ほかではレプリカが展示されます。 |
7.05.10 7月1日付ネイチャー 紹介が遅くなりました。 ナショナルジオグラフィック(日) 1 2 3 4 ネイチャーニュース ネイチャービデオ ロッテルダム自然史博物館ビデオ(蘭) ペルーの中新世中期(約1,200万~1,300万年前)から産出したマッコウクジラ類の記 載をしています。現生のマッコウクジラは下あごにしか歯は生えていませんが、化石の 顎には上下とも巨大な歯(最大で直径12cm、長さ36cm)が生え、顎も頑丈なものだそう です。 Leviathan melvillei と命名されたこのマッコウクジラ類の生息した時期は、ヒゲクジラ類 がその多様化とサイズの拡大をはじめた時期と一致するため、ヒゲクジラ類を捕食して いたと考えられ、同時期の巨大サメCarcharocles megalodon とともに捕食者の頂点に たっていたと考えられるそうです。 なお属名は旧約聖書に出てくる伝説上の海のモンスター、それになぞらえたホッブスの リヴァイアサンは、高校あたりの社会科で習ったでしょう。 種小名は「白鯨」の著者メルヴィル(Herman Melville (1819–1891))に献名。 Olivier Lambert,Giovanni Bianucci,Klaas Post,Christian de Muizon,Rodolfo Salas-Gismondi, Mario Urbina& Jelle Reumer The giant bite of a new raptorial sperm whale from the Miocene epoch of Peru Nature Volume: 466, Pages: 105-108 DOI: doi:10.1038/nature09067 |
ナショナルジオグラフィック(日) 哺乳類動物の神経伝達速度の研究から、その速度には一定の限界があることが、 わかったそうです。神経信号の基本的な制限速度は体のサイズに関係なく秒速55 mほどであり、ゾウなどの大型動物は神経信号の速度内で動けばゆっくりとした足取り になる。したがってT-REXのような大型恐竜も、神経により伝わる感覚を無視しなけれ ば、ゆっくりとした足取りだったということです。 Heather L. More, John R. Hutchinson, David F. Collins, Douglas J. Weber, Steven K. H. Aung and J. Maxwell Donelan Scaling of sensorimotor control in terrestrial mammals Proc. R. Soc. B published online 30 June 2010 doi: 10.1098/rspb.2010.0898 アブストラクト |
いたことを示す営巣地跡 6.29.10 ネイチャージャパン 竜脚類がなぜ特定の場所で何年もの間卵を産んだのか、一つの解答が出ています。 アルゼンチン、ラリオハ州サナガスタにある白亜紀の熱水系地層の発掘場所で、竜脚 類の一群が意図的に繰り返し営巣していたことを示す初めての決定的証拠を示してい ます。熱水により卵を温めて孵化させていたとはとは・・・! Gerald Grellet-Tinner& Lucas E. Fiorelli(2010) A new Argentinean nesting site showing neosauropod dinosaur reproduction in a Cretaceous hydrothermal environment Nature Communications Volume: 1,Article number:32 DOI: doi:10.1038/ncomms1031 論文 |
ポーツマス大 ハル大 西オーストラリア大 ディメトロドンやエダフォサウルスの背のヒレや、翼竜類のとさかの機能については 体温調節のためという説が有力です。では、本当にそのために、あんなに極端な形に なったのでしょうか? 翼竜プテラノドンのとさかは、体温調節のためとしては、その体に比べ大きすぎる、ま た、盤竜類の背の帆も同様ということです。そこから、これらの機能は異性を惹きつけ るため。性的シグナルであったと結論づけています。 Joseph L. Tomkins, Natasha R. LeBas, Mark P. Witton, David M. Martill, and Stuart Humphries Positive Allometry and the Prehistory of Sexual Selection The American Naturalist 2010. Vol. 176, pp. 000–000 DOI: 10.1086/653001 アブストラクト |
ネイチャーニュース 水中から陸上へ、どのように進出していったのかは、化石の上からも興味深いもの です。この研究は遺伝子の面から、どのようにヒレから四肢に移行していったかを解 明したものです。 オタワ大のMarie-Andrée Akimenkoらがゼブラフィッシュを用いた研究で、ヒレの硬い 繊維質を形成する蛋白質(actinodin 1 and 2)をコードする遺伝子群がゼブラフィッシュ やelephant sharkには存在するが四肢動物には存在しないことがわかりました。 これに対し遺伝子の喪失が先か四肢の獲得が先かが問題とコメントする研究者もい ます。 Jing Zhang, Purva Wagh, Danielle Guay, Luis Sanchez-Pulido, Bhaja K. Padhi, Vladimir Korzh, Miguel A. Andrade-Navarro & Marie-Andre'e Akimenko Loss of fish actinotrichia proteins and the fin-to-limb transition ネイチャー doi:10.1038/nature09137 アブストラクト |
ナショナルジオグラフィック(日) 約12,900年前に巨大隕石が北米に衝突し、これが原因となって約1,000年間寒冷 化が進み、マンモスなど大型動物が絶滅したという説があります。 このことについては、議論が続いているようで、ヤンガードリアス期の地層に多く見ら れる微小な炭素の球状体は衝突により有機物が燃えてできたという説に対し、固く 球状になった菌類や昆虫の糞だという説もあるそうです。 衝突によってできたと思われるナノダイヤモンドの存在については、今年1月のサイ エンスに論文掲載されました。 |
ナショナルジオグラフィック(日) クリーブランド自然史博ニュース アウストラロピテクス・アファレンシスの新しいオス個体の骨格が発見・記載されまし た。アファール語で「大男」を意味する「カダヌームー(Kadanuumuu)」と名づけられた そうです。この分析から、これまで考えられていたより二足歩行獲得の時期が早まる 可能性があるそうです。 Yohannes Haile-Selassie, Bruce M. Latimer, Mulugeta Alened, Alan L. Deinoe, Luis Giberte, Stephanie M. Melillof, Beverly Z. Saylorg, Gary R. Scotte, and C. Owen Lovejoya, An early Australopithecus afarensis postcranium from Woranso-Mille, Ethiopia PNAS doi: 10.1073/pnas.1004527107 アブストラクト |
イェール大ニュース カナダ、アルバータ、後期白亜紀の水生爬虫類Champsosaurus の大腿骨や、恐 竜の肋骨から見つかった齧り痕の研究です。これは1対の痕がついているところか ら、ほ乳類の仕業。多丘歯類だろうということです。 NICHOLAS R. LONGRICH and MICHAEL J. RYAN Mammalian tooth marks on the bones of dinosaurs and other Late Cretaceous vertebrates Palaeontology DOI: 10.1111/j.1475-4983.2010.00957.x アブストラクト |
AFPBB Caltech フロリダ大 PNASに出たRobert A. Eagleらの研究です。 絶滅した動物の体温を知ることは、難問です。多くの場合、骨格やそこから導き出される習 性などから、恒温動物だっただろうと推定されたりします。 この研究では歯や卵殻のバイオアパタイト中に含まれる同位体、炭素13と酸素18の濃度に 注目しています。その生物の体温が低いほど、これらの濃度は高く、高くなると分散する傾向 があるのだそうです。 そこで、まず現生の体温が判っている動物(シロサイ、インドゾウ、ナイルクロコダイル、アメリ カンアリゲーター、シロワニ(Sand Tiger Shark))で濃度と体温の関係を実証しています。 次に絶滅動物としてマンモスの歯のアパタイトから体温を割り出しています。 論文に出てくる絶滅動物はマンモスのみですが、1~2℃誤差で割り出すのは可能と結論づ けています。 報道ではさらにこの先、恐竜などの体温についても研究するとしています。 Robert A. Eaglea, Edwin A. Schauble, Aradhna K. Tripati, Thomas Tütken, Richard C. Hulbert, and John M. Eiler Body temperatures of modern and extinct vertebrates from 13C-18O bond abundances in bioapatite PNAS doi: 10.1073/pnas.0911115107 アブストラクト |
5.08.10 平山廉・小林快次・薗田哲平・佐々木和久 化石研究会会誌 Journal of Fossil Research, Vol42(2)pp.74-82(2010) 久慈琥珀博物館の琥珀発掘体験場から発見されたカメ類、ワニ類、恐竜化石について。 カメ類については、アドクス科の未記載種およびナンシュンケリス科の未記載種と考えら れる。鳥盤類坐骨化石は、ケラトプス科を除く周飾頭類の可能性があるが、断定するには 追加標本が必要としています。 |
WIRED AppBamk ティラノの頭骨にしては、ぼやけていると思うと、これは800以上の画像をモザイクの ように寄せ集めて作ったもの。その一つ一つを拡大すれば、画像と説明文が現れま す。iTunesストアからダウンロードできます。アイポッドでも利用できます。 |