パンダのゲノム解読 10.12.08
朝日新聞 サーチナ 新華社(英文)
深セン華大基因研究院は、11日、パンダのゲノムの解読に成功したと発表しました。
パンダは系統的にイヌに近いそうです。イヌとクマは近い動物なので、パンダはクマ科の
動物という説の証明にもなるそうです。
アケボノゾウ、東御市の千曲川河川敷で脚など発掘 10.07.08
信濃毎日新聞5日付
長野県東御市教育委員会は、同市加沢の千曲川河川敷で、約130万年前の
地層から、若いアケボノゾウの脚などの骨の化石が見つかったと発表したそう
です。ほぼ全身骨格ということで、成長過程にあるアケボノゾウでは初めての
ことだそうです。
東御市ではこれまでも成体2体の全身骨格が発見されています。市教委文化
財課の事務分掌に「アケボノゾウ化石に関すること。」と明記されているほどで
す。
石川県白山市桑島化石壁から多丘歯類哺乳類新種2種 10.03.08
中日新聞 読売新聞
白山市は10月2日、多丘歯類の新種、Hakusanobaatar matsuoi と
Tedoribaatar reini を発表しました。
桑島化石壁産出化石調査協議会の調査団が2001年5月、2002年1月に、
化石壁をつらぬくライントンネル掘削時に発見したものだそうです。
10月10日から19日まで白山パーク白峰で展示されます。
Nao Kusuhashi 2008.
Early Cretaceous multituberculate mammals from the Kuwajima Formation
(Tetori Group), central Japan
Acta Palaeontologica Polonica 53 (3), 2008: 379-390ダウンロードできます。
参考:白山市化石調査について
1800万年前の巨大ネコ、南米から初の化石 8.18.08
AFPBB
Homotherium という剣歯ネコです。ベネズエラ、モナガス州で。
ナウマン象足跡化石か 幕別町忠類 道内初6個発見 8.12.08
北海道新聞 十勝毎日新聞
北海道十勝 幕別町忠類(旧忠類村)でナウマン象発掘地東側を発掘
したところ、ナウマン象の足跡化石とみられるものが6個発見されたそうで
す。
ネコ科における頭蓋と下顎の形態の進化 8.01.08
Per Christiansen 2008.
Evolution of Skull and Mandible Shape in Cats (Carnivora: Felidae)
PLoS ONE 3(7): e2807. doi:10.1371/journal.pone.0002807
ネコ科は現生のネコ科動物が入るグループと、絶滅したサーベルタイガーのグループ
に2分されるそうです。この2つのグループの頭蓋と下顎の形態は大きく異なっています。
2つのグループの体の大きさを同じにすると、サーベルタイガーの噛む力ははるかに弱い
そうです。またサーベルタイガーには体の大きさと頭蓋の形態に明確な相関関係が認め
られるが、現生のネコ科グループには認められない。現生のネコ科の頭蓋と下顎の形態
の進化は、体の大きさに関係なく一定の力強い咬合により決まってきたが、サーベルタイ
ガーの形態は、大きくなった上顎の犬歯を用いて効率的な捕食をする淘汰圧により進化
したとしています。かれらにとって噛む力は二次的なもので、その進化の過程で次第に弱
くなったということです。
兵庫県篠山市から国内最古の哺乳類化石 6.13.08
人と自然の博物館ニュース
朝日新聞 読売新聞 神戸新聞
篠山層群下層部(約1億4千万年前から1億3千6百万年前)から哺乳類の下顎
骨(長さ約2.5cm)が発見されました。石川県白山市、福井県勝山市に以外で発
見されたのは初めて。
カモノハシゲノム塩基配列を解読 5.09.08
カモノハシゲノムが解読・解析され、他の哺乳類やニワトリのゲノムと比較されました。
カモノハシには毒爪があります。カモノハシと爬虫類の毒素蛋白質は、同じ遺伝子ファミ
リーから別々に生じたそこと。ヒトを含む哺乳類と同じ性決定遺伝子はカモノハシにもあるが
カモノハシでは性決定の役割を果たしてなく、この役割は単孔類と他の哺乳類が分岐した
1億66百万年前よりあとに生じたものだそうです。一方乳汁蛋白質遺伝子は我々と同じも
のがあり、これは分岐以前からあるものだそうです。
ネイチャー5月8日号
Wesley C. Warren他
Genome analysis of the platypus reveals unique signatures of evolution
大分県宇佐市安心院町でミエゾウの切歯(牙)発見 4.19.08
毎日新聞17日付 西日本新聞17日付
同町森の深見川右岸、350万年前の地層から。長さ156cm直径16cmの切歯が発見さ
れました。魚類咽頭化石の研究家で、九重町の中学教諭の北林栄一さんが発見。
庄原のクジラ化石に3新種 3.26.08
中国新聞
広島県庄原市立比和自然科学博物館に収蔵されているクジラ化石種のうち、1種が
新属新種、2種が新種であることが鹿児島大の大塚裕之名誉教授(地質学古生物学)
らの研究で分ったそうです。
ナウマンゾウの臼歯など発見 野尻湖調査団 3.26.08
信濃毎日新聞
4億年前に入り込んだ遺伝情報、哺乳類の脳生成に深く関係 3.05.08
読売新聞
脊椎動物の祖先のゲノムに4億年前入り込んだレトロポゾンが、ゲノム上の領域を刺激し、
約2億年前、哺乳類の共通祖先の中で、高度な脳を発達する機能を獲得したのだそうです。
PNASに掲載されたそうですが、Early Edition にはまだ出ていないようです。
Sasaki T, Nishihara H, Hirakawa M, Fujimura K, Tanaka M, Kokubo N, Kimura-Yoshida
C,
Matsuo I, Sumiyama K, Saitou N, Shimogori T, Okada N.
Possible involvement of SINEs in mammalian-specific brain formation.
参考:東京工業大学岡田研究室
北米最古の霊長類はシベリアから 3.04.08
K. Christopher Beard
The oldest North American primate and mammalian biogeography during the
Paleocene–Eocene Thermal Maximum
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.0710180105 アブストラクト
約5千5百万年前の霊長類Teilhardina の記載をしています。この霊長類はアジアやヨー
ロッパにも分布していて、この頃海水面が下がり現れていたベーリング地峡を通り、シベリ
アから渡ってきたと見られるそうです。
ネイチャーニュース ニューサイエンティスト
5300万年のウサギ類化石、インドから 2.26.08
BBCニュース
インド、グジャラート州から産出した、最古のウサギ類化石は5300万年前に遡ります。ウサ
ギ類が他の哺乳類から分岐した年代が古くなりました。
Kenneth D. Rose, Valerie Burke DeLeon, Pieter Missiaen, R.S. Rana, Ashok
Sahni, Lachham Singh
& Thierry Smith
Early Eocene lagomorph (Mammalia) from Western India and the early diversification
of Lagomorpha
Proc.Royal Soc. B DOI: 10.1098/rspb.2007.1661
米ワイオミング州で出土した始新世前期の原始的コウモリと飛翔および反響定位の進化
2.14.08
ネイチャー2月14日号 ミシガン大ニュース(写真あり) ロイヤルオンタリオ博物館ニュース
AFPBB
Nancy B. Simmons, Kevin L. Seymour, Jörg Habersetzer & Gregg F. Gunnell
Primitive Early Eocene bat from Wyoming and the evolution of flight and echolocation
pp.818-821 (14 February 2008) | doi:10.1038/nature06549
コウモリの初期進化については、まだよく知られていません。ここでは、始新世前期の、他のど
のコウモリより原始的な特徴をもつコウモリを記載しています。
オニコニクテリス科(新科)の新属新種 Onychonycteris finneyi
属名:ギリシャ語でOnycho(爪の生えた)+nycteris(コウモリ) 全ての指に発達した爪があること
から。
種小名:完模式標本(ROM 55351A,B)を採集したBonnie Finneyに献名。
羽ばたき飛行はするようになっていました。エコロケーションの機能は、耳の形態からまだなかっ
たそうです。このことは、「飛行先行説」を裏付けるものとなります。翼の形状から、波打つように
滑空と羽ばたきを繰り返す飛び方がコウモリにとって原始的なものだったことを表し、また長い距
骨から、幅広い尾膜翼がコウモリの初期段階で進化し、その機能は獲物を捕らえる道具としてよ
り補助的なエアフォイルだったことを示しています。四肢のプロポーション及び全ての指に爪があ
ることから、この動物が素早く木に登り、また四足歩行をし、木にぶら下がる習性をもっていたか
もしれないことが示されています。
30年前に見つかったナウマンゾウ化石の中からマンモスゾウの歯を発見 1.31.08
滋賀県政eしんぶん
北海道中川郡幕別町忠類から1969年に発見され、翌年に渡って発掘されたナウマンゾウ化
石(忠類標本)を再検討したところ、第2大臼歯とされていたもの が第3大臼歯であり、かつ未
咬耗の第3大臼歯とされていたものがマンモスゾウの第2あるいは第3大臼歯であることが明ら
かとなったそうです。このことにより、25から30歳とされていたこの標本の年齢は50歳以上と変
更されることになるそうです。
この発見については、日本古生物学会第157回例会で発表されます。
体重1トン、世界最大のネズミの仲間 南米で化石を発見 1.17.08
CNN
体重1tと言われると想像に余りますね。約400万年前のウルグアイに生息。
Josephoartigasia monesi と命名されました。
Andrés Rinderknecht, R. Ernesto Blanco
The largest fossil rodent
Proceedings of the Royal Society B Biological Sciences.
doi:10.1098/rspb.2007.1645 論文ダウンロードできます。
忠類のナウマン象化石にマンモスの歯 土捨て場で混入? 1.12.08
北海道新聞
「カンガルーの祖先は飛び跳ねなかった」、豪研究報告 12.07.07
AFPBB News
BENJAMIN P. KEAR, BERNARD N. COOKE, MICHAEL ARCHER and TIMOTHY F. FLANNERY
IMPLICATIONS OF A NEW SPECIES OF THE OLIGO-MIOCENE KANGAROO (MARSUPIALIA:
MACROPODOIDEA) NAMBAROO, FROM THE RIVERSLEIGH WORLD HERITAGE AREA,
QUEENSLAND, AUSTRALIA
Journal of Paleontology; November 2007; v. 81; no. 6; p. 1147-1167; DOI:
10.1666/04-218.1
アブストラクト
中国海南島で40万年前のパンダなどの化石発見 12.06.07
新華社 中新網 新華社 MSNBC
40万年前は、大陸と繋がる半島だったそうです。パンダのほか、大型のサル類、サイ、
バク、ゾウなど20種の哺乳動物化石が産出しているそうです。
偽トリボスフェニック型哺乳類とトリボスフェニック型哺乳類における歯の収斂的適応
11.01.07
Zhe-Xi Luo, Qiang Ji & Chong-Xi Yuan2
Convergent dental adaptations in
pseudo-tribosphenic and tribosphenic mammals
ネイチャー11月1日号 Nature 450, 93-97 doi:10.1038/nature06221
現生哺乳類の臼歯は全てトリボスフェニック型臼歯(すりつぶしと切断の両方の機能を持つ)
から派生したものです。今回記載されたPseudotribos robustus というシュノテリウム科哺乳
類では、偽タロニッドがトリゴニッドの前方にあって、上顎の偽プロトコーンを受け止めるかた
ちになっています。この偽プロトコーンはプロトコーンと類似していますが、偽タロニッドは、真
正トリボスフェニック型哺乳類では後方にあるタロニッド・ベイシンとは逆に前方にあります。
この哺乳類は、中国内蒙古自治区寧城、道虎溝の九竜山(Jiulongshan)層(中期ジュラ)から
産出したもので、下顎や骨格の特徴は原始的なものですが、北半球のトリボスフェニック型
哺乳類のものとは異なっています。
この記載により、初期哺乳類の歯の進化が独立に少なくとも2回起こったことがわかりました。
ナショナルジオグラフィック NSF
中学生発見クジラ化石 県内最古のケトテリウム科 10.20.07
信濃毎日新聞
昨年8月、裾花川床で中3の青木隆宏君が発見。約600年前のケトテリウム科下顎と判
明したそうです。11/20-11/30戸隠地質化石館で展示。
イノシシ似の新種哺乳類 兵庫・三田市の化石 10.05.07
中日新聞 朝日新聞 神戸新聞
三田市の約3800万年前の地層から産出した下顎の化石です。
偶蹄目アントラコテリウム科 Bothriodon の新種 Bothriodon sandaensis と命名。
和名はサンダタンジュウというそうです。
兵庫県立人と自然の博物館で6日から11月11日まで展示。
Takehisa Tsubamoto,
Takashi Matsubara,
Satoshi Tanaka, Haruo Saegusa (2007)
Geological age of the Yokawa Formation of the Kobe Group (Japan) on the
basis of
terrestrial mammalian fossils
Island Arc 16 (3), 479–492. doi:10.1111/j.1440-1738.2007.00577.x
中国で初めて発見されたドコドン類哺乳類化石に学名 9.03.07
新華社 新華社
9月1日から新疆ウイグル自治区のウルムチで、「中ドイツ協力中国北方地質と環境
進化国際学術研討会」が開催されているそうです。中国、ドイツ、日本から50名以上
の専門家が出席し、日本からは中央大の西田治文教授が出席しています。
その席上、2003年、ウルムチより15km西にある硫黄溝地区で発見された約1億6千万
年前、後期ジュラ紀の17個の哺乳類歯化石に対し、ドコドン類(中国名:柱歯獣類)の新
属として,“ジュンガル獣”という属名がつけられたそうです。中国の報道では、全て中
国名しか出てこないので、ジュンガルテリウムとかいうのかな?と想像するしかありませ
んが・・・種小名は、"左氏"となっています。体長は5から7cm、外見はネズミに似ている
そうです。
※報道では発見となっていましたが、楽園のマスターのご指摘により、これは2005年に
ACTA PALAEONTOLOGICA POLONICA 50 (4)で記載されていることが判明しました。
Dsungarodon zuoi です。
HANS−ULRICH PFRETZSCHNER, THOMAS MARTIN, MICHAEL W. MAISCH,
ANDREAS T. MATZKE, and GE SUN, 2005
A new docodont mammal from the Late Jurassic of the Junggar Basin in
Northwest
China
Acta Palaeontologica Polonica 50 (4): 799–808.
新種セイウチ化石と確認 1500万年前に生息 秩父 7.15.07
埼玉新聞
約50年前に秩父市内の赤平川の川原で発見された化石が、約1500万年前に生息して
いた、新種セイウチと、科博甲能直樹研究主幹の鑑定により判明。
白山市白峰化石壁産出の哺乳類Hakusanodon archaeus 7.10.07
白山市ニュース 北國新聞
古代 の白山の歯を意味する新属新種の三垂歯類です。
Guillermo W. Rougier, Shinji Isaji( 伊左治鎭司), and Makoto Manabe (真鍋真)2007
An Early Cretaceous mammal from the Kuwajima Formation (Tetori Group),
Japan, and a
reassessment of triconodont phylogeny.
Annals of Carnegie MuseumVolume 76, Number 2
7月21日から8月31日まで白山恐竜パーク白峰で公開
マンモスそのまま 凍結状態ロシアで発見 日本で検査へ 7.06.07
北海道新聞
ロシア・西シベリア北部ユリベイ川近くで発見された生後半年とみられるメスマンモスを
日本で検査するそうです。
太古のロマン足跡化石 金ケ崎・永沢川 7.05.07
岩手日報
永沢川でアケボノゾウの足跡が発見されたそうです。
セミクジラ属最古の化石と確認 信州新町博物館保存 7.03.07
信濃毎日新聞 中日新聞
群馬県立自然史博物館との共同研究により、セミクジラ属の新種であることがわ
かり、シンシュウセミクジラと命名されたそうです。
信州新町化石博物館所蔵の長野県天然記念物
イエネコの祖先はリビアヤマネコ、遺伝子解析で解明 6.30.07
読売新聞、毎日新聞 オックスフォード大ニュース
The
Near Eastern Origin of Cat Domestication
Carlos A. Driscoll et
al. Science DOI:
10.1126/science.1139518
世界のイエネコ979匹と、世界各地の野生のネコの遺伝子系統を解析したところ、イエネ
コはリビアヤマネコに最も近く、少なくとも5つの母系から家畜化されて人の手により、世界
に広がったそうです。イエネコ、中東・アジアのヤマネコ、リビアヤマネコなどの共通祖先は
13万1000年前に遡るそうです。
白亜紀の正獣類と、K/T境界付近のローラシアにおける有胎盤哺乳類の出現 6.21.07
ネイチャー 6月21日号
J. R. Wible, G. W. Rougier, M. J. Novacek & R. J. Asher
Cretaceous eutherians and Laurasian origin for placental mammals near the
K/T boundary
pp.1003-1006 doi:10.1038/nature05854
モンゴル、ウカートルゴッド、ジャドクタ層(後期白亜紀、約7500~7100万年前)から産出
した、正獣類を記載しています。
Maelestes gobiensis gen. et sp. nov.
属名は、Mae:モンゴル科学アカデミーとアメリカ自然史博物館の共同発掘の頭文字
(Mongolian Academy of Sciences–American Museum of Natural History Expeditions)
+lestes:ギリシャ語で盗人。しばしば食虫動物のような哺乳類に使われる。
種小名は、産地のゴビにちなむ。
完模式標本PSS-MAE 607は、不完全な頭蓋、左下顎骨、ほか各部椎骨ほか
この論文では、標本の記載というより、有胎盤哺乳類がいつごろ出現したかという議論に
一つの結論を提出しています。
有胎盤哺乳類の出現時期については、恐竜の絶滅以後という説がある一方、1億年前か
らという説もあります。この論文ではMaelestes gobiensis も含め69分類群の408にのぼる
形質から系統分析をしています。その結果、白亜紀の化石は有胎盤哺乳類から除外され、
最初の有胎盤哺乳類は6500万年以降に出現したことが明らかになりました。また、その起
源は南半球ではなく北半球ローラシアにあることがわかりました。
なお、現生哺乳類DNAからの解析については、ネイチャー3月29日号に論文が掲載されて
います。そこでは、現生哺乳類の爆発的分岐はK/T境界の1000-1500万年後という結果が
出ています。
ニューサイエンティスト ネイチャーニュース
ジャイアントパンダ、最古種の頭骨 6.19.07
時事 アイオワ大ニュース
広西チワン族自治区の洞窟から約200万年前の頭骨
Changzhu Jin, Russell L. Ciochon, Wei Dong, Robert M. Hunt Jr., Jinyi Liu,
Marc Jaeger, and Qizhi Zhu
The first skull of the earliest giant panda
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.0704198104 アブストラクト
旧四賀村で40年前発掘の化石、世界最大級の陰茎骨 6.02.07
信濃毎日新聞
群馬県立自然史博物館の長谷川館長により、1300~1500万年前の海生
哺乳類の陰茎骨と判明したそうです。
四賀化石館で8月1日から8月31日まで展示するそうです。
ジュゴンの仲間・海牛の全身化石、新種か…東京・多摩川 5.13.07
読売新聞11日付
東京都狛江市の多摩川川底、約120万年前の地層から。
タスマニアデビル「謎のがん」で激減 保護策で議論 4.10.07
CNN.co.jp
「デビル顔面腫瘍性疾患」このままでは20年後には絶滅とみられています。
先史時代のクジラの骨格化石が見つかる 伊トスカーナ 4.06.07
CNN.co.jp
約400万年前といいます。
恐竜絶滅は哺乳類の進化にあまり貢献しなかった 3.29.07
Olaf R. P. Bininda-Emonds, Marcel Cardillo, Kate E. Jones, Ross D. E. MacPhee,
Robin M. D. Beck, Richard Grenyer,
Samantha A. Price, Rutger A. Vos, John L. Gittleman & Andy Purvis
The delayed rise of present-day mammals
ネイチャー3月29日号 Nature 446, 507-512 (29
March 2007) | doi:10.1038/nature05634
既知の哺乳類4,554種のうち99%にあたる4510種のDNAデータを元に哺乳類の分岐年代を調
べています。その結果、例えば最初のげっ歯類など、有胎盤哺乳類は9,300万年前に分岐して
いたことが判りました。しかし、白亜紀の間分岐のスピードはあまり速くありませんでした。2番目
の分岐の爆発点は、約5,000万年前。地球温暖化が急速に進んだ時期で、古いタイプの哺乳類
が絶滅し、新しいタイプの哺乳類が進化したそうです。6,550万年前の恐竜絶滅は、哺乳類の進
化にあまり貢献しなかったそうです。
ネイチャーニュース ユーレカラート1 2 3 BBC
新しい正三垂歯類哺乳類及び初期哺乳類の中耳骨の進化 3.15.07
Zhe-Xi Luo, Peiji Chen, Gang Li and Meng Chen
A new eutriconodont mammal and evolutionary development in early mammals
Nature 446, 288-293 (15
March 2007) | doi:10.1038/nature05627
中国河北省、約1億2千5百万年前の哺乳類、 Yanoconodon allini を記載しています。
その最大の注目点は、中耳の構造です。哺乳類の中耳を構成する3つの骨は、
爬虫類では下顎の骨でした。Yanoconodon では、下顎から中耳へ進化する中間
段階を表しています。この進化をたどるロゼッタストーンと言われています。
NSFニュース(生態復元イラストあり)
カーネギー自然史博物館ニュース 同画像ページ(化石、骨格ほか)
朝日新聞3.20付
タスマニアタイガーの撮影に成功と主張、豪州で論争 3.03.07
CNN.co.jp
ドイツ人観光客カップルが撮影成功と主張しているそうです。
中生代滑空哺乳類の学名訂正 3.01.07
ネイチャー3月1日号Nature 444, 889–893 (2006)
12月に大きなニュースとなった中国の滑空哺乳類Volaticotherium antiquus について、属名
語尾が訂正されています。普通名詞の語尾は中性が正しいそうです。
Volaticotherium antiquum と、訂正されました。
カイギュウ化石、新潟県長岡市で発見 2.09.07
毎日新聞
最も原始的な霊長類骨格発見と原始霊長類の系統 1.25.07
ユーレカラート フロリダ大ニュース イェール大ニュース フロリダ自然史博物館リリース
Jonathan I. Bloch, Mary T. Silcox, Doug M. Boyer, and Eric J. Sargis
New Paleocene skeletons and the relationship of plesiadapiforms to crown-clade primates
PNAS 2007 104: 1159-1164 DOI:10.1073/pnas.0610579104
ここで研究者たちは、霊長類の85に及ぶ現生及び化石種の骨格の特徴から、霊長類の基盤系
統の再構築をしました。また、これまででもっとも原始的な特徴をもつ、曉新世、5600万年前のプレ
シアダピス類霊長類骨格も記載しました (Ignacius clarkforkensis sp. nov.; Dryomomys szalayi,
gen. et sp. nov.)。
その結果、これまで真霊長類ではないともされていたプレシアダピス類を、間違いなく真霊長類で
あるとしています。
参考:霊長類の進化とその系統樹
オーストラリアの洞穴から貴重な有袋類などの化石発見 1.25.07
オーストラリア南中央部のNullarbor平原にある3つの洞穴から、多くの有袋類化石が発見されて
います。69の脊椎動物(哺乳類、鳥類、爬虫類)化石及び、80万年前から20万年前に生息した軟体
動物化石です。西オーストラリア博物館のチームにより発見されました。
その中には、絶滅したカンガルーの新種が8種、有袋類のライオンといわれるThylacoleo carnifex
の完全な骨格が含まれています。
研究者たちは、骨を覆う方解石の中に含まれる放射性元素から年代を測定し、また、カンガルーと
ウォンバット化石13個体の歯のエナメル質に含まれる同位体の割合を現生の類縁の歯と比較しま
した。その結果、化石となった動物の殆どは草食で、開けた平原で植物を食べていたことが、わか
りました。気候は今と同じか、僅かに湿潤だった程度だそうです。
そうすると、何がこれらの動物を絶滅に導いたのかという疑問が生じます。氷河期の気候の変化に
より絶滅したという説と、オーストラリアに上陸した人間が絶滅をもたらしたという説があります。
今回の研究では、気候の変化は絶滅の主因ではなかったというほうに軍配をあげています。
Gavin J. Prideaux, John A. Long, Linda K. Ayliffe, John C. Hellstrom,
Brad Pillans, Walter E. Boles,
Mark N. Hutchinson, Richard G. Roberts, Matthew L. Cupper, Lee J. Arnold, Paul D. Devine and
Natalie M. Warburton
An arid-adapted middle Pleistocene vertebrate fauna from south-central Australia
ネイチャー1月25日号 doi:10.1038/nature05471
ネイチャーニュース ニューサイエンティスト ナショナルジオグラフィック
Thylacoleo carnifex画像
なぜライオンはゾウより小さいか 1.16.07
ネイチャーニュース ニューサイエンティスト ユーレカラート
肉食獣の体重20kg程度を閾値に、対象となる獲物や狩の方法がかわるそうです。
小さい肉食獣は無脊椎動物や小さい獲物、大きい肉食獣は自分と同じくらい大きい
獲物。ただ、より大きいサイズでは狩猟に要するエネルギーも大きくなり、限界は、
約1tだそうです。恐竜では、代謝が哺乳類より低いので、体重5tのT-REXが1tの哺
乳類に相等するそうです。
Chris Carbone, Amber Teacher, J. Marcus Rowcliffe
The Costs of Carnivory
PLoS Biol 5(2): e22 doi:10.1371/journal.pbio.0050022
漁網にナウマンゾウの化石? 12.21.06
中国新聞
周防大島町沖家室島沖に仕掛けた建網にかかったそうです。
歯冠の複雑さは哺乳類のある種の食性を明らかにする 12.17.06
ユーレカラート ネイチャー
昔のCMをもじれば、「哺乳類は歯が命」です。ネイチャーAdvance
online publication
で発表された論文によると、ネコとネズミのように進化的起源が異なっても、その食性
により歯冠の複雑さは異なり、植物食になるほど複雑になるそうです。その複雑さを記
述する値は、系統が異なっても同じ食性なら同じ値になるのだそうです。これにより、
絶滅した哺乳類からもその食性が明らかになるかもしれませんね。
High-level similarity of dentitions in carnivorans and rodents
Alistair R. Evans, Gregory P. Wilson, Mikael Fortelius and Jukka Jernvall
アブストラクト
参考:The MorphoBrowser database
ヨウスコウカワイルカが絶滅 12.17.06
CNN.co.jp 神戸新聞 ネイチャーニュース 参考:baiji.org blog.baiji.org
中国と海外の共同調査隊が、事実上絶滅したと14日発表したそうです。
ニュージーランドに生息していた哺乳類 12.16.06
サウスウェールズ大ニュース
鳥の島と思われていたニュージーランドにも、少なくとも1600万年前にはネズミ大
の哺乳類が生息していたそうです。大腿骨片や顎の骨が発見されています。
Miocene mammal reveals a Mesozoic ghost lineage on insular New Zealand,
southwest Pacific
PNAS アブストラクト(オープンアクセス論文ダウンロードできます)
1億2千5百万年前の滑空する哺乳類 12.14.06
ネイチャー 朝日 読売 毎日 BBC ライブサイエンス ナショナルジオグラフィック
アメリカ自然史博物館ニュース
A Mesozoic gliding mammal from northeastern China
Jin Meng, Yaoming Hu, Yuanqing Wang, Xiaolin Wang and Chuankui Li doi:10.1038/nature05234
Volaticotherium antiquus 古代の滑空する獣 と命名されました。内蒙古自治区の1億2千5百万年前の地層
から発見されたそうです。体長12から14cm、体重70g程度だそうです。その長い四肢から尾にかけて皮膜の跡
があるそうです。現生のモモンガやムササビとは直接の関係はありません。
東御で化石発見 アケボノゾウの下あご臼歯か 12.01.06
信濃毎日新聞
東御市の千曲川河床で発見されたそうです。
和歌山県太地町で腹びれを持つイルカ発見 11.05.06
毎日新聞 朝日新聞 読売新聞 東京新聞 NHK動画
体長2.72mのバンドウイルカだそうです。腹びれは後ろ脚のなごりの先祖がえりでしょうか。
参考:太地町立鯨の博物館 (財)日本鯨類研究所
ゾウ系統のミッシングリンク発見 11.03.06
ミシガン大ニュース(化石写真あり) idwニュース(独語。復元図あり)
ナショナルジオグラフィック ライブサイエンス
エリトリア東部、約2千7百万年前の地層から発見された下顎化石は、ゾウの系統をたどる
ミッシングリンクになるそうです。記載論文はPNASのearly edition に掲載されています。
A proboscidean from the late Oligocene of Eritrea, a "missing link"
between early
Elephantiformes and Elephantimorpha, and biogeographic implications
Jeheskel Shoshani, Robert C. Walter, Michael Abraha, Seife Berhe, Pascal
Tassy, William J. Sanders , Gary H.
Marchant , Yosief Libsekal , Tesfalidet Ghirmai , and Dietmar Zinner
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.0603689103
Eritreum melakeghebrekristosi と命名されたそうです。属名は産出地から、種小名は、標
本を持ち込んだ現地の農民、Melake Ghebrekristos に献名。
アフリカで長鼻類の記録は3千4百万年前から2千4百万年前までの間途絶え、ギャップがあ
るそうです。今回の記載は、そのギャップを埋めるものです。下顎には歯もついていますが、
研究者たちは、この歯は現在のゾウのように水平置換し、これは水平置換する歯の最古の
例になるのではないかとしています。歯の大きさは、約3千5百万年前に生息していたパレオ
マストドン類と同程度で、約1千2百万年前に生息していたゴンフォテリウム類や約1万年前に
絶滅したマストドンより小さいそうです。
下顎の大きさから、この動物の見かけは現在のゾウに似ていたが、鼻はより短く、キバは下
顎にもあり、合計4本だったそうです。身体の大きさは、肩まで約1.2mで、サイズの点でも現
生のゾウ(肩まで約3.5m)との中間を示すものだそうです。
ゾウは鏡を見て自分を認識する 10.31.06
読売 朝日 西日本 ネイチャーニュース ニューサイエンティスト ナショナルジオグラフィック
Yerkes National Primate Research Center サイエンスナウからハッピーのビデオ
ヒト、類人猿、イルカは鏡を見て自己を認識する認識能力があります。ゾウにもこの能力があるという
研究が出ました。ニューヨークのブロンクス動物園で飼育されている、3頭のメスのアジアゾウに対し、
実験は行われました。研究者たちは、互いに助け合ったりする高度な社会性があるゾウには、自己認
識能力があると仮説を立て、行ったものです。ゾウたちは、鏡なしでは見えない身体の部分を見たり、
口を開けて鼻をその中に入れた姿を見たりしたそうです。中でもハッピーという名のゾウは、右眼の上
につけられた×印に、鏡を見ながら鼻でさわる行為を何度もし、鏡を見て自己を認識する能力があると
認定されました。
Self-recognition in an Asian elephant
Joshua M. Plotnik, Frans B. M. de Waal, and Diana Reiss
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.0608062103
フィリピン、セブ島産のドワーフ水牛化石 10.17.06
ユーレカラート
FOSSIL REMAINS OF A NEW, DIMINUTIVE BUBALUS (ARTIODACTYLA: BOVIDAE:
BOVINI) FROM CEBU ISLAND, PHILIPPINES
Darin A. Croft, Lawrence R. Heaney, John J. Flynn, and
Angel P. Bautista
Journal of Mammalogy 2006;87:1037–1051
どうやって乗る?高さ4mのラクダ…10万年前だけど 10.14.06
読売新聞
11日に紹介した、シリアの巨大ラクダ化石の話題です。
シリアで10万年前の巨大ラクダ化石発見 10.11.06
MSNBC BBC
スイス・シリア合同チームにより、ダマスカスから150マイルほど北のEl Kowm という村のサイトで発見
したそうです。現在のラクダの2倍の体高があります。
マストドンは結核により絶滅に追いやられた 10.04.06
ナショナルジオグラフィック
マストドンの骨格標本113のうち59(52%)に結核があったことがわかったそうです。
Fossil Mammal Resembling Dog-Hare Hybrid Found in Bolivia 9.20.06
ナショナルジオグラフィック
ボリビアで発見されたHemihegetotherium trilobus という南蹄類 (Notoungulata)について
Case Western Reserve大ニュース
A new middle Miocene hegetotheriid (Notoungulata: typotheria) and a phylogeny of the Hegetotheriidae
DARIN A. CROFT and FEDERICO ANAYA
Journal of Vertebrate Paleontology, 2006, 26(2):387-399
兵庫でゾウの歯の化石発見 1900万年前の地層から 9.17.06
産経新聞
兵庫県豊岡市にある竹野海岸の地層から。ステゴロフォドン属右顎大臼歯の一
部だそうです。17日、地質学会で発表。
ジャイアントパンダの歯の化石を発見 河南省 9.02.06
人民日報日本語版 秋田魁新報
河南省許昌市の霊井遺跡から発見された化石がジャイアントパンダの下顎右側の第3臼歯と判明。
コスタリカでデスモスティルスの歯化石発見 8.28.06
ヤフーニュース(AFP) nacion.com(スペイン語) nacion.com(化石写真とイラスト)
本来20日付の報道ですが・・・
さし渡し2cmに満たない1本の歯ですが、これまで北太平洋沿岸に生息していたとされたデスモ
スティルスの歯が熱帯のコスタリカで見つかったことは、大きな発見です。
Desmostylus hesperus の歯であるということです。
報道では残念ながらコスタリカのどこで発見されたか触れていません。中新世、約7-5百万年前
としています。発見者は地質学者Ana Lucía Valerio と地質・古生物学者 César Laurito です。
この発見まで、コスタリカではRhyncotherium blicki (ゴンフォテリウム科 ゾウの仲間)が、4-5百
万年前で、最古の脊椎動物化石だったそうです。
この歯の発見についてはRevista Geológica de América Central に掲載されるそうです。
ヒゲクジラの祖先は小型の歯クジラ 8.17.06
オーストラリアで2500万年前に生息していたヒゲクジラの祖先、Janjucetus hunderi は、体長
3-3.5mで、大きい眼をした肉食のハンターだったそうです。メルボルン博物館で8月16日から
9月6日まで展示されます。
BBC モナシュ大ニュース ネイチャーニュース
A bizarre new toothed mysticete (Cetacea) from Australia and the early
evolution of baleen whales
Erich M.G. Fitzgerald
Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences DOI: 10.1098/rspb.2006.3664
桐ケ台の穴:最深93メートル大規模洞くつ、調査報告書 ナウマンゾウの歯も
7.29.06 毎日新聞
秋吉台で昨年の春発見された竪穴「桐ケ台の穴」の調査報告書がまとまりました。
ナウマンゾウの子供の歯の化石や、北海道などの寒冷地にしかいないシントウトガリネ
ズミの歯の骨も見つかったそうです。
参考:山口大理学部ニュース(ヤウマンゾウの子供の歯)
京都新聞
霊長類は5550万年前出現 温暖化で生息地急拡大 7.24.06
産経新聞 ヤフーニュース(時事)
真霊長類が約5550万年前、ほとんど同時にアジア、ヨーロッパ、北米に広がった理由は
なぜか、これまで謎でした。今回、Teilhardina 属がアジア、ヨーロッパ、北米全てから発
見されていることに目をつけ、その年代を厳密に調べたものです。
その結果、アジアのTeilhardina asiatica が最古であり、ヨーロッパのTeilhardina belgica
の方が新しく、北米のTeilhardina brandti と Teilhardina americana が最も新しいことが、
わかりました。
これはわずか25000年の間に連続的に進化しながら生息地を拡大させていったことにな
るのだそうです。
Rapid Asia-Europe-North America geographic dispersal of earliest Eocene
primate
Teilhardina during the Paleocene-Eocene Thermal Maximum
Thierry Smith , Kenneth D. Rose , and Philip D. Gingerich
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.0511296103
オーストラリアで「肉食カンガルー」の化石発見 7.12.06
ヤフーニュース(ロイター) 朝日新聞
2000万年前のクイーンズランド州には恐ろしいものがいたのですね。
ニューサウスウェールズ大のMike Archer 教授らのチームによる発掘。demon ducks という大型の鳥も、
発掘したそうです。
ABC MSNBC オーストラリア博物館のページ
徳之島で新種のトゲネズミ 7.11.06
読売新聞
京都大学霊長類研究所の遠藤秀紀教授らにより新種と確認されました。
Tokudaia tokunoshimensis (和名トクノシマトゲネズミ)
同研究所ニュース
記載論文はMammal Study Vol. 31 (2006) , No. 1 pp.47-57 論文ダウンロードできます
A new species of Ryukyu spiny rat, Tokudaia (Muridae: Rodentia), from Tokunoshima Island,
Kagoshima Prefecture, Japan
Hideki Endo and Kimiyuki Tsuchiya
マンモスの毛皮の色は明るいものと暗い色があった 7.07.06
サイエンス7月7日号
Nuclear Gene Indicates Coat-Color
Polymorphism in Mammoths
Holger Roempler他
シベリアの凍ったマンモスの細胞核遺伝子の分析から、その毛の色には明るい色、暗い色があった
ことがわかったそうです。
ライブサイエンス ナショナルジオグラフィック BBC カリフォルニア大サンディエゴ校ニュース
新種齧歯類の化石発見 6.23.06
山陽新聞 神戸新聞
齧歯(げっし)類のディアトミス科の新種とみられる動物の化石の報告です。古生物学会一般講演の中、
「岡山県津山盆地の中新統産 Diatomys 属の新種化石とその系統進化学的意義」
小澤智生(明大・院・環境学)・田邊賢吾で報告されたものです。
わたしも演者の講演を聴きましたが、中国の標本の臼歯などと比較して新種と考えられるそうです。
同科は、先ごろ生きた姿をビデオ撮影されたLaonastes aenigmamus も含まれるとサイエンスで報告
されたもの。そのうち、この標本はDiatomys shantungensis の系統の東アジアでの最後の種と考えら
れるそうです。聞いていて、結構大きいニュースと思いましたよ。
コウモリはウマやイヌ・ネコの近縁 6.21.06
朝日新聞 読売新聞
岡田典弘東工大大学院教授らによる遺伝子(DNA)分析です。
レトロポゾンという遺伝子の配列により系統を分析したものだそうです。
馬・食肉目・コウモリの共通祖先から分化したという結果が出ているそうです。ウマのひづめは、独自
の起源をもつというのも驚きです。
この共通祖先を持つグループを、翼のある馬、ペガサスからPegasoferaeと呼ぶことを提唱しています。
Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 10.1073/pnas.0603797103 オープンアクセス。論文ダウンロードできます。
ラオスの生きた化石、ビデオに 6.15.06
Laonastes aenigmamus というこのげっ歯類、1100万年以上前に絶滅したと思われていたそうです。
ラオスでフロリダ州立大チームにより発見され、2005年に記載されました。もっとも現地ではガヌーと呼
ばれ、狩猟対象で、市場で食用に売買されているようです。
ユーレカラート フロリダ州立大ニュース 同ビデオ Wikipedia MSNBC
カーネギー自然史博物館ニュース
ライブドアニュース
霊長類の新属新種発見 5.12.06
Lophocebus kipunji といいます。タンザニアで。体長90cmほどです。
サイエンスエクスプレス
フィールド博物館ニュース アラスカ大ニュース Wildlife Conservation Society
ライブサイエンス BBC
マンモスの絶滅はヒトによるものでない 5.11.06
ネイチャー 5月11日号
New carbon dates link climatic change with human colonization and Pleistocene
extinctions R. Dale Guthrie
アラスカやユーコンで発見された化石に含まれる炭素同位体で年代を調べると、ヒトが
アメリカ大陸に渡る以前であることがわかったそうです。大きな気候変動で急に温暖化
したため、植生が変わったためだそうです。
ライブサイエンス ナショナルジオグラフィック CNNジャパン
湖南省で300万年前のサイの化石を発見 5.09.06
CRIonline
湖南省吉首市の雅渓民族セメント工場 で発見されたそうです。
バナナ顎の化石哺乳類は音を出す稀な能力とリンクしている 5.04.06
マッコウクジラ:旧四賀村で発見の化石、新属と判明 かみつくマッコウと命名
4.18.06
ヤフーニュース(毎日)
長谷川善和群馬県博館長により新たに歯の特徴などから「かみつくマッコウ」と
いう意味の「ブリグモフィゼテル」と名付けられたそうです。
長野県の化石紹介、同写真 松本市四賀化石館 四賀村商工会
ジュラ紀中期の泳ぐ哺乳形類及び初期哺乳類の環境形態的放散 2.25.06
有袋類のゲノム解析発表 1.30.06
Monodelphis domestica (ハイイロジネズミオポッサム)の遺伝子を解析。組織適合性複
合体(MHC)ゲノムの複雑さは真獣類と鳥類の間。
Reconstructing an Ancestral Mammalian Immune Supercomplex from a Marsupial Major
Histocompatibility Complex
Katherine Belov 他
PLoS of Biology
秋吉台、昨年新発見の洞窟内でオオカミ化石 1.21.06
ヤフーニュース(共同) 顎と歯の3点
頭部より後方に単孔類に似たいくつかの特徴を持つ白亜紀の相称歯類獣類
A Cretaceous symmetrodont therian with some monotreme-like postcranial
features
Gang Liand Zhe-Xi Luo
ネイチャー1月12日
中国遼寧省、義県層から産出したスパラコテリウム科の新属新種を記載して
います。スパラコテリウム科の骨格は通常、有袋類及び真獣類と共通する特徴
を多くもっています。が、新記載の骨格は腰椎、恥骨、後肢に単孔類と収斂する
特徴があります。スパコラテリウム科が北米よりアジアで早期に進化したことを
示唆するそうです。
Akidolestes cifellii
ナショナルジオグラフィック
カーネギー自然史博物館ニュース 画像
パンダは白黒だけじゃない 「毛色の違う」亜種も 1.12.06
人民日報日文版
四川系パンダと秦嶺系パンダは系統の違う亜種なのだそうです。
タイの田から哺乳類化石 1.05.06
ナショナルジオグラフィック1月3日付
バンコクから3時間の田からステゴドンほか豊富な哺乳類化石が
チョコレート巨大企業にちなんで命名された哺乳類 1.01.06
ウーリーマンモスのゲノム解析 12.25.05
「イッカク」の角はセンサー…米大学が突きとめる 12.24.05
約1千万本の神経が通り、水温や水圧、塩分濃度の変化などを敏感に
感知できるそうです。
読売新聞 NIST
アマミノクロウサギ中国で化石を発見 12.09.05
2000年に揚子江河口域で600万年前の地層から。
ヤフーニュース(西日本新聞)
イヌの全ゲノム解読 12.08.05
雄ボクサー犬のターシャ。犬種ごとの違いはヒトの個人差程度だそうです。
cnn.co.jp 朝日 読売
ネイチャーニュース ニューサイエンティスト
NCBI Dog Genome Resources
Dog Genome Sequencing Project news news
Dog genome
release, Institute of Genomic Research
ボルネオで未知の肉食獣(?)発見 12.06.05
イエネコより、やや大きく、濃い茶色の毛皮と長い尾、小さい耳、大きい後ろ
脚をしています。森林に仕掛けられたカメラにより、2003年にボルネオ島のカ
ヤン・メンタラン国立公園で撮影されました。
本当に全く新しい肉食獣であれば、同島では1895年以来の発見だそうです。
朝日 読売 BBC ニューサイエンティスト WWFニュース
パンダの祖先、中仏合同チームが化石発見 重慶市 11.22.05
朝日新聞 人民日報日本語版
重慶市巫山県竜骨坡遺跡で8~10万年前前のジャイアントパンダ化石を
発見したそうです。
ギガントピテクスは人類の隣で生きていた 11.11.05
マクマスター大ニュース
巨大類人猿Gigantopithecus は10万年前に絶滅し、それまで100万年間、人類
の隣で生きていたのだそうです。
サンノゼ市でマンモスの化石発見 8.26.05
サンノゼ市やその周辺地域で、マンモスの全身骨格がほぼ完全な形で見つかっ
たのはこれが初めてとのことです。
日経
韓国慶尚北道で1300万年前のマイルカ化石発見 7.07.05
慶尚北道浦項市(キョンサンブクト・ポハンシ)の新生代のマイオセ
地層から、マイルカのくちばし部分の化石が発見されたそうです。
東亜日報
絶滅哺乳類に毒分泌器官があったことを示す初めての証拠 6.23.05
マンモスはアジアゾウ系、DNA細胞の解読で判明6.18.05
読売新聞 毎日新聞 中日新聞
マンモス親指なかった 1万8420年前 環境に合わせ退化? 万博展示 読売
マンモスの権威 福田正己・北大教授 毛は金色だった! 読売
マンモスの肉 お味は? 小中学生と世界の学者交流 読売
参考:
名古屋大学大学院環境学研究科地質・地球生物学講座 生物圏進化学グループ
YUKAGIR MAMMOTH
歯のそろった草食獣の化石 熊本県御所浦町で発見6.17.05
ヤフーニュース
御所浦白亜紀資料館トピックス
イルカ母子にカイメンを使う知恵の継承 6.08.05
オーストラリア・シャーク湾のイルカにはオコゼのトゲなどから鼻先を
守るため、鼻にカイメンをつける集団があります。この集団は15頭で
すが、オスは1頭だけで残りは全てメスです。研究者がこの集団のう
ち13頭のミトコンドリアDNAを調べたところ、共通の祖先をもつことが
明らかになりました。
この行動はイルカの子が母から学習したものでないかとしています。
これはクジラ類で道具を使う例の初めてのものだそうです。
CNNジャパン 朝日新聞
ネイチャーニュース ニューサイエンティスト
PNAS
DOI: 10.1073/pnas.0500232102
タンザニアで新種のサル 5.20.05
ハイランド・マンガベイ 学名をLophocebus kipunji といいます。
昨年二つのグループが全く別個に発見し、今日のサイエンスで共同で記載論
文を掲載しています。
The Highland Mangabey Lophocebus kipunji: A New Species of African Monkey
Trevor Jones, Carolyn L. Ehardt, Thomas M. Butynski, Tim R. B. Davenport,
Noah E. Mpunga,
Sophy J. Machaga, and Daniela W. De Luca Science 20 May 2005: 1161-1164
CNN BBC ネイチャーニュース ジョージア大ニュース
CNNジャパン 読売
エジプトでバシロサウルス発掘 4.20.05
米ミシガン大のPhilip D. Gingerichらが、エジプトのサハラ西部Wadi Hitanで、
ほとんど完全に保存された約4千万年前のクジラ、Basilosaurus isis(バシロサウ
ルス)骨格を発掘したそうです。約18mあるそうです。剖出はミシガン大で行われ
ます。
ミシガン大ニュース MSNBC ナショナルジオグラフィック
日本初の肉食哺乳類足跡化石 3.28.05
茨城県太子町、久慈川支流の大沢川で1,670万年前の小型肉食哺乳哺乳類足跡
化石が発見されました。
東京新聞
ウマの進化は一直線ではない 3.18.05
ナショナルジオグラフィック フロリダ大ニュース
サイエンス
札幌南区のカイギュウは820万年前 3.04.05
朝日新聞 3月5日に報告会開催です。
恐竜幼体を常食とした哺乳類 1.13.05
マンモス絶滅、乱獲ではなかった!?…寒冷化が痛手か 11.26.04
読売新聞 MSNBC
カモノハシの性染色体は10本 10.27.04
デンマーク、ボルンホルム島でスカンジナヴィア最古の哺乳類 10.18.04
兵庫県三田市で3,700万年の哺乳類化石2種発見 8.30.04
カンガルーの有酸素作業能力は有胎盤哺乳類類と同じ 8.04.04
リチャードソンジリスは超音波のささやきで警報を出す 7.29.04
福井県勝山の北谷層上部で発見されたスパラコテリウム科の新属新種
7.26.04
ボルネオゾウ 独自の進化 2.17.04
朝日新聞 ユーレカアラート PLoS Biology(PDFファイル)
モンゴル産の白亜紀後期真獣類 ZALAMBDALESTES の頭蓋と歯列に
関する新データ 2.09.04
中国始新世前期産出の真霊長類 1.03.04
A euprimate skull from the early Eocene of China
Xijun Ni(倪喜軍), Yuanqing Wang, Yaoming Hu & Chuankui Li
ネイチャー1月1日号 vol.427 1 pp.65-68
中国湖南省衛東市 Lingcha 層(始新世最前期 約5500万年前)から
発見された、下あごのそろった頭蓋(IVPP V12357)の記載です。
これは霊長類の中でも人類を含む系統につながる(といっても非常に
原始的な位置づけになります)ものです。
その特徴としては、眼窩は骨の輪で縁取りされており、比較的大きい
脳頭蓋があげられます。しかし、頭蓋全長は約25mmと小さいものです。
全体に小型であり、眼の大きさや前臼歯が縮小していないことから、昼
行性の昆虫食と推定されています。
Teilhardina 属の新種としてTeilhardina asiatica と命名されています。
同属ははじめベルギー産の化石に設立され、さらに北米産の化石に
数種同属のものがあります。この時代、アジアから霊長類化石は断片
的なものしかありませんでした。今回のasiatica 種はその欠落を埋める
ものとして重要です。なお、系統分析からは、本種とT. belgica に対し
北米産のT. americana はより派生した位置にくるようです。同属の再
検討が必要になるでしょう。
ヤフーニュース(読売 時事) 朝日 人民日報 中国恐竜網
参考:An "End View" of Primate phylogeny
日本産絶滅レッサーパンダPARAILURUS の発見 1.08.04
Discovery of the extinct red pands Parailurus (Mammalia, Carnivora) in
Japan
Ichiro Sasagawa, Keiichi Takahashi, Tatsuya Sakumoto, Hideaki Nagamori,
Hideo Yabe, and Iwao Kobayashi,
Journal of Vertebrate Paleontology, 2003, 23(4):895-900
新潟県の鮮新統産レッサーパンダ歯化石の論文です。
栃尾付近の牛ヶ首層から産出した前臼歯(P4)で、アジア初の
Parailurus の報告です。これまではヨーロッパ・北米でしか知られて
いませんでした。
American Museum Novitates 12.10.03
No.3422 論文
A Possible Heptaxodontine and Other Caviidan Rodents from
the Quaternary of Jamaica
ご存知でしょうが、Novitates の論文はこちらからダウンロードできます
エチオピアで2700万年前の大型哺乳類化石 12.04.03
ヤフーニュース(毎日) 読売
NSFニュース
北海道足寄町の化石、世界最古のアカボウクジラ科と判明12.17.03
2000年に発掘された化石がアカボウクジラ科として世界最古の2500
万年前のものであることがわかったそうです。
ヤフーニュース(時事) 北海道新聞1 北海道新聞2
足寄動物化石博物館
参考:クジラの分類表 くじらランド
中国遼寧省から世界最古の有袋類 12.12.03
An Early Cretaceous Tribosphenic Mammal and Metatherian Evolution
羅哲西, 季強、John R. Wible, Chong-Xi Yuan
サイエンス12月12日号 vol.302 pp.1934-1940
遼寧省凌源市大王杖子の義県層から産出した哺乳類化石の記載と
系統、有袋類の起源について論じています。
Sinodelphys szalayi gen et sp. nov.
朝日新聞 サイエンティフィックアメリカン
カーネギー自然史博物館ニュース
アイソトープからデスモスティルスの習性、食性を 12.02.03
A paleoecological paradox: the habitat and dietary preferences of the
extinct tethythere Desmostylus, inferred from stable isotope analysis
Mark T. Clementz, Kathryn A. Hoppe, and Paul L. Koch
Paleobiology, 29(4), 2003, pp. 506-19
たまたま目についたので紹介します。
Desmostylusのエナメル質から酸素、炭素およびストロンチウムの同位
体を測定し、カリフォルニアの中新世中期の陸生および海生動物と比較
しています。
C13の値は食性を示しますが、Desmostylus の値は同時代の陸生・海生
動物よりはるかに高く、水中の植物を食べていたことが示唆されるそうで
す。
O18の値からはその生活していた環境が示されます。陸生動物より、海生
動物およびDesmostylus は低い値になり、Desmostylus が水中生活を主
にしていたことが示唆されます。
海生動物のSr同位体は海の値を反映し、陸生動物より不変だが、
Desmostylus のそれは陸生動物に近いそうです。このことから淡水の河
口で生活していたと示唆されるそうです。
まとめるとDesmostylus は淡水の河口で水中の植物を食べていたという
ことになります。
ヒゲクジラの新種、90年ぶりに確認 11.20.03
1998年9月11日、山口県豊北町の角島(つのしま)沖に漂着したクジラ
が、新種だったことがわかりました。骨の形態やミトコンドリアDNAの研究
によるものです。
11月20日付けネイチャーで発表されました。
A newly discovered species of living baleen whale
SHIRO WADA, MASAYUKI OISHI & TADASU K. YAMADA
Nature 426, 278 - 281 (20 November 2003)
ナガスクジラ属の新種 Balaenoptera omurai sp. nov.と命名されました。
ヤフーニュース(読売) 朝日新聞
参考:水産研究総合センター 海棲哺乳類情報データーベース
日本海セトロジー研究会第11回大会 ポスター発表
高等な猿の化石を発見 アジア起源説を支持 10.28.03
ヤフーニュース(共同) 河北新報(共同) BBC
参考:PNAS
マストドンのオスは死を賭けて互いに闘った 10.20.03
ミシガン大学ニュース
ゾウといえば一般におとなしい動物というイメージがあります。が、アメリ
カン・マストドンの頭蓋についた傷から、この動物がどう互いに闘ったか明
らかになりました。今年のSVP総会で同大のDaniel Fisher が発表したもの。
眼の後ろ頬の下の片側のみ頭蓋がクラッシュしているのだそうです。
ニュースではアニメーションで2頭が象牙を交差させて戦う様を見せていま
す。交差が深くなると、牙先端で相手の頭蓋を突くことになります。
アニメをみると納得
氷河期最大の有袋類Diprotodon optatum は3トンに達した 10.20.03
ナショナルジオグラフィックニュース
Diprotodon optatum は4万5千年から3万5千年前に絶滅したとされる、最
大の有袋類。これまでは牛ほどの大きさと見積もられていました。
しかし、最新の研究では2,786kgと見積もられるそうです。
カバほどの大きさのウォンバットというところでしょうか。
参考:Stephen
Wroe's Web Page この中に
The size of the largest marsupial and why it matters
Proc. R. Soc. Lond. B (Suppl.)
八王子北淺川のゾウ化石新種の可能性 9.25.03
ヤフーニュース(毎日)20日付
参考:八王子市役所トピックス 同キッズこーなーぎんなん
日本地質学会静岡大会
バッファローサイズのげっ歯類 9.19.03
The Anatomy of the World's Largest Extinct Rodent
Marcelo R. Sanchez-Villagra, Orangel Aguilera, Ines Horovitz
サイエンス9月19日号
Volume 301, Number 5640, Issue of 19 Sep 2003, pp. 1708-1710.
ベネズエラの中新世約800万年前に生息していた、最大のげっ歯類
Phoberomyspattersoni の報告です。ほとんど完全な骨格が発見
されています。
体重700kgと推定され、これはカピバラの10倍にあたります。ラグーン
や湿地の周辺に生息していたようです。
BBC MSNBC AAAS 朝日新聞
豊見城市、100万年前のクジラ調査7.17.03
ヤフーニュース(琉球新報)
豊見城市「次代のため保存が先決」 7.22.03
1300万年前の地層から世界最古アシカ科の化石6.21.03
6月20日付朝日新聞 ヤフーニュース
熱河生物群中ゴビコノドン新種 1.29.03
熱河生物群中戈壁獣一新種:其時代意義及哺乳動物若干特征演化
科学通報2003年 第48卷 第2期pp.177-182
ゴビコノドン(Gobiconodon)は三錐歯類に属する哺乳類です。白亜紀
前期にアジアや北米に生息していました。
ここではその新種 Gobiconodon zofiae sp. nov.(索菲女へんに亜戈壁獣)
記載とともに、産出した義県層の時代にも言及しています。
PDF論文は登録すれば3か月間ダウンロードすることができます。ただ、
この論文をダウンロードしてみましたが、なぜか標本の図部分が白紙
でした。
A new pterosaur (Pterodactyloidea, Tapejaridae) from the Early Cretaceous
Jiufotang Formation of western Liaoning, China and its implications for
biostratigraphy
Chinese Science Bulletin Vol.48 No.1 pp.16-23
こちらも、ダウンロードした論文では標本写真部分が白紙です。ちょっと
困りますね。表紙写真を見なさいということでしょうか。
Acta Palaeontologica Polonica 47 (4), 2002 12.11.02
恐竜関係はありません。哺乳類に関して数編論文があります。
まだ本文PDFファイルのダウンロードはできます。フリー期間は年内で
したっけ?
New earliest Tiffanian (late Paleocene) mammals from Cochrane 2,
southwestern Alberta, Canada
Craig S. Scott, Richard C. Fox, and Gordon P. Youzwyshyn
カナダ、アルバータ州Paskapoo層Cochrane 2という現場の哺乳類化石
について記載しています。多丘歯類の5新種など、多種にわたっていま
す。
Early Cretaceous “symmetrodont” mammal Gobiotheriodon from
Mongolia and the classification of “Symmetrodonta”
Alexander O. Averianov
Lower deciduous tooth homologies in Erethizontidae (Rodentia,
Hystricognathi): Evolutionary significance
Adriana Magdalena Candela
霊長類の祖先 11.22.02
5千5百万年前の米ワイオミングから。ものを握ることのできる手足の
指と平らな爪をもっている。
ヤフーニュース ナショナルジオグラフィック
イヌの起源 11.22.02
イヌの起源は東アジアで家畜化されたオオカミという研究。
サイエンス11月22日号に掲載
朝日新聞 MSNBC ネイチャーサイエンスアップデート
ニューサイエンティスト
英で発見された毛深サイ写真 11.08.02
BBC
英Staffordshireで毛深サイ化石発見 10.31.02
BBC 河北新報
肉片のついたマンモスの脚発見 8.23.02
河北新報(22日付)
参考:岐阜新聞(7月10日付)
岐阜県科学技術振興センター
Acta Palaeontologica Polonica 47 (3), 2002 8.16.02
いろいろありますが、
Dentition
and relationships of the Jurassic mammal Shuotherium
Zofia Kielan-Jaworowska, Richard L. Cifelli, and Zhe-Xi Luo
New data on anatomy of the Late Cretaceous multituberculate
mammal Catopsbaatar
Zofia Kielan-Jaworowska, Jorn H. Hurum, Philip J. Currie, and Rinchen Barsbold
A probable stegosaurian track from the Late Jurassic of Poland
Gerard Gierli?ski and Karol Sabath
ポーランド、ホーリークロス山脈の北東斜面でオックスフォード期のドロ
マイト岩盤から発見されたもの。
などもあります。来年1月まではフリーでダウンロードできます。
漂着クジラは超レアもの? 珍種か新種か再調査 8.04.02
鹿児島県川内市の西方海岸に7月26日に漂着したクジラが珍種か新
種の可能性。
朝日新聞 かごしま水族館
国立科学博物館ストランディリング情報20020726
ウェスタンオーストラリアで”世紀の発見” 7.30.02
ウェスタンオーストラリア博物館による”Operation Leo”で、同州
Nullabor Plain にある3つの洞穴に発掘隊が入ったそうです。
2週間の発掘作業後、同博物館のジョン・ロング(専門は魚類でしょう。
日本アニメオタクとしても有名)ほか14名のチームは、肉食性の有袋類
ティラコレオThylacoleo carnifex の完全な骨格を発見したそうです。
ほかの2つの洞穴からもティラコレオの部分的な7つの骨格が発見された
そうです。ほかにタスマニアタイガーの部分骨格も2つ。ここの洞穴は動
物にとって自然のワナの役割を果たしたようです。
BBC シドニーモーニングヘラルド CNN MSNBC
ヤフーニュース(ロイター)
雲南省賓川県で剣歯象化石発見 7.29.02
地表から4m下の古河川床からだそうです。約200万年前のもの。
新華社(写真2枚あり)
東京都八王子市でステゴドン属と見られるゾウ化石発見 7.27.02
北淺川の約170万~200万年前の地層からステゴドン属の新種とみら
れるゾウの牙や臼歯など40点あまりの化石が発見されたそうです。
7月28日(日)午後2~4時、浅川・鶴巻橋上流の現場で見学会が開催
されます。
毎日新聞 毎日フォトジャーナル
八王子市役所トピックス(見学会開催のお知らせあり)
マンモスの象牙 7.18.02
米コロラド州デンバーの南20マイルの宅地造成現場で 1万年前のマン
モスの牙が発見されたニュース
ヤフーニュース(AP)
絶滅したタスマニアタイガーをクローンで蘇らせる研究 6.25.02
マッコウクジラは石頭 6.24.02
ネイチャーバイオニュース メスを獲得するための武器として使われる可能性に
ついて
シベリアでマンモス胎児の下顎発見 6.24.02
UniSci
オーストラリア博物館、タスマニアタイガーの遺伝子を複製 5.28.02
70年前に絶滅したタスマニアタイガーを復活させるプロジェクトが進んでいま
す。同博物館では1999年から復活プロジェクトが始まりました。
99年および2001年にエタノール保存された幼体標本からDNAを抽出し、PCR法
により複製したものです。
さらに、この次の段階では個々の大量の遺伝子を合成し、合成染色体をつくる
としています。
これまでの同博物館の研究やこれからについては、ディスカバリーチャンネルで
7月7日"The End of Extinction: Cloning the Tasmanian Tiger,"という題で、
世界155カ国で放映されるそうです。
同博物館プレスリリース
キラーキャットはヒトの祖先を狩猟した 5.21.02
ナショナルジオグラフィックニュースです。骨に含まれる炭素同位体から、
剣歯ネコMegantereonなどがヒトの祖先を狩猟したというもの。
ただし、ニュース自体、なぜ今取り上げるのかわかりません。
元の論文はJournal of Human Evolution 2000年12月号に掲載された
The hunters and the hunted revisited というもの。
最近の号かと思って探したらとんでもありませんでした。この専門誌からなら
もっと最近にも重要な論文が出ているでしょうに。
参考:ケープタウン大ニュース
初期クジラ類における水中行動の進化を示す内耳前庭の証拠