サメの「処女受胎」を確認、2例目と 米バージニア水族館 10.11.08
  CNN.co.jp MSMBC
  メジロザメの仲間「カマストガリザメ」のメス「ティドビット」が死に、解剖したら胎内に赤
 ちゃん発見。しかし同水族館で過ごした8年間オスとの接触なし。DNA検査でもオス由来
 の遺伝子はなかたそうです。Journal of Fish Biologyに10日付で掲載とのこと。
 同水族館プレスリリース(PDF)

世界最深海に生きる魚発見 10.07.08
  BBC(動画あり) Planet Earth online(動画あり)
  朝日 毎日 読売(各10〜11日付)
  日本と英の研究チームが日本海溝の深さ7700mの場所でカサゴ目クサウオ科
 のPseudoliparis amblystomopsis(シンカイクサウオ)の生きた群れを撮影すること
 に成功しました。これはこの深さで初めて撮影されたものです。
 参考:超深海底帯底生魚01
 
手足の指は3億8000万年前の魚類に出現した、スウェーデン研究9.29.08
  AFPBB サイエンスデイリー ウプサラ大ニュース ナショナルジオグラフィック
  四肢動物の指の起源について、これまでTiktaalik が最初とされていましたが、
 それより魚に近いPanderichthysのヒレ内部の骨に既に指にあたる骨があった
 そうです。
 Catherine A. Boisvert, Elga Mark-Kurik & Per E. Ahlberg
 The pectoral fin of Panderichthys and the origin of digits
 Nature advance online publication 21 September 2008 | doi:10.1038/nature07339
 アブストラクト

ギョギョ!チベットの魚の化石、異常骨格の謎解明へ―米国 8.25.08
  レコードチャイナ 化石網 人民日報(カラー写真)
  コイ科の魚、伍氏献文魚というものです。これはインド亜大陸がアジアに衝突し、
 チベット高原が乾燥化していった証拠なのだそうです。
 約300万年前のツァイダム盆地では塩湖が広がり、その水には多量の石灰分、と
 石膏が含まれていたそうです。それを吸収してこんな太い骨の魚になったというの
 です。9月9日PNASで論文発表とのことです。

カルカロドン・メガロドンの咬む力はホオジロザメの10倍以上 8.06.08
  BBC MSNBC
  およそ150万年前に絶滅した巨大なサメ、カルカロドン・メガロドンCarcharodon megalodon
 の顎の力を、有限要素法により推定した研究です。現生のホオジロザメと比較すると、体長
 約2.4mのオスのホオジロザメの顎の力は1.8t。これはアフリカライオンの3倍の力になります。
 対して体長16mのカルカロドン・メガロドンでは10.8から18.2tと見積もられました。
 サメ類の顎は軟骨でできていますが、その強度は普通の骨より数%落ちる程度ということで
 す。ニューサウスウェールズ大のStephen Wroeらによる論文はJournal of Zoologyに掲載さ
 れます。
  Computational Biomechanics Research Group

恐竜時代の魚の頭? 庭先で発見された化石 7.31.08
  ナショナルジオグラフィック

1500万年前の深海ザメ 富岡で発見の歯の化石 2.26.08
  産経新聞
  富岡市内で平成6年に発見されたサメの歯化石が、約1500万年前のオンデンザメ属カエル
 ザメ亜属のものであることがわかりました。

38年前に発見の化石は新種深海魚 1.21.08
  北海道新聞 青森県立郷土館ニュース
  1970年に青森市の荒川上流で発見された魚化石、アカクジラウオダマシ科の
 新属新種と判明。新属名「ムカシクジラウオ属」及び新種名「アオモリムカシクジ
 ラウオが設定されました。(学名Miobarbourisia aomori)
 記載論文は国立科学博物館の研究報告C(2007 年12 月21 日発行)に掲載さ
 れているそうです。
 1月19日から1月31日まで青森県立郷土館エントランスホールで展示。

腹ぺこだった『生きた化石』 東工大シーラカンス解剖 1.17.07
  読売新聞
  参考:東京工業大学岡田研究室

1680万年前の新属・新種魚 国府で発見の化石 トットリムカシギンポ 1.09.08
  日本海新聞 読売新聞 鳥取県立博物館ニュース
  鳥取市国府町宮下の鳥取層群普含寺泥岩層で発見された魚化石がイソギンポ科
 新属・新種と判りました。国立科学博物館研究報告C類 第33巻に記載論文が掲載さ
 れたそうです。
 Yabumoto, Y. and T. Uyeno (2007)
 Tottoriblennius hiraoi, a New Genus and Species of Miocene Blennioid Fish from
 Tottori Prefecture, Japan.
 Bulletin of the National Science Museum, series C 33: 81-87.

ザンジバルでシーラカンス釣り上げ 7.16.07
  CNN.co.jp

シーラカンスの卵25個、インドネシア海域で確認 7.01.07
  読売新聞
  アクアマリンふくしまが確認。インドネシアで捕獲されたシーラカンスから。
 アクアマリンふくしまは、6月27日からインドネシアでシーラカンス現地調査をしています。
 プレスリリース(PDF)

ここは昔、海の底だった… 校庭からサメの歯ざくざく 6.25.07
  河北新報(要会員登録)
  宮城県富谷町成田の成田東小校庭で中新世のサメの歯化石などが次々発見さ
 れているそうです。化石に詳しい先生の指導で子ども達が見つけているそうです。

日本最古のネズミザメ類の歯…小4が発見 和歌山・広川 5.16.07
  毎日新聞 朝日新聞 時事 NHK
  和歌山県立自然博物館主催の化石さがしイベントで、小4の山本祥久くんが50個の
 石を割った末、発見。
 約1億3500万年〜1億3200万年前のネズミザメ類、プロトラムナ属の歯化石だそうです。

中生代のサメ「クレトラムナ属」の歯化石、国内初発見 3.14.07
  南日本新聞
  獅子島の海岸 恐竜絶滅後始新世の地層から。同属の化石が約6550万年
 前の恐竜絶滅後の地層から発見されたのは国内初なのだそうです。

ダンクルオステウスの顎はT-REXに匹敵 12.01.06
  ユーレカラート
  ダンクルオステウスは、板皮類の中でも有名ですね。この夏の食玩にも登場していました。
 恐ろしい顎をしていますが、この動くメカニズムと噛む力をシカゴ大のPhilip S.L. Anderson らが
 研究したところ、噛む力は魚類中最大とわかりました。1平方インチあたり8,000ポンドの力だそ
 うです。1平方cmあたり562.5kgにあたります。
 Feeding mechanics and bite force modelling of the skull of Dunkleosteus terrelli, an ancient apex predator
  Philip S.L. Anderson and Mark W. Westneat
 Biology Letters FirstCite Early Online Publishing DOI: 10.1098/rsbl.2006.0569
 アブストラクト

南アフリカのデボン紀産のヤツメウナギ 10.26.06
  A lamprey from the Devonian period of South Africa
  Robert W. Gess, Michael Coates and Bruce S. Rubidge
  ネイチャー10月26日号 Nature 443, 981-984(26 October 2006) | doi:10.1038/nature05150

  南アフリカ、デボン紀後期 Famennian Witpoort 層, Witteberg Group から産出した最古のヤツメウ
 ナギについて記載しています。
 Priscomyzon riniensis gen. et sp. nov.
 現生ヤツメウナギ類に見られる形態がすでにこれに見られ、現生ヤツメウナギ類に近い無顎類がデボ
 ン紀末以前に進化していた証拠となるそうです。現生ヤツメウナギ類は生きた化石ということになるの
 でしょう。
 シカゴ大ニュース ライブサイエンス

陸に這い上がる直前の魚の化石 10.20.06
  東亜日報
  3億8000万年前のデボン紀の魚「ゴゴナスス」の化石。
  Nature advance online publication 10月18日
  An exceptional Devonian fish from Australia sheds light on tetrapod origins
  John A. Long, Gavin C. Young, Tim Holland, Tim J. Senden and Erich M. G. Fitzgerald
  モナシュ大ニュース

最古のシーラカンス類化石 8.30.06
  ヤフーニュース(AFP) Macquarie大ニュース
  これまで最古だった化石より2千万年古く、デボン紀前期に遡るシーラカンス類化石です。約4億年前の
 もので、Eoactinistia foreyi と命名されました。1個の下顎の骨によっています。
 ビクトリア州東部 Gippsland のBuchan 近郊で採取されました。

 Biology letters Volume 2, Number 3 / September 22, 2006 Pages: 443 - 446
 Oldest coelacanth, from the Early Devonian of Australia
 Zerina Johanson, John A. Long, John A. Talent, Philippe Janvier, James W. Warren
奥州市衣川区で1100万年前の巨大なサメの歯化石 6.28.06
  河北新報(要登録)
  衣川産サメの歯化石調査団団長の阿部恵彦市立若柳幼稚園長が鑑定したところ、ホオジロザメ
 科のカルカロドン・メガロドンの歯とわかったそうです。

【みちのく科学情報】シーラカンス撮影に成功 6.13.06
  サンケイスポーツ12日付
  インドネシアで生きたシーラカンス撮影に成功した、 アクアマリンふくしまの安部義孝
 館長を紹介しています。

国内最古のムカシオオホオジロザメ化石 6.12.06
  カルカロドン・メガロドンといった方が通りがいいかもしれません。北茨城市の五浦海岸で、約1千
 640万年前の歯や脊椎骨などが発見・確認されたそうです。
 7月15日から9月18日までミュージアムパーク茨城県自然博物館企画展で展示されます。
 毎日新聞 朝日新聞 北茨城市からのお知らせ メガロドン

アクアマリンふくしま、シーラカンスの撮影に成功 5.31.06
 インドネシア、スラウェシ島ボオール沖で30日、生きたシーラカンスの撮影に成功したそうです。
 ヤフーニュース(河北新報)

四川省で1億3千万年前の魚化石 5.11.06
  中国広範網
  四川省隣水県石永鎮李子溝村の李子溝貯水池の崖から発見されたものです。
 写真を見ると岩がオーバーハングになり、天井になっているところからですね。
 魚化石の長さ約30cm、幅約16cm。ウロコもはっきりしています。

デボン紀の四肢動物のような魚 4.06.06
  A Devonian tetrapod-like fish and the evolution of the tetrapod body plan
  The pectoral fin of Tiktaalik roseae and the origin of the tetrapod limb
  ネイチャー4月6日号掲載

  カナダ北部、3億7千5百万年前の地層から発見された、四肢動物の手首のような
 構造のひれを持った魚の記載です。3匹分の化石があるそうです。
 Tiktaalik roseae と命名されています。魚から陸上動物になるミッシング・リンクと
 言われています。
 毎日 読売 ナショナルジオグラフィック日本版
 ネイチャーニュース ニューサイエンティスト BBC
 フィラデルフィア自然科学協会ニュース

サメの電気感覚器官は神経冠細胞から 2.7.06
  サメは獲物を探知したり獲ったりするのに電気信号を感知していますが、その感覚
 器官の起源についてはよくわかっていなかったそうです。フロリダ大の研究者らが、
 ハナカケトラザメの胎児でその器官の元を調べ、神経冠細胞からできたことが判明
 したそうです。神経冠細胞は脊椎動物に普通にあり、胚のうちに移動して、いろいろ
 な細胞や末梢神経に分化するそうです。
 サメにあった器官がヒトに無いのは、ご先祖さまが陸に上がって以来、空気中では電
 気が伝わらないので退化したのではということです。
 フロリダ大ニュース Evolution & Development MSNBC
 参考:神経冠とは

琵琶湖の淡水魚、ワカタは生きた化石と判明 2.6.06
  読売新聞
  滋賀県立琵琶湖博物館の研究で琵琶湖だけに取り残された遺存種と判明。

シーラカンス、タンザニアから東京工業大学へ 11.11.05
  NHK総合のニュースで、今日、よく冷えたシーラカンスが成田空港到着の模
 様を流していました。 シーラカンスが日本に来るのは16年ぶりだそうです。
  シーラカンスがやってきた(シーラカンス寄贈記念式典)
   平成17年11月21日(月) 13:00〜15:20 同大すずかけキャンパスで開催。
    シーラカンス一般公開  15:20〜16:00 すずかけホ−ル3階ホワイエ
    記念学術講演会     16:30〜18:00 生命理工学研究科棟4階大会議室
  岡田研シーラカンス(寄贈経緯など)
  東京新聞

ヒラメの化石 長野県八坂村で発見 4.18.05
  約900万年前の化石「クロイワヒラメ」と命名。4月29日から2か月間、信州新町
 化石博物館で公開されます。
  毎日新聞

古代サメの歯化石大量発見 新種や世界最古の可能性 7.23.04
  ヤフーニュース(共同) ヤフーニュース(毎日)
  参考:サメの歯化石研究会 群馬県立自然史博物館
      恐竜王国中里お知らせ

糸魚川市でサメの歯化石発見 12.02.03
  ヤフーニュース(共同) フォッサマグナミュージアム新着情報
  ジュラ紀前期のサメの歯だそうです。群馬の高桑さんの鑑定なんですね

ペンシルバニア州で3億5千万年前の肉鰭類化石発見 11.18.03
  ヤフーニュース(AP) Jennifer M. Elick

最古のサメ頭骨化石 10.02.03
  The oldest articulated chondrichthyan from the Early Devonian period
  RANDALL F. MILLER, RICHARD CLOUTIER
  ネイチャー10月2日Nature 425, 501 - 504
  
  カナダ、ニューブランズウィック州キャンベルトンの約4億900万年
 前、デボン紀前期のサメ化石です。サメは軟骨魚類ですが、この
 標本では、2列の歯以外に頭蓋、左右のとげがある胸鰭などがあり
 ます。
  ヤフーニュース(時事) ナショナルジオグラフィック

史上最大の魚類の化石を発見 9.19.03
  ヤフーニュース(時事)
  ただ、元ネタのサンは、当日以外の記事は有料になるので、サン
 で確認はできませんでした。Leedsichthys problematicusのことのよ
 うです。
 Cambridgeshireで2002年夏シーズン、ポーツマス大により約30mと
 推定されるこの化石の発掘があったそうです
 (チャンネル4 デイリーレコード)。
 なお、スコットランドのグラスゴー大学で19、20日の二日間、この化
 石展示があるそうです。
 グラスゴー大ニュース ハンテリアン博物館ニュース BBC
 参考:金子隆一 メアリー・アニング生誕200年祭 イギリス紀行アルバム
     (グラスゴー大博物館の項にこの化石写真あり)
     http://www.palass.org/pages/archive/News52.pdf
     (21ページに発掘の様子あり)
    http://www.nerc.ac.uk/publications/documents/Abigfish.pdf
     (発掘の様子カラー写真)
 
カンブリア紀前期の脊椎動物 Haikouichthys の頭部と背骨 1.30.03
  ネイチャー1月30日号掲載 Nature 421, 526- 529(2003)
  Head and backbone of the Early Cambrian vertebrate Haikouichthys
  舒コ干(D.-G. SHU), S. CONWAY MORRIS, J. HAN, Z.-F. ZHANG, K. YASUI,
  P. JANVIER, L. CHEN, X.-L. ZHANG, J.-N. LIU, Y. LI & H.-Q. LIU

  Haikouichthys は中国雲南省の昆明で発見された原始的な無顎類
 です。99年にネイチャーで発表されました。
 その時は模式標本しか知られていませんでしたが、今回は500以上と
 いう多数の標本を報告しています。以下アブストラクトから

 無顎魚類は脊椎動物の進化上、特に頭部と神経冠由来組織の起源に
 関して主要な位置を占める。ナメクジウオ類と比べ、ヤツメウナギ類と
 他の脊椎動物は、聴覚、嗅覚のシステムと同様、複雑な脳とよく発達し
 た眼に関与するプラコードをもっている。これらの知覚システムは論証
 上その後の脊椎動物の多様化への引き金であった。これらについて
 の情報は古生代後期無顎類の骨格印象から知られているが、最初期
 のシステムについての記録はまったく不十分であった。ここに我々は
 現在模式標本のみから知られる下部カンブリア系の脊椎動物
 Haikouichthys ercaicunensisの多数の標本を報告する。Haikouichthys
 には、他の化石無顎類とは重要な差異がある;頭部に小さい葉状の突
 起があり、これに眼と鼻腔があり耳嚢も含まれていたかもしれない。(こ
 のことから脳の分化を示すそうです)
 個別の脊椎要素のある脊索も識別できる。系統解析からはstem-group
 有頭動物類内になる。Haikouichthysは現生ヤツメウナギ類のアンモ
 シーテ幼生にやや似ているが、これは有頭類の一般的な形質を共有す
 るためである;ヤツメウナギ類とメクラウナギ類(単系統であれば円口
 類)の成体はおそらく多くの点で、派生的なものである。
 中国科学院
  参考:ネイチャーVOL 402 4 NOVEMBER 1999 pp.42-46PDF
      99年のBBCニュース
      WFSC 311 ICHTHYOLOGY EVOLUTION AND JAWLESS FISHES
       (パワーポイントファイル)

四肢動物と肺魚の共通祖先に近い原始的魚類 8.15.02
  A primitive fish close to the common ancestor of tetrapods and lungfish
  ネイチャー8月15日号掲載 Nature 418, 767 - 770 (2002)
  MIN ZHU(朱敏) AND XIAOBO YU
  中国雲南省東部QujingのXitun層(デボン紀前期)から発見された肉
 鰭類化石魚類の新属新種について記載しています。

 肉鰭類類の3つの現生分類群(四肢動物、肺魚類、シーラカンス類)の
 類縁関係についてはまだ結論が出ていません。そのうち四肢動物は
 肺魚類と近縁と考えられています。しかし、両者の最新の共通祖先に
 相当する特徴を備えた分類群はこれまで報告されていませんでした。

 今回報告された新属新種 Styloichthys changae gen. et sp. nov., は
 眼柄があり、また、四肢動物と肺魚類の最終共通祖先に近い原始的
 な基幹分類群のものと思われる特徴の組み合わせが見られるそうで
 す。

 これは、基幹的な肉鰭類と四肢動物形類または原始的な肺魚形類も
 しくはこの両者との形態上の隔たりを埋めるものだそうです。

 なお、朱敏らはネイチャー3月1日号でも眼柄のある原始的な肉鰭類
 魚類 Achoania jarvikii gen, et sp.nov.を報告しています。

 国内最古のホホジロサメか石川県七尾市で出土 7.13.02
  北国新聞

石川県白峰村産前期白亜紀のアロワナ類 6.23.02
  23日に北九州市立自然史博物館の薮本美孝学芸員が発表したもの。桑島化石
 壁から頭骨、脊椎骨などがまとまって保存されているものです。
 前鰓蓋骨や前頭骨の特徴から、アロワナ目のPhareodus 群に属するということで
 す。この化石はPhareodus 群では最古であるとともにアジア初の発見です。
 これまでアロワナの起源はゴンドワナと考えられていましたが、東アジア起源の可
 能性がでてきたそうです。
 北陸中日新聞 朝日新聞

ヤツメウナギのHox遺伝子と顎の起源 3.28.02
  Lamprey Hox genes and the origin of jaws
  ネイチャー3月28日号 Nature 416, 386 - 387 (2002) 
  MARTIN J. COHN  ブリーフコミュニケーション
  顎の発生は、脊椎動物の進化の上で重大な出来事で、単純に言ってもエサの
 とり方が変わった。他の生き物を捕らえて食べるようになったことを意味します。

  ヤツメウナギはご存知のとおり顎のない脊椎動物で、無顎類に属します。
 一方顎のある脊椎動物、有顎類の胚では、顎の軟骨は顎弓という構造から発生
 するそうです。このパターン発生に、Hox遺伝子は何もかかわっていないそうです。

 今回の研究では、ヤツメウナギでは胚の顎弓で1個のHox遺伝子が発現すること
 が明らかになりました。このHox遺伝子が働かなくなることで、顎ができるように
 進化が促されたのでしょうか。
 普通、遺伝子の働きで形成されると思うところですが、こんな例もあるのですね。

群馬県中里村で6歳児、1億2千万年前の魚化石発見 3.26.02
  河北新報です。
魚の化石僕が見つけた 武蔵村山の福嶋君 4.16.02
  朝日新聞です。3月にニュースはお知らせしました。群馬県中里村で1億2千
 万年前の魚化石を発見した6歳のこども。この記事は福嶋君の写真が掲載さ
 れているので紹介。


シーラカンスは飼えるか? 3.12.02
  福島県いわき市のシンポジウムから 東京新聞

大阪府貝塚市からラブカの最大の歯 1.21.02
  約6,500万年前-7,100万年前の地層から発見されたそうです。三つまたの
 歯が特徴的です。
 鹿児島で開催される古生物学会で報告されます。
 ヤフーニュース
 参考:ラブカについて 深海生物館

肺魚の歯は大昔のまま 5.31.01
  ネイチャー5月31日号掲載ブリーフコミュニケーション
  Lungfish dental pattern conserved for 360 Myr
  ROBERT R. REISZ* AND MOYA M. SMITH†
  肺魚の歯式は3億6千万年前から肺魚特有なものだそうです。この研
 究では、現生種ネオケラドスの歯の発生様式とデボン紀の絶滅種アン
 ドレイエヴィクティスの一連の化石と比較しました。この化石は稚魚から
 成体まであらゆる段階の標本があるそうです。
 歯板というものができる過程は化石標本でも確認できたそうです。

眼柄のある原始的な肉鰭類魚類 3.01.01
  ネイチャー3月1日号掲載。
  A primitive sarcopterygian fish with an eyestalk
  MIN ZHU(朱敏), XIAOBO YU & PER E. AHLBERG
  中国雲南省のデボン紀の地層から発見された原始的な肉鰭類アコアニア
 (Achoania jarvikii gen, et sp.nov.)の報告です。
 硬骨魚類の起源とそれらから条鰭(き)類(真骨類とその近縁群)や肉鰭類(四
 肢動物、シーラカンス類、肺魚類とそれらの近縁群)への分岐に関する通説に
 対し、疑問が出されています。
 従来、硬骨魚類以外にあるとされた原始的特徴が、この魚類やこれまでに報告
 された中国産のプサロレピス(Psarolepis)と、オーストラリア産で種名の確定しな
 い脳頭蓋にもあり、初期硬骨魚類の進化が、肉鰭類と条鰭類で実質的に平行し
 て起こった可能性を示唆するそうです。この魚類で報告された眼柄はプサロピレ
 スにもオーストラリア産の脳頭蓋にもあることを示しています。
 BBCニュース ネイチャーサイエンスアップデート 新華社

顎と心臓と胸ひれと 脊椎動物の進化の道筋を推理する 6.8.00
  ネイチャーバイオニュースです。
 ゼブラフィッシュという魚における遺伝子の働きの解明の中で、顎と心臓と
 前肢の形成が同じ遺伝子の支配下にあることがわかりました。
 さらに、マウスとニワトリを使った実験で脊椎動物全体を通じて、心臓と前
 肢の発生は共通の経路によって行われることが示唆されたそうです。
 顎もひれもない脊椎動物の祖先から、ひれはあるが顎のない魚、顎のある
 甲冑魚と進化の段階を経てきたのでしょうか。遺伝子の研究が進化のあと
 づけの手がかりとなっています。

鳥取で発掘の魚化石はケツギョに似た新種2.11.00
  鳥取層群岩美累層普含寺泥岩層から採集された約1,600万年前
 の魚化石で、同県立博物館に所蔵されているものについてです。
 北九州自然史博物館の薮本美孝氏、国立科学博物館の上野輝彌
 氏の発表。スズキ目のケツギョ属の範囲内だが新種と考えられてい
 るそうです。先日の古生物学会でも発表されていました。
 ヤフーニュース
 写真2.13追加

石川県白峰村の手取層群桑島層から魚の下あご化石発見1.22.00
  白亜紀、約1億4千万年前の地層だそうです。発見されたのは、「パ
 キコルムス科」の魚類化石で、同科は約9千万年前に絶滅したそうで
 す。
 発見された化石からは体長約30cm程度の魚が推定されるようです。
 この科の魚はヨーロッパでは海成層から発見されていますが、今回淡
 水成層から発見されたとにより、河口付近で生息していたか海から川
 にのぼる魚であった可能性があります。
 ヤフーニュースライン

最古の硬骨魚類の頭蓋骨?1.14.00
  ネイチャー1月13日号掲載。 ALISON M. BASDEN, GAVIN
 C. YOUNG, MICHAEL I. COATES & ALEX RITCHIE
 硬骨魚類の起源は、まだあまりわかっていないそうです。硬骨
 魚類のうち条鰭(き)類(ふつうの魚。我々の祖先は肉鰭類)の
 化石記録が現れるのはシルル紀後期ですが、デボン紀後期以
 前のものはほとんど知られていないとのこと。
 今回、知られるうちで最古かつ最も原始的な条鰭類様硬骨魚類
 の頭蓋が、オーストラリア南東部で4億年前の石灰岩から発見さ
 れました。この化石標本には、軟骨性眼柄の開口部をはじめとす
 る、これまでにない原始的特徴が見られる。これは、最近報告さ
 れた中国およびベトナム産でほぼ同年代のPsarolepis に対置で
 きる重要で貴重な化石である。これらの化石の特徴比較と今回の
 化石の奇妙な形態から、解剖学的特徴に関する新たな洞察が得
 られ、現生硬骨魚類の全分類群の放散進化に迫ることができる。
 ネイチャー

シーラカンスの種分化は1,600万年前から11.2.99
  インドネシアで発見されたシーラカンスLatimeria menadoensis
 と、コモロ諸島のLatimeria chalumnaeのDNAを調べたところ、両
 者の種分化は1,600万年前まで遡るだろうことがわかりました。
 最初、フランスの研究者達は約130万年前と報告し、次にバーク
 レーのRoy Caldwellとテキサス大のDavid Hillis他のグループが
 調べたところ、上記の数値が出たそうです。
 
 これは、インド洋の火山活動による隆起及びインド亜大陸がアジ
 アに衝突する時期だそうです。
 地質的な事を種の分化が説明する例と解説されています。

 このニュースは今年3月25日に種の分化の年代について流れま
 したが、どうして9,000km離れた2カ所に生息しているのか理由
 づけがされていないものでした。
 サンフランシスコクロニクル
 参考:BBCニュース
     ナショナルジオグラフィックニュース
     カリフォルニア大バークレー校のシーラカンスページ
     The Fish out of Time

サメの顎は原始的でなかった4.12.99
 アメリカ自然史博物館のプレスリリースによると、同館の古脊椎動物学キュレー
ターのJohn Maiseyは、顎の起源とサメの顎に関して新しい知見を発表しています。
  ボリビアで発見された約4億年前の軟骨魚類Pucapampellaにより、サメやその仲
間の含まれる軟骨魚類が顎の構造により原始的だとされる見解を否定するものと
なっています。
  顎の進化は脊椎動物の進化をたどる上でも非常に重要なものですが、これまで
その起源はあまり明らかになっていませんでした。化石記録は約3億7千万年前の
サメ、Cladoselacheの研究がされていたそうです。
今回の発見はさらに3千万年遡るものとなります。 Maiseyによると、Pucapampellaは
進化上の位置づけは軟骨魚類の基底に位置するのに対し、その上顎は頭蓋に硬骨
魚類のように付いているそうです。(サメの顎は舌顎軟骨を解して頭蓋の内耳近傍に
結合しているそうです。「かたちの進化の設計図」P.40から)
 原始的な軟骨魚類が硬骨魚類と同様な顎をしていたことから、現代のサメの顎は硬
骨魚類の顎よりも進化したものであることを示唆します。さらに軟骨・硬骨魚類の関係
や顎の獲得の起源についても光を投げかけるだろうとしています。
  ところで、顎はエラの一番前のものから変化してきたそうですが顔の四角い人を「エ
ラがはっている」というのは進化的には正しいのかな?
アメリカ自然史博物館プレスリリース
ディカバりーオンライン
参考:カナダ・モンタナで3億2千万年前のサメ化石発見8.7.98
    S H A R K W E E K(ディスカバリーオンライン)

ニュージーランド近海で新種のギンザメ類発見4.1.99
 米フィラデルフィアのAcademy of Natural Scienceのニュースです。
 ギンザメってサメの一種?と、思う方もいるでしょう。サメ、エイ、ギンザメ
 とも軟骨魚綱ですが、サメとエイはそのうち板鰓亜綱、ギンザメは全頭亜
 綱に大別されます。前者の鰓弓は5対から7対ですが、後者は鰓弓が4対
 で、上顎が独立せず頭蓋と一体化しており、歯は癒合して6対の板になっ
 ています。また、オスの頭部や腹びれのあたりに交尾の時に用いられる支
 持器があります。
  ギンザメ類はデボン紀に進化した魚類で、現存の魚類では最も古いタイ
 プです。300から1,000mの深海から発見されたこの魚はChimaera panthera
 と命名されました。属名のChimaera はギンザメ類を指します。一方、種名の
 pantheraはその体表の豹のような模様から名付けられました。
  海にはまだまだ人に知られていない魚類がたくさんいるようですね。

インドネシアのシーラカンス、新種とわかる3.25.99
 昨年インドネシアのセレベス島近海で発見されたシーラカンスがDNA分
 析によりコモロ諸島のものと別種であることがわかったそうです。
 BBCニュース
 参考:UC Berkeley Researchers Announce Discovery of Sulawesi Coelacanths!

硬骨魚類の起源2.27.99
 ネイチャー2月18日号で報告されています。中国で発見されたシルル紀か
 らデボン紀にかけての化石魚類であるPsarolepis romeriは、これまで、肺魚やシーラカンス、
 四肢類の共通祖先に近いごく初期の肉鰭(き)類魚類であるとして報告されてきたが、ヒレの
 形態などの研究により全ての硬骨魚類の系統の根幹に近いことがわかりました。
 ABCニュース
 ネイチャー門(日本語のサマリーあり)