手足の指は3億8000万年前の魚類に出現した、スウェーデン研究9.29.08
  AFPBB サイエンスデイリー ウプサラ大ニュース ナショナルジオグラフィック
  四肢動物の指の起源について、これまでTiktaalik が最初とされていましたが、
 それより魚に近いPanderichthysのヒレ内部の骨に既に指にあたる骨があった
 そうです。
 Catherine A. Boisvert, Elga Mark-Kurik & Per E. Ahlberg
 The pectoral fin of Panderichthys and the origin of digits
 Nature advance online publication 21 September 2008 | doi:10.1038/nature07339
 アブストラクト

南極三畳紀の地層から体長5.5mの切椎類 9.17.08

日本最古の四足動物 宮城の無人島 2.4億年前の両生類化石 6.24.08
  産経新聞
  宮城県南三陸町沖の唐島から、マストドンサウルス化石。日本古生物学会で
 発表。

カエルとサンショウウオ分岐のミッシングリンク化石 5.22.08
  ネイチャー5月22日号 カルガリー大ニュース MSNBC ナショナルジオグラフィック
  カエル、サンショウウオ、アシナシイモリの起源についてはその年代や、これらが単一の系
 統なのかどうかなど、議論が多いものだそうです。年代については、これまで化石記録と分
 子時計を用いた年代に大きな隔たりがありました。
 1995年、テキサス州で発見され、今回記載された、ペルム紀前期(2億9千万年前)の切椎類
 アムフィバムス科(Amphibamidae)両生類Gerobatrachus hottoni は、カエルとサンショウウオ
 につながる特徴をモザイク状にもち、この2つが分岐する年代に近い位置にあるとされていま
 す。
 また他の古生代両生類と中生代のカエル類、サンショウウオ類をつなぐものとなります。
 分子時計を用いた分岐年代は、石炭紀後期ですが、化石記録に基づくと分岐はペルム紀中
 期となります。一方、アシナシイモリとの分岐は、切椎類と空椎類との早期分岐に対応するこ
 とが示唆され、分子時計による推定と一致するそうです。
 Jason S. Anderson, Robert R. Reisz, Diane Scott, Nadia B. Fröbisch & Stuart S. Sumida
 A stem batrachian from the Early Permian of Texas and the origin of frogs and salamanders
 Nature 453, 515-518 (22 May 2008) | doi:10.1038/nature06865

地獄からやって来たカエル 2.19.08
  ロンドン大ニュース CNN.co.jp ネイチャーニュース 読売新聞
  Susan Evans らロンドン大とニューヨークのStony Brook 大のチームが、マダガスカルで、
 約7千万年前の巨大なカエル化石を発見したそうです。Beelzebufo(地獄から来たカエル)と
 命名されました。体重4kg、体長40cmにもなったということです。
 Proceedings of the National Academy of Sciences に記載論文が掲載されています。

 Susan E. Evans, Marc E. H. Jones, and David W. Krause
 A giant frog with South American affinities from the Late Cretaceous of Madagascar
 Proc. Natl. Acad. Sci. USA, DOI: 10.1073/pnas.0707599105

世界初、骨髄残るカエルなどの化石発見…スペイン 8.04.06
  読売新聞
  スペイン、Librosの約1千万年前の地層から産出したカエルやサラマンダー化石に、骨髄組織
 が含まれていたそうです。
 High-fidelity organic preservation of bone marrow in ca. 10 Ma amphibians
 Maria E. McNamara and Patrick J. Orr
 Geology: Vol. 34, No. 8, pp. 641–644.doi: 10.1130/G22526.1

サハラ砂漠で出土したペルム紀の四肢動物からパンゲア超大陸における
  気候による固有性が示される 4.14.05
  Permian tetrapods from the Sahara show climate-controlled endemism in Pangaea
  CHRISTIAN A. SIDOR, F. ROBIN O'KEEFE, ROSS DAMIANI, J. SEBASTIEN STEYER,
   ROGER M. H. SMITH, HANS C. E. LARSSON, PAUL C. SERENO, OUMAROU IDE &
   ABDOULAYE MAGA

  ネイチャー4月14日号 Nature 434, 886 - 889 (14 April 2005); doi:10.1038/nature03393
 
  Nigerpeton ricqlesi gen. et sp. nov. コクレオサウルス科
  Saharastega moradiensis gen. et sp. nov. 原始的なエドプス上科(Edopoidea)の姉妹群
  という2種の切椎類両生類が記載されています。
 ペルム紀後期のこのころの動物相は南アフリカ、カルー盆地の化石に見られるよ
 うに、ディキノドン類が繁栄していたといわれます。しかし、この両種を産出した、
 ニジェール北部の上部ペルム系Moradi層からはデキノドン類は見つかりません。

 今回の発掘地のようなパンゲアの乾燥した低緯度地域では、他地域と大きく異な
 る種類の動物が生息していた可能性を示すそうです。
 これまで、ペルム紀のパンゲアではどこも似た動物相と考えられてきましたが、こ
 れはあまりに単純化されすぎたものだったようです。これまでよく研究されてきた
 南アフリカとロシアは、たまたま当時同じような気候だったため同じ動物相だったの
 かもしれません。
 河北新報 MSNBC

古代の姿たもつ新種カエル 10.19.03
  ネイチャー10月16日付
  恐竜の時代に生きたカエルの生き残りで最も近縁なのはセーシェルカエル
 だそうです。独立した科が設けられました。
 Nasikabatrachus sahyadrensis gen. et sp. nov. といいます。
  河北新報 ABC MSNBC ナショナルジオグラフィック

中国遼寧省から東アジアで最古のカエル化石発見 11.20.01
  新華社英語版です。遼寧省四合屯から約1億2千5百万年前のカエル化
 石が発見されたそうです。
 報告者は、中国科学院古脊椎動物與古人類研究所の王原(Wang Yuan)。
 彼によれば、2000年以来、四合屯の著名な恐竜化石ベッドから数百の両
 生類化石が産出しているそうです。

 Sanyanlichan と命名されたそうです。"Sanyan"については、遼寧省の古名
 "三燕"にちなむものでしょう。アジアにおけるdiscogloss科の最古の化石で
 あるとともに、中生代のそのグループの全て関節した化石として2番目のも
 のとのこと。discogloss科については、本文からするとコモリガエルの仲間の
 祖先のようです。

 この標本には、仙前椎の数が9個であるという形質があります。これは現生
 のカエルのそれより1個多いのだそうです。

 王原らは99年3月にも四合屯産出の、その時点で最古のカエルについて報
 告しています。
 callobatrachus sanyanensis というもので、同じdiscogloss科。義県層最底
 部、約1億2千万年前と報道されました。科学通報99年4号で報告されてい
 ます。
 
 中国北部で見つかったジュラ紀後期のサンショウウオ 3.29.01
  ネイチャー3月29日号掲載
  KE-QIN GAO* AND NEIL H. SHUBIN†
  アメリカ自然史博物館、†シカゴ大
  中国湖北省Fengshanで発見された500体以上のサンショウウオ化石の報告
 です。地層年代は張家口層の上になり、チトニアン(約1億5,100万年前)とされ
 ています。わずか10平方メートル未満の発掘領域から、火山灰によって埋めら
 れた500以上の標本が発掘されました。

   サンショウウオ類(有尾類)は、現生両生類(平滑両生類)の主要な3分類群
 -無尾類(Anura)、有尾類(Urodela)、無足類(Gymnophiona)-の1つであり、10の
 科が現存します。現生サンショウウオ類には多様な繁殖様式および幼生の発生
 様式があります。水生の幼生段階のまま性成熟するもの(幼形成熟、ネオテニー)
 も比較的普通にみられます(アホロートル・ウーパールーパーが有名)。

 この化石群は、軟部組織も保存され、関節した500体以上の標本で、初期有尾
 類の形態の多様性を物語っており、ネオテニー型と変態型の双方の分類単位の
 幼生と成体を含んでいるそうです。

 系統解析から、これらのサンショウウオが原始的なことが確証され、すべての原
 始的サンショウウオの完系統(クレード)はアジアに分布域をもつことが明らかとな
 りました。これは、現生のサンショウウオ類の起源がアジアにあり、早期に広範な
 放散をしたことを示すそうです。一方、その体制は早期の多様化以来1億5000万年
 以上にわたってほとんど変化がないのだそうです。
 ヤフーニュース MSNBCニュース シカゴ大病院ニュース
 ナショナルジオグラフィックニュース デイリーインサイト BBCニュース

水から陸へ、ミッシングリンクの化石?5.2.00
  最も発達した魚は3億8千万年前、そしてこれまで知られている最古の上陸
 した四足動物は3億6千万年前なのだそうです。しかし、その間をつなぐミッシ
 ングリンクは発見されていませんでした。ところが、既に40年前にその化石が
 発見されていたそうです。
 
  エストニアの古生物学者、Elga Mark-Kurikは今年齢71歳になるそうですが、
 彼女がまだ学生だった1953年に発見した顎の化石、同様な化石は1964年に
 ラトビアでも発見されているそうですが、それがミッシングリンクのようなのです。
  このことは、prestigious British journal Paleontologyの8月号に掲載されるそ
 うです。

 では、なぜ40年以上もわからなかったのか?それは、東西冷戦時代のソビエト
 の鉄のカーテンのせいで、西側で発見された化石との比較研究ができなかった
 ためです。また、その頃の論文はロシア語で発表しなければならず、西側の研
 究者の眼にとまりにくかったようです。さらに、バルト3国が独立した後も経済的
 理由で西側との交流ができなかった、90年代半ば以降、NATOのスコットランド
 とバルト諸国の岩石を比較するという事業のおかげで交流できたそうです。
 
 化石はLivonia multidentataと命名されました。これは、その発見された場所と
 特異な5列の、あるいはかみそりのような歯にちなんだそうです。
 ヤフーニュース
 ディスカバリーオンライン

水から陸へ、かぎを握る化石発見4.4.00
  英自然史博物館のパー・アールバーグ率いる調査で、ラトビアとエストニア
 から3億7千万年前の顎部分の化石が発見されたそうです。これまで水から上
 陸した最初は3億6千5百万年前と考えられているそうですが、その祖先とされ
 る、最も進化した魚類と、最も原始的な両生類との間には、なおギャップがある
 そうです。
 新しく発見された化石は、このギャップを埋めるかもしれません。
 この化石の報告は、palaeontology誌に8月に掲載されるそうです。
  BBCニュース
  ディスカバリーオンラインカナダ
  英自然史博物館Dr.Per E.Ahlberg
  プロジェクト orgin & evolution of tetrapods
  参考:ケンブリッジ大Jenny Clack

中国で最も原始的なカエル化石発見3.16.99
 中国遼寧省北票(ベイピャオ)で約1億2千万年前のカエルの化石が
 発見されました。古脊椎動物、古人類学研究所(IVPP)のWang Yuanと
  Gao Keqinは彼らの発見を Chinese Science Bulletinに発表しています。
 このカエルはcallobatrachus sanyanensisと呼ばれています。これまでに
 原始的なカエル化石は'50年代にスペインでeodiscoglossusというものが
 これまで最古と認められています。また南北アメリカでもほかの化石が発見
 されています。eodiscoglossusと比較すると、callobatrachus sanyanensisは
 より原始的な特徴を有しているとWangは述べています。
 また、この発見は両生類の起源がアジアにあるという見解に物的証拠を与え
 るとしています。
 遼寧省北票では、中華竜鳥、孔子鳥を始めさまざまな化石が発見されています。
 最古の化石は恐竜とともに陸地で生息していた。この発見はここでカエルの起源
 を研究することをさらに押し進めるだろうとWangは述べています。
 CNNカスタムニュース